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特定非営利活動法人APEX
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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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ボーナスカンパご協力のお願い

事務局の三木です。

本格的な夏の到来にもかかわらず、すっきりとしない天気が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今年もボーナスカンパをお願いする時期がやってまいりました。

APEXでは、アジアの現地に適合的な技術の開発と普及を重視しながら、環境、貧困、水不足、食糧など多くの問題を抱える現状に対して、現場性のある具体的な代替案を創り出そうとしています。

 排水処理事業では、中小産業排水に加えて、コミュニティ排水を処理するモデルシステムをも形成し、普及を図ろうとしています。バイオマスエネルギー事業では、廃棄物系のバイオマスを用いて発電等に利用する技術開発が実証プラントの段階まで進み、その技術も活用しているジャトロファの複合的利用事業も開始しております。
 会として新しい事業を形成していくチャンス・ポテンシャルが広がっており、中長期的な展望は開けているのですが、短期的な財政状況はこれまでになく逼迫しております。

 昨今の厳しい経済状況の中でのお願いで誠に恐縮ではございますが、活動の継続・発展のためボーナスカンパへのご協力をよろしくお願い申し上げます。

ガス化発電プラントの運転
廃棄物ガス化発電プラントの運転(ジョクジャカルタ)

コミュニティ排水処理プラントの運転管理研修
コミュニティ排水処理プラントの運転管理研修(ジョクジャカルタ)


○ご寄付の種類
排水処理プロジェクト賛助金
バイオマスエネルギープロジェクト賛助金
ジャトロファプロジェクト賛助金
一般寄付

○ご寄付の方法
A.郵便振込
B.銀行振込
C.オンライン募金

※もしお気持ちに沿うようでしたら、こちらの案内をごらんください。


(APEX 三木)


クリムトゥとその周辺

APEXでは、今年の8月にインドネシアスタディーツアーを行います。

当方の事業対象地がある2地域(フローレス島、ジャワ島ジョクジャカルタ)を訪ね、活動の現場を実地で見ていただくものですが、それぞれにある観光地も訪れます。

先日、休日を利用してモニ(クリムトゥの近くの村)に行って来ましたので、フローレスの名勝クリムトゥ山と周辺の観光スポットについて、ツアー先取りで一部ご紹介します。
なお、スタディーツアーはまだお申込が可能ですので、ご関心がございましたら、東京事務所にご連絡下さい。
ツアー詳細はhttp://www.apex-ngo.org/kokunai/5studytour.html


まずはバスターミナルでモニ行きのバスに乗ろうとしていたのですが、普通の車がやってきて乗れと言います。7万ルピア(約700円)でちょっと高いかと思いましたが、次のバスまでの時間は1時間半もあったので、乗っていくことにしました。結局、出発したのはバスと同じ時刻でしたが、バスみたいに何箇所も止まらないし、座席もバスより快適だし、よかったかなと思います。

2時間半ほどでモニに到着しました。モニは小さな村ですが、のんびりした雰囲気で個人的には大変気に入りました。

ちょっとした滝もありました。
滝2

伝統舞踊も見ることができます。
伝統的踊り(バンブーダンス)
・・しかし終了後は、イカット(伝統的な絣織物)をすすめられます。


2日目の早朝にクリムトゥに出かけました。乳白色がかった緑色、濃い緑色、黒色の3色の湖がある山で、この辺の人々は、人が死ぬと年齢や行いによっていずれかの湖に魂が行き、ずっとそこで過ごすと信じています。乳白色がかった緑色、濃い緑色、黒色の3色の湖に、それぞれ青年、老人、悪人の魂が住むそうです。クリムトゥはこの地方の言葉で、噴火する(ムトゥ)山(クリ)を意味するそうです。
カルデラ湖

そのほか、近くの村には、500年前ぐらいからある伝統的家屋がありました。多少のお金を払えば、中に入って説明を聞けます。
伝統的家屋

また、天然温泉もあり、地元の人に混じって入ってきました。水着着用ですが、一応男湯と女湯に分かれています。

スタディーツアーのフローレスでの観光部分では、上記すべてを巡るわけではありませんが、このほかにも、マウメレの歴史や伝統工芸に触れるスポットを訪れる予定にしています。

(APEX 彦坂)

スモール・イズ・ビューティフル (第5回「開発とNGO」研究会)

こんにちは。インターンの佐久川です。

梅雨があけたはずですが、雨がよく続く今日この頃です。しかしながら、夏は着実に私たちに向かって歩みを進めているようで、昨日空を見上げると、太陽がかなり高い位置にありました。四月のころはあんなに高くなかったのになあ、と季節の移ろいをしみじみ感じます。

さて、8月2日(日)に開催する第5回「開発とNGO」研究会についてお知らせしたいと思います。

前回に引き続き、今回もE・F・シューマッハーの『スモール・イズ・ビューティフル -人間中心の経済学』(講談社学術文庫)をテキストとして使用します。前回は、主に現代社会の問題を構造的に論じました。今回は本書の後半にあたる第三部と第四部を扱います。そして論点はいよいよ、どのような解決策・代替案があるかに移ります。

「開発とNGO」研究会は今回を含めて、残り3回となりました。まだまだ参加受付を行っておりますので、ご関心のある方はぜひご参加ください。


「開発とNGO」研究会詳細 http://www.apex-ngo.org/kokunai/kenkyukai.html

(APEX佐久川)

【現地レポート】7月中旬の状況

先日、植栽地を訪問してきたので、写真をまじえてご紹介します。

ジャトロファの苗木の植栽を始めたのが12月の中旬、途中ブランクを挟みましたが、20万本(80ヘクタール)の植栽が完了したのが4月下旬だったので、植栽してから早いものでは8ヶ月、遅いものでも3ヶ月が経ったことになります。

植えた時期のばらつきだけでなく、その土地の肥沃度や水の量などによってやはり成長の度合いにはばらつきがあります。
ジャトロファの苗木1(7月中旬)

ジャトロファの苗木2(7月中旬)

中には、木の高さは80cm前後とまだ小さくても、実を付けたものもあります。

既に実のなっている苗木

また、苗木を植えた土地の中には著しく厳しい環境の土地もあり、植えた苗木のごく一部ですが、5%ほどは枯れてしまっています。

(APEX彦坂)

第163回APEXセミナー(7月18日)の再告知

こんにちは。インターンの佐久川です。

もう7月も中旬に差し掛かりました。暑いですね。
梅雨もあけ、やっと安心して洗濯物を干すことができます。

さて、7月18日(土)の第163回APEXセミナーについて再度お知らせします。
講師としてお招きする西岡秀三さんは、日本の地球温暖化対策の第一人者です。今回は低炭素社会の実現に向けた具体的なシナリオについてお話いただきます。地球温暖化を防ぐ術はあるのでしょうか。あるとすればそれは痛みを伴う解決策なのでしょうか。今回のセミナーでそれを一緒に考えてみましょう。

興味を持たれた方はぜひぜひご参加ください。

(APEX佐久川)




第163回 APEXセミナー 2009年7月18日(土)
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「低炭素社会の現実性」
 講師 西岡秀三氏(独立行政法人国立環境研究所 特別客員研究員)
 関連URL:http://www.apex-ngo.org/kokunai/semitokyo.html
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 政府は、2020年の日本の温室効果ガス排出削減中期目標を05年比15%(90
年比8%減)と決定しましたが、地球温暖化を防止する上で、はたして十分
な目標といえるでしょうか。国立環境研究所では、かねてより低炭素社会
の形成にかかわる研究プロジェクトを推進しており、2050年までに、90年
比70%削減が現実的に可能であることを、実証的データにもとづいて示さ
れています。
今回のAPEXセミナーでは、同研究所から、日本の温暖化防止の流れを先導
する役割を果たされてきた西岡秀三さんをお招きし、低炭素社会への道を
いかに具体的に切り開いていくか、お話を伺います。

(講師プロフィール)
西岡 秀三氏

独立行政法人国立環境研究所 特別客員研究員。東京大学大学院博士課程修
了、工学博士。旭化成工業を経て国立公害研究所(現・国立環境研究所)入
所、マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員、東京工業大学教授、慶應
義塾大学教授、国立環境研究所理事、同参与などを経て、2008年現職。
1988-2008年IPCC第2作業部会副部会長、章主執筆者、査読編集者など。
2004年から2008年にかけては、環境省地球環境研究総合推進費「2050年日
本低炭素社会シナリオ研究」プロジェクトリーダー、2009年からアジア低
炭素開発プロジェクトに従事。専門は環境システム学、環境政策学、地球
環境学。主に温暖化の科学・影響評価・対応政策研究。

著書に「地球環境を守る人々」(監修、学習研究社)、「いい環境をハイ
テクで作る」(PHP研究所)、「温室効果ガス削減対策-京都議定書の
目標達成のために-」(環境省地球環境局/エネルギーフォーラム)、
「地球温暖化と日本 自然・人への影響予測 第3次報告」(編著、古今
書院)、「Newton別冊 地球温暖化」(監修、ニュートンプレス)、「日本
低炭素社会のシナリオ 二酸化炭素70%削減の道筋」(編著、日刊工業
新聞社)、「地球環境がわかる」(技術評論社)などがある。


【日 時】 2009年7月18日(土)14:00-16:30(13:45 受付開始)
【場 所】 JICA地球ひろば セミナールーム302
      東京都渋谷区広尾4-2-24
      TEL:03-3400-7278/FAX:03-3400-7264
       http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
     (東京メトロ日比谷線広尾駅下車(A3出口)徒歩1分)
【参加費】 1,000円(APEX会員500円) (定員63名)
【主 催】 特定非営利活動法人APEX
【お申し込み】ウェブサイトから申し込み、またはメール・電話・FAXで
       お名前とご連絡先(メールアドレスまたは電話番号)をお知
       らせください。
   
【お申し込み/お問い合せ先】
 ウェブサイト http://www.apex-ngo.org/kokunai/semitokyo.html
 特定非営利活動法人APEX (担当:三木)
 TEL:03-3875-9286  FAX:03-3875-9306
 〒110-0003 東京都台東区根岸1-5-12井上ビル
 E-mail:tokyo-office@apex-ngo.org
 URL:http://www.apex-ngo.org/


第4回「開発とNGO」研究会(7/5)は、ただいま申込を受け付けています

こんにちは。インターンの佐久川です。

本格的梅雨シーズンに突入しましたね。曇天の空はいまいちパッとしません。
ジトッとした暑さが続く今日この頃。もうそろそろ扇子と団扇の季節ですね。

空はどんより暗いのですが、わたしのほうは仕事に少し明るい日がさしてきたように感じています。
インターンを始めてもうすぐ三ヶ月。始めの頃は耳慣れない言葉が多かったのが、最近テレビや新聞を見ていて「バイオマス」や「排水」というキーワードにやたらと反応してしまいます。先日も、宮崎のある中学校でジャトロファをつかった環境学習がおこなわれたというネットニュースを見つけ、反射的に保存してしまいました。




さて、来る7月5日(日)に「開発とNGO」研究会の第4回を開催します。

使用するテキストは、E・F・シューマッハーの『スモール・イズ・ビューティフル -人間中心の経済学』(講談社学術文庫)です。お気づきの方も多いと思いますが、『スモール・イズ・ビューティフル』は第4回と第5回で使用しますので、今回は前半の第2部までを取りあげます。分量にして約200ページほどですので、その気になれば一日で読めます(笑)。

産業社会の問題を解決するのは大量生産方式ではなく大衆による生産体制であるとして、シューマッハーは本書で「中間技術」という概念を提示しています。経済が肥大化する現代世界で、どのようにすれば、環境やエネルギー資源、教育などと折り合いをつけていくことができるのか。その解決策を本書では見つけられるかもしれません。

中盤に差し掛かりましたが、まだまだ参加申込を受け付けております。ご関心がございましたら、ぜひご参加ください。ちなみに、今回のコメンテーターはわたしが務めさせていただくことになりました。ご期待に沿えるように頑張りたいと思います。


(本書紹介)
1973年、シューマッハーが本書で警告した石油危機はたちまち現実のものとなり、本書は一躍世界のベストセラーに、そして彼は“現代の予言者”となっ た。現代文明の根底にある物質至上主義と科学技術の巨大信仰を痛撃しながら、体制を越えた産業社会の病根を抉ったその内容から、いまや「スモール・イズ・ ビューティフル」は真に新しい人間社会への道を探る人びとの合い言葉になっている。現代の知的革新の名著、待望の新訳成る!

「開発とNGO」研究会詳細 http://www.apex-ngo.org/kokunai/kenkyukai.html


(APEX佐久川)

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