ココナッツ・オイル生産エリアの改造
現在、ジャトロファ/センターではココナッツ・オイル生産時の衛生管理を徹底するため、ココナッツ・オイルの搾油・ろ過を行う生産エリアを改造しています。搾油機やフィルタープレスのある区画を壁で囲い、天井を作るという作業です。


床はまだむき出しのコンクリートですが、今後、セラミック製のタイルを敷く予定です。
PUSPHAで生産したココナッツ・オイルはまだ少しずつですが、販売数を伸ばしています。用途は当初、調理油を想定していましたが、様々な用途に使われているようです。
インドネシアではよくオイルを利用してマッサージを行う文化が根づいており、このココナッツ・オイルも薬効のある植物と一緒に煮込んで、伝統的な薬(マッサージオイル)を作るのに利用されています。また、天然のコンディショナーとして髪の毛に利用している人もいます。自分も時々使うのですが、意外と虫に刺された際のかゆみ止めにもなります。
インドネシアで販売されている調理用ココナッツ・オイルは、大体の場合、コプラの生産地とココナッツ・オイルの生産工場が離れているので、運搬中、コプラにカビが生えやすく、搾油後に精製(脱酸・脱色・脱臭)工程が必要となります。その精製過程では、通常、化学薬品が使用されます。
一方、PUSPHAではコプラを生産してその場で搾油を行うので、カビの発生が少なく、精製過程が必要ありません。少し加熱して水分を飛ばしている程度で、化学薬品などの添加物が一切なく、コプラのみで生産しているというのがPUSPHAのココナッツ・オイルの特徴でもあるのです。


(APEX彦坂)


床はまだむき出しのコンクリートですが、今後、セラミック製のタイルを敷く予定です。
PUSPHAで生産したココナッツ・オイルはまだ少しずつですが、販売数を伸ばしています。用途は当初、調理油を想定していましたが、様々な用途に使われているようです。
インドネシアではよくオイルを利用してマッサージを行う文化が根づいており、このココナッツ・オイルも薬効のある植物と一緒に煮込んで、伝統的な薬(マッサージオイル)を作るのに利用されています。また、天然のコンディショナーとして髪の毛に利用している人もいます。自分も時々使うのですが、意外と虫に刺された際のかゆみ止めにもなります。
インドネシアで販売されている調理用ココナッツ・オイルは、大体の場合、コプラの生産地とココナッツ・オイルの生産工場が離れているので、運搬中、コプラにカビが生えやすく、搾油後に精製(脱酸・脱色・脱臭)工程が必要となります。その精製過程では、通常、化学薬品が使用されます。
一方、PUSPHAではコプラを生産してその場で搾油を行うので、カビの発生が少なく、精製過程が必要ありません。少し加熱して水分を飛ばしている程度で、化学薬品などの添加物が一切なく、コプラのみで生産しているというのがPUSPHAのココナッツ・オイルの特徴でもあるのです。


(APEX彦坂)
ココナッツの搾りかすを発酵して飼料に
ココナッツの搾りかすの色が変化
ココナッツ・オイルを生産しているジャトロファ・センターは、協力先団体であるディアン・デサ財団の農園内にあるのですが、その農園内にはソーラードライヤーと呼ばれる温室状の小屋があり、コプラ(ココナッツの果肉を乾燥させたもの)の生産はそこを利用して行われています。以下の写真がそのソーラードライヤーです。


夜間などは、小屋の外にある釜で木屑などを燃やして小屋内の温度を高く保てます。
しばらく、このソーラードライヤーを借りてコプラの生産を行っていたのですが、少し手狭になってきたため、現在、新しく温室を製作しています。

青とオレンジ色の支柱は、ジャトロファの種子倉庫にあった棚の転用です。
さて、ソーラードライヤーなどの利用で良質なコプラを生産できるようになったためか、コプラの搾油後に得られる搾りかすの色が以前の茶色(左下の写真)から白色(右下の写真)に変化してきました。


この搾りかすは、家畜(特に豚)の餌として販売しています。市場などでよく売られている搾りかすは水分が多いので、すぐに臭くなってしまうのですが、この搾油機から排出される搾りかすはとても乾燥しているので、長期間保管できるそうです。豚だけでなく人間が食べても問題なく、実際に食べるとほのかに甘い味がしてお菓子みたいな食感です。
搾油後のココナッツ・オイルは、現在3種類の容器(340ml, 600ml, 1500ml)に入れて販売しています。調理用油として販売していますが、マッサージ・オイルなどとしても利用されています。ココナッツ・オイルは肌の保湿にも効果があるそうです。

(APEX彦坂)


夜間などは、小屋の外にある釜で木屑などを燃やして小屋内の温度を高く保てます。
しばらく、このソーラードライヤーを借りてコプラの生産を行っていたのですが、少し手狭になってきたため、現在、新しく温室を製作しています。

青とオレンジ色の支柱は、ジャトロファの種子倉庫にあった棚の転用です。
さて、ソーラードライヤーなどの利用で良質なコプラを生産できるようになったためか、コプラの搾油後に得られる搾りかすの色が以前の茶色(左下の写真)から白色(右下の写真)に変化してきました。


この搾りかすは、家畜(特に豚)の餌として販売しています。市場などでよく売られている搾りかすは水分が多いので、すぐに臭くなってしまうのですが、この搾油機から排出される搾りかすはとても乾燥しているので、長期間保管できるそうです。豚だけでなく人間が食べても問題なく、実際に食べるとほのかに甘い味がしてお菓子みたいな食感です。
搾油後のココナッツ・オイルは、現在3種類の容器(340ml, 600ml, 1500ml)に入れて販売しています。調理用油として販売していますが、マッサージ・オイルなどとしても利用されています。ココナッツ・オイルは肌の保湿にも効果があるそうです。

(APEX彦坂)