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特定非営利活動法人APEX
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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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最近のオフィス

こんにちは!
今日は最近のジョクジャカルタオフィスの様子をお届けしたいと思います。

写真の左手に見える二階建てのオフィスが、PUSTEKLIMの建物で一階にはラボと図書館、二階にはオフィスと会議室があります。
右手に見えるのが現地パートナーのNGO、Yayasan Dian Desaの建物です。
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Yayasan Dian Desaの建物は増築増築で作られて行ったのか、中は迷路のよう。
私はいまだに迷います(汗)
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Yayasan Dian Desaのスタッフさんは色々な他のプロジェクトなどをやっていて、過去には七輪のプロジェクトをやっていたそうです。極力少ない燃料で調理することができるよう、一般的な七輪を改良するものです。
NGO関係の本を読んでいたら名前が出てきたので、結構有名なのだと思います。
昔の試作品?もたくさん転がっていて、見ているだけで面白い。。
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Yayasan Dian Desaはフローレス島にも支部がありますが、この絞り染めは絞りの作業はフローレス島で、染めだけジョグジャカルタで行っているそうです。
あまり産業がない貧しい地域に技術を教えて、仕事を生み出すプロジェクトです。
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お、これらはAPEXが進めるコミュニティ排水処理の回転円盤のパーツです!
部品が各地に送られるのを今か今かと待っている状態です。木の箱に入っているのはモーターですね。
現地でこれらを設置する水槽の建設が終わったと連絡が来れば、部品と技術者が向かい設置を行います。
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Yayasan Dian Desaにあるベンケルで作られています。ベンケルは日本語で言うと、工場(こうば)でしょうか。
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スマトラ島のバニュアシンでは設置の作業もひと段落したそうで、先日田中理事が現地に向かいました。
プロジェクトの様子は良好とのことでした。
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天気の良い日はオフィスの屋上からムラピ山もきれいに見えますよ。
みなさんジョグジャカルタに来られた際は、是非遊びに来てください。

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湧き水と洗剤での汚染

こんにちは、インドネシア・ジョクジャカルタから中村です。



インドネシアはすっかり雨季が明け、乾季に突入しました。
そして、5月6日からラマダン(断食月)に入り、街もオフィスも少しスローダウンしていま
す。

ラマダン中は、新月から新月までの約一ヶ月間、日の出から日の入りまでの間、食べ物、飲み物、タバコなどのものをとりません。また、喧嘩や暴言などもしないようにということになっています。自分をきれいにするような目的があるそうです。
インドネシアのような熱帯の国では、一年の区切りというものをなかなか感じられませんが、ラマダンはその役割も果たしているような気がします。
ラマダンが終わったあとのレバランにはお墓まいりに地元に帰ったり、新しい服を着たり。お正月とお盆とが一緒になった感じですね。


ジョクジャカルタではだいたい5時半頃に日の出と日の入りがあるので、朝は結構早くに起きて、ご飯を用意し食べなければいけません。
私が何度か断食に挑戦したときは、この朝早く起きてしかも食べるというのが難しいなと思いました。ですが、もともとインドネシア人は暑さを避けて、朝に行動する人が多いので、日本人が思うよりかは大変ではなさそうです。
でも、やっぱり昼間は力が出ないようで、うちのオフィスもすこしパワーダウンの雰囲気です。


さて、先日面白いところに行ってきました。
サラティガというジョクジャカルタから2つ山を超えたところにある街です。
少し標高の高い山手にあり、とてもきれいな街で、オランダ統治下の際はオランダ人にとても愛された街だったそうです。
salatiga 山



そして、友人にインスピレーションが湧いてくるような場所だから行って来たら?と言われたのが、Mata Air Senjoyoでした。
湧き水が出ているところで、大きな池がいくつか作られています。池は、ちょうど足がつくくらいの水の高さで、底まで見えるくらい透き通っています。
最近は魚を養殖するようになったらしく、たくさんの魚がいました。思い思いに泳いでいる人や、洗濯をする人も。
mata air senjoyo



また、一番の源流には8メートル四方ほどのプールがあり、そこでは祈りを捧げている家族らがいました。二人の義足をつけたおじさんもやってきて沐浴をしていたので、おそらく病気に良いと言われているのでしょう。
バリ島の寺院などのほうが、そういった沐浴は有名ですが、ジャワ島でもそういった文化があることは面白いですね。
お祈りをする人々

ですが、この祈っていたグループも、その後シャンプーや歯磨きをその場でやっていて、先に書いた洗濯もそうですが、魚や泳いでいる人がいる池に洗剤や歯磨き粉を流すというのは、ちょっとちょっと!・・・と思いました。
歯磨き粉や洗顔にはマイクロプラスチックが含まれていることもあるそうなので、魚が食べてしまうのはよくありません。

こんなにもきれいな水がたくさん得られるインドネシア。豊富だからこそ、人々は無頓着なのかもしれません。ですが、そうやって気にしていないと、化学物質などでどんどんと汚れてしまう水。
最近はようやく海のプラスチックゴミ問題にはかなり人々は関心を示していますが、その次は是非水質のことも考えて欲しいと強く思いました。

ムンティグヌンのディアン・デサ財団の事業視察

フローレス島駐在の彦坂です。今回は、フローレス島で実施中のプロジェクトの報告ではありませんが、協力団体のディアン・デサ財団がバリ島で行う事業サイトを見学する機会があったので、ご紹介したいと思います。

バリ島とは行っても華やかな観光地ではなく、デンパサールのングラライ空港から車で3時間ほど、バリ島北部にある西ティアニャール村ムンティグヌン地区です。

乾燥した気候で、水源のない同地区は以前は物乞いの多い地区として有名でしたが、ディアン・デサ財団は2006年から、そこでカシューナッツの加工やロセラ(ハイビスカス)・ティーやパームシュガーの生産などを行い、特に女性を中心に雇用機会を提供しています。(http://www.muntigunung.com/

まずはカシューナッツやパームシュガーの倉庫を訪問しました。

倉庫

ここは1kmほど離れたところにある加工センターに運ぶ前に、カシューナッツの乾燥などを行う場所です。ロセラの花の乾燥も行っていました。黒いシートは、ディアン・デサ財団が通常、水を貯めこむプールなどを作るために使用するシートです。丈夫で黒いので、乾燥に使用するのに丁度良いです。下の右の写真がロセラ(ハイビスカス)です。

ロセラの乾燥ロセラ

太陽光(熱)で乾燥させる、温室みたいなソーラードライヤーというものも使用しています。

ソーラードライヤー

加工センターでは30~40名ほどの女性がカシューナッツの殻剥き・薄皮剥きを行っていました。

カシューナッツの殻剥きカシューナッツの薄皮剥き

カシューナッツの殻はかなり硬いので、専用のカッターを使用して割ります。殻剥き機を使う所もあるのですが、ここでは周辺住民に雇用の場を提供するために、おもにマニュアルで作業を行っているとのこと。

カシューナッツの加工場

以下の写真は、ここで作られた製品です。パームシュガーはオウギヤシ(インドネシア語ではロンタール)の樹液から作られますが、そのオウギヤシの葉から作ったカゴなども製品の容器として利用しています。

ムンティグヌンの製品

ここで作った製品をごちそうになりました。左奥がロセラ・ティー、右奥の小皿に乗っているのがいろいろな味付けがされたカシューナッツ、左手前が白砂糖とパームシュガー(茶色い方)、右手前がカシューナッツとロセラのお菓子、ドライマンゴーです。
DSCN2715.jpg

(APEX彦坂)

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