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特定非営利活動法人APEX
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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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【現地レポート】2年目がスタート

フローレス島駐在中の彦坂です。

おかげさまで、ジャトロファ事業は二年度目に突入しました。2年度目のスタートとしては、調印式の様子が現地の新聞(コンパスという全国紙と、じゃかるた新聞という日本語の新聞の2紙)に掲載されるなど華やかなスタートを切ることが出来ました。

記事へのリンクを掲載します。どちらもインドネシア語ですが、ご興味のある方はぜひご覧ください。

以下は、新聞に掲載されていた記事と同じ内容のものです。
KOMPAS cetak - Rp 6,36 Miliar untuk Jarak Pagar

以下の記事は、新聞の記事とは異なるウェブ版です。
KOMPAS.com - Proyek Penanaman Jarak Pagar di Sikka Dilanjutkan

さて、事業地のほうでは苗木生産がスタートしています。2年度目は30万本(不良率を10%として、33万本を生産)の苗木を作り、120ヘクタールに植林します。1年度目は10箇所で苗木生産を行なっていましたが、今回は効率化をはかるため2箇所で生産を行なっています。

先日、訪問した際はそれぞれ20名ほどの住民の方が作業を行なっていました。現時点では20万本のポットの土詰めが終了しています。土詰めが終了すると、挿し木作業が始まります。

苗木(ポット)作りの様子3

苗木(ポット)作りの様子2

苗木(ポット)作りの様子1

10月3日(土)、4日(日 )グローバルフェスタJAPAN2009に出展します

こんにちは。インターンの佐久川です。

来る10月3日(土)、4日(日)に日比谷公園でグローバルフェスタJAPAN2009が開催されますが、APEXは今年も出展することになりました。当日はブースにて活動の紹介をするほか、インドネシアの小物の販売もしています。毎年多くの人との出会いがあり、スタッフも楽しみにしています。
たくさんの方のご来場をお待ちしています。


また、ただいま当日の運営をお手伝いいただくボランティアさん募集しています。(おかげさまで定員に達しました。ありがとうございました。現在募集はしておりません)

お仕事の内容は、物品運搬、会場設営、活動紹介、雑貨販売等です。資格や経験は不要、会員でなくともご参加いただけます。1日のみ、数時間のみでも歓迎いたしますので、お気軽にお申し込みください。

【申し込み先/お問合せ】
 ご希望の日時と当日のご連絡先を明記の上、メール・電話・ファックスのいずれかでAPEX東京事務 所にお申し込みください。

【募集人数】 若干名

【選考】 先着順 
 ※ただし当団体の活動にご理解いただける方

【お申し込み先/お問合せ】
E-mail : tokyo-office@apex-ngo.org (担当:三木)
TEL : 03-3875-9286
FAX : 03-3875-9306


(APEX 佐久川)

インドネシアスタディーツアー2009のご報告 その2

ジョクジャカルタでは、排水処理適正技術センターで事業説明をしたあと、YDD内部やバイオマスのガス化炉の見学、排水処理設備を設置している2地域(クリチャック、スクナン)を訪問しました。

どのプロジェクトもみなさんの関心が高く、スタッフや住民との質疑にだいぶ時間を要しました。

排水処理

排水処理設備ができる前に住民の方が用を足していたという川も見ましたが、水量が多く濁っており、衛生的にも物理的にもこの環境が改善されて良かったと思えました。周辺の各家の玄関には、運営費を徴収するための表がかけられ、また、定期的な清掃もきちんと行っているようで、大切にされている様子も伝わってきました。

川

最終日には、ジョクジャカルタにある世界遺産のボロブドウール遺跡や王宮を訪れました。

ボロブドゥール

今回は、インドネシアでも貧しい地域であるフローレスの村で、焼畑による環境破壊の現状を見たり、対してジョクジャカルタでエコ活動を行っている地域を訪れたりし、地域差はあっても環境を改善したい、という住民の意思は強く感じました。

参加者の方の大半は大学生で、日本に比べ不便な状況や多少衛生面で劣る環境などに、はじめのうちは抵抗があったようですが、後半ともなるとだいぶたくましくなり、インドネシアの生活を楽しんでいたようです。

ジョクジャカルタのメインストリート

今回、彼らがプロジェクト実施地域ではたまたインドネシアについて考えたこと、感じたことなどは、10月21日(水)のセミナーで報告します。ぜひお立ち寄り下さい。

ところで、今回の参加者の方々が挿し木したジャトロファの苗は、10日ほど経過したあと芽を出したと現地から報告を受けました。「アパ・カバール」で成長の様子なども報告したいと思います。


みなさま、どうもお疲れさまでした。

(APEX 三木)

第164回APEXセミナーのお知らせ

事務局の三木です。

このところ、お天気がよくて強い日差しを感じる日がありますね。暑くて思わず建物の中に避難してしまいますが、この余分な熱と光をもっと手軽に利用できる日を望まずにいられません。我が家にも太陽光発電があったら・・と思うこともしばしば。

住宅で利用できる自然エネルギーのうち、太陽光発電への支援が強化され、近々発電の余剰電力を電力会社が現状の2倍の価格で買い取る制度がスタートします。こういう制度上の優遇措置も流れを促進するものだとは思いますが、これから太陽光発電の本格的普及時期を迎えるのでしょうか。

今回のAPEXセミナーでは、「太陽光発電の本格的普及に向けて-市民と自然エネルギー-」というタイトルで、市民主導の自然エネルギーの普及を目指す活動をつづけてこられた都筑(つづく)建氏にお話いただきます。どうぞ、ふるってご参加ください。

第164回APEXセミナー
「太陽光発電の本格的普及に向けて-市民と自然エネルギー-」
詳細はこちらをご覧下さい。

(APEX 三木)

【現地レポート】お客さんの来訪

フローレス島駐在中の彦坂です。

8月中旬から下旬にかけて、事業地には多くのお客さんが訪れました。まずはAPEXがジャトロファ栽培のコンサルタントを依頼している、BPPT(インドネシア技術応用評価庁)のオリレアンス氏。オリレアンス氏はスンバ島などのナンヨウアブラギリ栽培事業にも関わっています。事業地には既に何回も訪問されています。

オリ氏

ジャトロファの木は極端に乾燥している地域では、葉からの水分の蒸発を防ぐために自ら葉を落とします。この地域は、乾季には地下20メートル以上掘らないと水が出てこない場所もあるほど乾燥しており、写真のように葉を落としている苗木も少なくありません。しかし、このような状態でも次の雨季が来れば、すぐに葉が出て実をつけるそうです。

葉を落とした苗木

第2弾のお客さんは、8月23日から27日にかけていらっしゃったスタディーツアー参加者の皆さんです。24日には植林対象地へ赴き、住民との交流会(意見交換会)を行なった後、ジャトロファ・センターへ移動し、実際に苗木生産や植林を体験していただきました。25日は午前中、植林対象地の村役場を訪問して、いくつかの植栽地をまわり、ツアー参加者の皆さんは午後にはモニに向けて出発しました。

苗木に名札をつける
参加者の皆さんが作った苗木には、各自で名札を付けました。

荒地に植林
実際に苗木を荒地に植栽していただきました。


25日の午後からは、ジャカルタの日本大使館から一等書記官の方が事業の視察・評価にいらっしゃいました。26日には一等書記官の方を交えてジャトロファ・センターの視察、植林対象地の視察、住民との会合などを行ないました。

一等書記官の方と住民との会合

その日の夕食は、モニから帰ってきたスタディーツアーの皆さんと合流して港で食事をしました。次の日、27日朝にはスタディーツアーの参加者の方々は次の訪問地、ジョクジャカルタに向けて出発しました。その日は朝から一等書記官の方とシッカ県政府との会合を行ないました。こちらは私と代表の田中、大使館の方と現地スタッフ1名の4名に対して、シッカ県側は県知事、副知事、郡長(県の下の行政区分が郡)、シッカ県関係機関の幹部の方々総勢19名が参加されました。会合の席では、シッカ県としても、この事業は全面的に支援をすると約束してくれました。

シッカ県政府との会合

しかし、私にとって何より嬉しかったのは、住民の皆さんが「今後とも協力するので、成功するまで続けて欲しい」とおっしゃってくれた事です。住民参加型のこの事業では、住民の理解と協力が欠かせません。

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インドネシアスタディーツアー2009のご報告 その1

事務局の三木です。8月22~30日にスタディーツアーを行いましたので、ご報告します。

ツアーでは、はじめの4日をフローレス島で過ごし、残りの3日をジャワ島のジョクジャカルタで過ごしました。

フローレスでは、はじめに現地協力団体ディアンデサの支部でプロジェクトの説明を受けてから、実際に植栽地を訪ねました。水不足とは聞いていましたが、実際に川は干上がり、木々も枯れた葉を落としています。このような環境の中で、ジャトロファは緑の葉を付け元気に育っていました。

ジャトロファ

そして、焼き畑の問題も目のあたりにしました。枯れた草などに火を付けるとたちまち山全体に燃え広がるとの話を聞きましたが、この村を囲むようにそびえる山々は、軒並み黒焦げになっているのです。

焼け焦げた山

レロロジャ村では、村長さんやプロジェクトに関わる住民のみなさんに集まっていただき、交流会が行われました。村長さんの気さくなお人柄と、村の人々がこのプロジェクトへにかける意気込みがとても印象的でした。

レロロジャ村での交流会

その日の後半は、ジャトロファセンターでジャトロファの挿し木栽培にも取り組み、次の日は、実際に植際地での植え付けも経験しました。

ジャトロファの植え付け

挿し木した苗と植え付けた苗に各自名前を付けたのですが、焼き畑の犠牲にならないようにと思いを込めて、インドネシアで人気の高い大統領と同じ名前(スカルノ)にしたものもあります。

スカルノという名前のジャトロファ苗

つづく

(APEX 三木)


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