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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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世界を止める――2017「開発とNGO」研究会第2回

20170709kenkyukai02_small.jpg7月9日に、2017年度「開発とNGO研究会の第2回を、真木悠介著『気流の鳴る音―交響するコミューン』をテキストに開催しました。

今回のテキストは、もともとは1970年代に書かれた文章ですが、2003年に文庫化、次いで2012年には『真木悠介著作集I』として復刻しており、今でも手に取りやすい本です。

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第4回研究会のご報告と次回のご案内

 本格的にムシ暑い季節になりました、いかがお過ごしですか?インターンの金子です。
7月4日に開かれた第4回研究会のご報告をいたします。

 今回、テキストとして竹田青嗣著 『人間の未来-ヘーゲル哲学と現代資本主義-』を読み合わせました。
本書は、ヘーゲル論を中心とした近代社会における哲学論の解釈により、近代国家や国家の構造を把握するとともに、現代社会の矛盾を克服して持続可能な社会を築くための原理について論じています。
本書の中で、竹田さんは、欲望の普遍的な闘争を制するためには法国家・資本主義そのものを棄却して新しいものを選択できないという見地から、対立を調整していく国家を形成する方向性で論じていますが、一方で、第2回目の研究会で取り上げた見田さんの見解では、現在の資本主義システムは、「共同体」が自由を保証し合いながら、自然や他者からの収奪を必要としない“自由な社会”をつくりだすという必要性が論じられています。ディスカッションの中では、「見田さんの描くもののほうが相乗的で長いスパンを考えれば理想的ではあるが、地球温暖化や南北問題など早急な解決を要する問題を考えると、竹田さんの論にも説得力を感じる」、という意見が出て、両者の見解について幅広い意見交換がなされました。
 
 また、「人間的『自由の本質』」という章では、近代人の生の目標や対象(ほんとう)について解説されているのですが、(ほんとう)の中で、近代社会における自由な人間関係を築く理念として紹介されている仕事の概念「ほんとうの仕事」について、どのような範囲までそう呼ぶのか、様々な例を挙げつつ考えました。



研究会7・4

            第4回研究会の様子


 さて、次回8月1日(日)の研究会のご案内です。
第5回目は、テキストに広井良典著『グローバル定常化社会-地球社会の理論のために-』、副読本として、広井良典著『持続可能な福祉社会』を使用します。

 ご関心がございましたら、ふるってご参加ください。



第2回研究会『現代社会の理論』 ご報告

 こんにちは、インターン生の金子です。5月も中旬となり、暑いですね。公園を散歩していてもギラギラの日差しで汗ダラダラです。そろそろ紫外線対策にも気をつけたいですね。
 さて、遅くなりましたが、第2回研究会のご報告と次回のお知らせをさせて頂きます。

 5月9日に、見田宗介著「現代社会の理論」をテキストとした研究会が行われました。初めに、共通理解のため各章の内容と要点が読み合わされ、その後全体を通してのコメントが発表されました。
「必要性から離陸した」需要の可能性の追求によって、環境問題など外部問題をもたらさず、人々の自由で豊かな社会が構想できるのではないかという大きな方向性について議論がなされました。私は私用があり途中で帰ってしまったのですが、皆さん終了時間を越えて活発な議論をされたようです。



さて、次回第3回研究会のお知らせです。

2010年6月6日(日)  午後2時~5時
テキスト:西岡秀三編 『日本低炭素社会のシナリオ-二酸化炭素70%削減の道筋-』
日刊工業新聞社 2008年
副読本:橋爪大三郎『「炭素会計」入門』、洋泉社新書 2008年

【本書内容紹介】
脱温暖化―世界が「低炭素社会」へ変わろうとしている中、日本は2050年までに二酸化炭素を大幅に削減することができるのだろうか。本書は、環境省 地球環境研究総合推進費戦略的研究プロジェクト「脱温暖化2050プロジェクト」の研究成果をベースに、2050年の日本において、主要な温室効果ガスである二酸化炭素を1990年に比べて70%削減した「低炭素社会」を実現するシナリオを、具体的な対策を含めてわかりやすく解説。バックキャスティングの手法で、「低炭素社会」へのシナリオを明らかする。


 私も、低炭素社会の展望やそれに向けた具体策について多くの方のご意見を聞き、日本が挑む低炭素社会のシナリオを考察したいと考えています。

ご関心がございましたら、ぜひふるってご参加ください。ご参加お待ちしております。

お申し込みは下記URLからどうぞ
https://secure01.red.shared-server.net/www.apex-ngo.org/kokunai/kenkyukaiform.html

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