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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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第156回APEXセミナー「途上国に役立つCDM事業とは」

第156回 APEXセミナー 2007年12月1日(土)
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「途上国に役立つCDM事業とは」
 講師:吉高まり氏 (三菱UFJ証券株式会社)
 関連URL:http://www.apex-ngo.org/kokunai/semitokyo.html
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 削減義務のない途上国での温室効果ガスの削減分を排出権として先進国が購入し、自国の排出権とする「クリーン開発メカニズム(CDM)」は、経済的メカニズムの活用により、効果的に温暖化防止を進める方法として注目されています。しかし、条件の異なる途上国に先進国の技術をそのまま移転することはむずかしい場合が多く、また先進国と途上国の立場の違いもあって、実効のある取引を進めるのはなかなか容易ではないようです。
 吉高まりさんは「フェアであれ」という流儀のもとに、この困難なビジネスにあえて挑み未知の課題に立ち向かっていく中で、世界的にも注目されるお仕事をされています。今回のセミナーでは吉高さんをお招きし、そのご経験と今後の展望を伺う中で、温暖化を防ぎつつ先進国にも途上国にも役に立つCDM事業のあり方を考えます。 

講師プロフィール:吉高まり(よしたかまり)
明治大学法学部卒業後、IBM系コンピュータ会社に入社。その後、米国投資銀行、国連環境計画日本協会を経て、米国ミシガン大学自然資源環境大学院環境政策科を卒業。国際金融公社で途上国における環境事業の社会的インパクト調査を実施。その後、証券会社に勤める傍ら、エコファンド立ち上げのための環境企業リサーチ及びスクリーニングなどを実施。2000年8月に東京三菱証券株式会社(現在、三菱UFJ証券株式会社)にクリーン・エネルギー・ファイナンス委員会立ち上げのため主任研究員として入社。現在、同委員会CDM/JI主任研究員。

【日 時】 2007年12月1日(土)14:30-16:30(14:15 受付開始)
【場 所】全国地球温暖化防止活動推進センター 会議室
     〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9 ダヴィンチ神谷町  (財)日本環境協会内
http://www.jccca.org/content/view/939/601/
     (東京メトロ・日比谷線・神谷町(1番出口) 徒歩3分)
【参加費】 一般 800円 APEX会員 300円 (定員60名)
【主 催】 特定非営利活動法人APEX
【お申し込み】以下のURLから申し込み、もしくは電話・メールなどにてお名前とご連絡先(メールアドレスまたは電話番号)をお知らせください。
   http://www.apex-ngo.org/kokunai/semitokyo.html
【お問い合せ先】
 APEX事務所 TEL:03-3875-9286 担当:彦坂
       FAX:03-3875-9306
 〒110-0003 東京都台東区根岸1-5-12井上ビル
 E-mail:tokyo-office@apex-ngo.org
 URL:http://www.apex-ngo.org/

「開発とNGO」研究会のお知らせ:『昭和史』

次回の「開発とNGO」研究会では、半藤一利氏の『昭和史 1926-1945』を2回ぐらいに分けて読み進めたいと思います。

<日時> 2007年11月27日(火)午後6時半より2時間ぐらい
<会場> APEX東京事務所
<テキスト> 半藤一利著『昭和史 1926-1945』(平凡社、2004年)

 1945年の敗戦にいたるまでの昭和史は、満州事変に端を発し、日本が際限もなくアジアを侵略していった歴史ともいえます。アジアとの交流・協力を進める上でも、この時代の歴史に関する理解は欠かせませんが、この時期は、私たちの歴史認識の上でとかく空白になりやすい時期でもあります。半藤一利氏の昭和史は、この時代に、国内外のどのような要因や構造によって、日本が泥沼のような戦争に陥っていったのかを、わかりやすく解き明かしています。

 この研究会はどなたでも自由に無料で参加できます。また事前に申し込みなどは必要ありませんが、電話やメールなどでご連絡いただければ幸いです。

詳細はhttp://www.apex-ngo.org/kokunai/kenkyukai.html

APEX創立20周年記念セミナー2日目

10月28日(日)、2日目。
まずはAPEXの研修生派遣事業によって、大学時代にインドネシアのNGOでの研修体験をしてきた研修生OB・OGによる企画「APEXの研修生は今」です。
20周年研修生

研修中のエピソードも語っていただき、また研修に参加したことがその後の人生観を大きく変えたことが分かりました。

続いて、西岡秀三氏による講演「CO2半減社会へのロードマップ」。
20周年西岡氏

豊富なデータを元に、現在の危機的な状況を大変分かりやすく教えて頂きました。

その後、田中代表理事のバイオマスガス化技術に関する講演、堀尾正靱氏(下の写真)による「「適正技術」の新たな役割」という講演が行われました。
20周年堀尾先生

哲学的で、スケールの大きな適正技術の考え方に感銘しました。

続いて、原田秀樹氏の講演でした。
20周年原田先生

実際にインドやマレーシアで行われている、適正技術の具体例は非常に参考になりました。
(APEX彦坂)

APEX創立20周年記念セミナー1日目

すっかり遅くなってしまいましたが、20周年記念セミナーの様子をご紹介します。

10月27日(土)、1日目は夜に台風が関東に近づいてくるという天気予報で、実際に雨もかなり降っている中、のべ71名の参加者の方が参加してくださいました。

まずは代表理事の田中からオープニングの言葉を。
20周年オープニング


続きまして、見田宗介氏の基調講演。
20周年見田先生


その後、田中代表理事、アントン・スジャルウォ氏、村井吉敬氏がそれぞれ講演をしてくださいました。残念ながら見田先生は途中で帰られましたが、最後にはAPEXの田中と村井氏、アントン氏(+通訳)の3者によるシンポジウムセッションがありました。
20周年シンポジウム


アントン氏の「適正技術はその土地の原材料を必ずしも使わなければならないというわけではなく、大事なのは資源の調達のコントロールだ」、「場合によっては、携帯電話も適正技術といえるのではないか」という言葉が心に残りました。

日本では電話線が全国に敷かれて、固定電話網が発達し、その後に携帯電話が普及して行きましたが、アジアやアフリカでは固定電話より先に携帯電話の普及が非常に速く進んでいます。固定電話は電話線というインフラにコストがかかるからです。

そのように、技術は先進国がたどったような道を追って普及していかなければならないものではないということが印象に残った一日でした。
(APEX彦坂)

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