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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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コミュニティ排水処理プロジェクトが無事終了しました。

宮前です。寒い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
私は先月末に帰国し、日本の冬を満喫しつつ、慣れない寒さに凍える日々をおくっております。
さて、2006年から続けてきたコミュニティ排水処理プロジェクトですが、この11月をもって無事に終了することができました。まだ報告書の作成などが残っていますが、最終的には現地の方に喜ばれるプロジェクトとなり、ひとまずほっとしています。先日はJICAの広尾センターにて内部向け報告会も行いました(一般のみなさんへの報告会は、来年1月末を予定しています。詳細が決定しだいHPにてお知らせいたします)。今回は、JICAでの報告会のようすを少しご紹介したいと思います。

 報告会では、住民の組織化や排水処理料金の徴収に関する質問が多く寄せられました。
JICAのプロジェクトに限ったことではないのですが、排水処理のプロジェクトは、住民からの料金徴収という点で問題を抱えることが多いもの。生活に直結する上水と違い、下水に対する人々の理解を促進することはとても難しいといわれています。ましてや日々食べていくのが精一杯という地区で行った今回のプロジェクト。住民の理解と協力を得るのは大変だったのでは?という感想を述べられたかたもいらっしゃいました。

 今回のAPEXの事業では、料金徴収や処理施設の保守管理を住民がボランティアで行っています。このシステムを作り上げるために少なからず困難もありましたが、クリチャック、スクナンの住民とも、かなり積極的に保守管理を行っています。料金徴収は現在のところ、クリチャック地区のみで行っていますが(スクナン地区は地方政府からの資金援助などもあり、来月あたりから自己負担を開始する予定です)、滞納・出し渋りなどの問題はこれまで起こっていません。

 これはクリチャックとスクナンの2地区が特殊なのでしょうか。
それとも、住民組織化を一生懸命支援した賜物なのでしょうか。
はたまた、ジャワ島に顕著に見られるといわれる、相互扶助精神のおかげなのでしょうか。
この問題については、さらなる研究(?)が必要となりそうです。

(APEX 宮前)

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