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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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スレマン県ムンディロ地区の排水処理設備の検収

日本NGO連携無償資金協力として実施中のコミュニティ排水処理事業では、ここ最近、回転円板装置の設置が完了したコミュニティへの検収に出かけ始めています。

10月16日にはPUSTEKLIM(排水処理適正技術センター)近くにある、スレマン県ムンディロ地区に設置された回転円板の検収に同行しました。この地区も、既設の嫌気性処理槽からなる排水処理設備に回転円板装置を追加したケースの一つです。

この排水処理設備は、インドネシアでも珍しく嫌気性処理槽の上に本棚を置いて図書スペースとしていたり、その隣にはカフェがあったりして、周辺の住民が集まれる場所となっていました。それだけに、嫌気性処理槽と人工湿地を組み合わせた現状の排水処理設備では、悪臭がするのが気になり、改善を求めて回転円板の追加を決めたようです。

ムンディロ地区、嫌気性処理槽の上にある図書館 ムンディロ地区、嫌気性処理槽の隣にあるカフェ

検収と同時に、回転円板のメンテナンスに必要なグリスおよびグリスガンを譲渡して、使い方を説明します。

ムンディロ地区、住民に排水処理設備運転・保守マニュアルを渡す ムンディロ地区、トレーニング

ムンディロ地区に設置された回転円板と住民 ムンディロ地区、排水

(左)設置された回転円板の横に立つ、住民グループ代表のプラプト氏、(右)回転円板を追加したおかげで、処理水は透明、臭いも気にならないほどになっています。

(APEX彦坂)

ジョグジャカルタで開催したプログラム研修

8月28日、29日にジョグジャカルタ市で排水処理適正技術プログラム研修を開催しました。参加者はジョグジャカルタ特別州、中部ジャワ州、東ジャワ州、西ジャワ州、中には南スマトラ州パレンバンから参加された方で、総勢36名でした。

いつものようにPUSTEKLIM(排水処理適正技術センター)スタッフが講師となり、安価で運転管理の容易な排水処理方法(嫌気性処理と好気性処理の組み合わせ)について、前処理・嫌気性処理槽・好気性処理(回転円板)・後処理に関する技術、およびそれらの設計方法について講義を行いました。参加者からの質問も多くあり、参加者にとっても有意義なものとなったようです。

プログラム研修会場の様子プログラム研修参加者

今回の研修では、昨年コミュニティ排水処理設備を設置したジョンカン地区への現地視察のほかに、ジョンカン地区の住民グループの方に研修会場までお越しいただき、設備の運営管理方法や設置にあたっての経験談などをお話しいただきました。以前は嫌気性処理のみを行っていて、処理水の悪臭に困っていたが、本事業で回転円板装置を追加したことで悪臭も無くなったとおっしゃってくださったことが大変うれしかったです。

現地視察ジョンカン地区住民グループ副代表のヘル氏

以下の写真は研修会場全体のようすです。

プログラム研修会場の様子パノラマ

(APEX彦坂)

各地で進む排水処理設備の建設工事

2017年2月に開始された日本NGO連携無償資金協力事業(コミュニティ排水処理事業)は、折り返し地点である第2年次の半ばを迎えています。8月末の締切に向けて中間報告書や、最終年次である第3年次の申請書を書いたり、こちらも忙しい時期となっていますが、技術担当の現地スタッフもすでに建設が開始されている複数の現場を度々訪問しています。設備の建設が推奨設計通りに進んでいるか確認するためです。

中部ジャワ州スマラン県では、本事業で推奨する排水処理システムが2件導入されることになっていますが、以下の写真はその設置予定地の1つ、グヌック地区の建設工事の写真です。

スマラン県グヌック地区建設工事

昨年、2件の排水処理設備が建設されたウォノソボ県でも、カリベベル地区というところから既設改造(嫌気性処理槽のみの排水処理設備への回転円板装置の追加改造)の要望が出されました。同地区は第2年次の中では最も早く工事が進んでおり、右下の写真のように回転円板の槽がほぼ出来上がっている状態となっています。

ウォノソボ県カリベベル地区2ウォノソボ県カリベベル地区1

事業の拠点である排水処理適正技術センター(通称:PUSTEKLIM)のあるスレマン県でも、ムンディロ地区というところでの既設改造が1件、イスラム学校にある寄宿舎で新規設置が1件決まっています。
スレマン県ムンディロ地区

第2年次の排水処理設備(うち、回転円板装置部)の設置目標は(予算上)15基以上ですが、これまでに決まっている設置件数は12~13基(ただし、うち7基は後述する約半額のみの部分支援)となっています。目標達成のためにはあと数件の設置が決まる必要がありますが、全体として第1年次に比べて第2年次はより早いペースで進んでいるため、15基設置という目標をやや上回る可能性が高いです。

なお、第1年次は回転円板装置設置に関わる費用を全て本事業の予算で出していましたが、第2年次では回転円板装置設置費用の約半額のみを事業予算で賄い、残り半額を地方政府の予算で賄うコミュニティも出てきました。嫌気性処理のみでは良好な排水水質は得られないことが知られてきた結果だと思われますが、外部の資金に極力頼らず、独自の予算で回転円板装置を設置しようとする動きが見られてきたことは大きな進歩だと思います。

(APEX彦坂)

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