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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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第8回「開発とNGO」研究会

 貧困、環境問題など、現代社会はさまざまな困難に直面し、また冷戦終結以前とは異なる新しい形の紛争も多々生じています。そのような問題が世界のどのような構造にもとづいて生じているかを考えることは、NGOとしての活動を考えていく基礎にもなるはずです。

 この研究会は、現代の世界や、そこにおける問題の構造をするどく洞察し、また代替案を提起しているようなテキストを一緒に読んでいくことを通じて、NGOとして活動していく際の基盤となるような世界観を形成していこうとするものです。

 次回の開発とNGO研究会は、6月29日(木)午後6時半からAPEX事務所で行います。テキストは暉峻淑子(てるおかいつこ)著「豊かさの条件」(岩波新書、2003年)です。
 世界でも1,2を争うほどの経済力をもった日本は果たして本当に豊かな国といえるのかを問い直し、著者のユーゴスラビア難民支援のNGO活動での経験を踏まえて、豊かに生きるためにはどうすればよいかを提案する、とてもよい本です。
 
 どなたでも自由に無料で参加できるので、みなさま是非ご参加ください。事前に申し込みなどは必要ありませんが、電話やメールなどでご連絡いただければ幸いです。

 また、APEXの開催する次回の公開セミナーでは暉峻淑子先生による講演会を予定しております。会場や内容などは未定ですが、日程は7月15日の予定です。こちらのセミナーもよろしくお願いします。

(APEX彦坂)

ジャワ島地震救援活動(6/9)

(6月9日)
 6月8日(木)に日本を発ち、6月9日(金)の夕方に再びジョクジャカルタに入りました。
 PUSTEKLIM(排水処理適正技術センター)の事務所へ入ると、事務所がケア・インターナショナルの人たちでいっぱいでした。水の浄化剤の供給活動などをされているそうで、ちょうど事務所が空いているのでお貸しすることにしました。
 ジョクジャカルタへ移動する前に、ジャカルタから、今回の募金の第2回分の送金として3,086,975円を送金しました。今回の送金の大部分は、JVC(日本国際ボランティアセンター)が募金されたものです。第一回分の78万円と合わせると約387万円、ルピアにして約3億ルピアとなります。ちょうど、ディアン・デサ財団がこれまでの緊急支援物資の調達に費やしたのが3億ルピア程度だそうですので、そのすべてをまかなった勘定になります。食糧換算では90,000食程度です。
バントゥル県プレレット郡プレレット村にて。被災した住宅と村の子ども達
バントゥル県プレレット郡プレレット村にて。

 6月10日(土)に、早速バントゥル県の被災地でのディアン・デサ財団の救援活動に同行しました。ディアン・デサでは、食糧やテントなどの緊急支援物資の配布は6月6日までで終え、6月7日からは復興対策中心の救援に切り替えています。緊急支援物資については、国際援助団体やインドネシア政府の援助がある程度進んできたという判断だそうです。ただ安全な水の供給は続けていて、この日同行したのは、被害がもっとも大きかった地域のひとつであるバントゥル県プレレット郡の村に貯水用のプラスチックバッグを設置する作業でした。

 カナダの援助団体から浄水装置(前回メンブレンフィルター方式と書きましたが、詳しくは、マイクロフィルターと活性炭処理と紫外線滅菌を組み合わせたもの)の支給を受け、それを用いて今週初めから一日20~25トン程度の水を浄化して配給する活動を始めています。浄化した水は5トン単位で大きなプラスチックバッグに入れて運び、受け入れ先の村に同じく5トンのプラスチックバッグを設置して、二日毎に補充するという要領だそうです。10~20リットルのポリ容器に入れて配給する場合もあります。
貯水用プラスチックバッグと給水配管の設置作業設置されたプラスチックバッグとディアン・デサのスタッフ(左図)貯水用プラスチックバッグと給水配管の設置作業
(右図)設置されたプラスチックバッグとディアン・デサのスタッフ



 訪ねた村では、モスクが食糧などの支援物資の集配所になっていましたが、そのモスクの軒先にバッグを広げ、その脇に6つの取り出し口のついた給水配管を設置。そしてバッグをトラックで運んできた浄水で満たすという作業で、約1時間半で終わりました。すべて重力で済み、電気がいらないシステムです。早速村の子ども達が集まってきて水を飲んでいました。
子ども達が、設置されたバッグの水を早速飲んでいた
子ども達が、設置されたバッグの水を早速飲んでいた


 ディアン・デサでは、今週から復興支援としてMCK(トイレと水浴び場と洗濯場のコンプレックス)を設置する活動にも取り組んでいて、バントゥル県やプランバナン(スレマン県)で計120ユニットを設置中です。ひとつのユニットは、トイレ5室、水浴び場4室、洗濯場1室からなっており、50-70家族程度の集落に1ユニット設置することで進めているそうです。工事中のMCKも見せてもらいました。
MCK(トイレ+水浴び場+洗濯場)の建設工事。バントゥル県セウォン郡の村にて。
MCK(トイレ+水浴び場+洗濯場)の建設工事。バントゥル県セウォン郡の村にて。

 今後の活動としては、地震で建物の破片が入ったり、水が濁ったりしている井戸の修復や、住宅復興支援などを検討中とのことでした。
(田中直)

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