スマトラ沖地震被災者支援活動の状況(10/16)
APEXの協力先団体であるディアン・デサ財団から、スマトラ沖地震被災者支援活動の状況報告が入ったので、お伝えします。
ディアン・デサ財団では、10月9日から、ポータブルな浄水器2台を用いた、浄水の供給活動を始めています。パダン市近郊の河川水を水源として、その水を浄化し、パダン市内の二ヶ所で配給しているとのことです。

(被災地に設置された浄水のプラスチックバック)
(場所:パダン市北部のガンティング地区)
処理水量は、一台1時間当たり3,000リットルですが、浄水器の膜が閉塞してくると毎時1,000リットル程度に低下します。平均2,000リットルとしますと、一日12時間運転ですから、一日50,000リットルほどの配給量ということになります。(一人1日2リットルの水を飲むと仮定すると、25,000人分の水の量になります。)

(配給された水を利用する住民)
(場所:同上)
ジョクジャカルタから、2006年のジャワ地震の際も同じ給水活動を行ない、その後排水処理適正技術センターのスタッフになったバキさんなど5名、地元パダン市から大学生のボランティアなど10名、計15名がこの活動に従事しています。
もし出来ましたら、ご一緒にディアン・デサ財団の活動をご支援していただければと思います。
スマトラ沖地震被災者支援募金のお願い
(APEX彦坂)
ディアン・デサ財団では、10月9日から、ポータブルな浄水器2台を用いた、浄水の供給活動を始めています。パダン市近郊の河川水を水源として、その水を浄化し、パダン市内の二ヶ所で配給しているとのことです。

(被災地に設置された浄水のプラスチックバック)
(場所:パダン市北部のガンティング地区)
処理水量は、一台1時間当たり3,000リットルですが、浄水器の膜が閉塞してくると毎時1,000リットル程度に低下します。平均2,000リットルとしますと、一日12時間運転ですから、一日50,000リットルほどの配給量ということになります。(一人1日2リットルの水を飲むと仮定すると、25,000人分の水の量になります。)

(配給された水を利用する住民)
(場所:同上)
ジョクジャカルタから、2006年のジャワ地震の際も同じ給水活動を行ない、その後排水処理適正技術センターのスタッフになったバキさんなど5名、地元パダン市から大学生のボランティアなど10名、計15名がこの活動に従事しています。
もし出来ましたら、ご一緒にディアン・デサ財団の活動をご支援していただければと思います。
スマトラ沖地震被災者支援募金のお願い
(APEX彦坂)
【現地レポート】挿し木開始、苗木の様子
フローレス駐在中の彦坂です。平年ですと最高気温が32~33℃となるこの地域ですが、エルニーニョの影響により気候が高温乾燥化しており、最高気温が36℃近くになる暑い日々が続いています。ちなみにエルニーニョが発生すると、インドネシアの気候は乾燥するため、雨季の到来の遅延、干ばつや森林火災の拡大が懸念されています。
さて、話は変わって、緑化対象地では33万個のポットへの土詰めがほぼ終了し、挿し木作業が始まっています。手伝っているのか、ただ遊んでいるだけなのか分かりませんが、いつ行っても子供たちがいます。

枝を25cmほどに切り、発根を促すため、下部に切り傷をつけます。その後、殺菌をして発根を促す溶液に漬けた後、枝の上部にペイントを施します。枝の下部をホルモン剤溶液に漬けます。

水をかけたポットに挿し木を施していきます。

苗木は定期的に水をやり、2ヶ月ほどかけて植林が可能になるまで育てられます。

あまりに日が強いと水不足で枯れてしまうため、一部は簡素な屋根を作って保護します。

この事業の協力先NGO(ディアン・デサ財団)では、苗木生産現場にある小屋を借りて、そこに何人かのスタッフが寝泊りしており、文字通り地域に密着した支援を行なっています。
荒地に植えられた苗木の様子も見てきました。植栽地の中でも特に乾燥している地域では、ジャトロファは葉を落として乾燥に耐えていますが、このような状態になっても雨季になって雨が降ればすぐに葉が出て、花をつけ、実がなるそうです。もちろん葉の残っている苗木もあります。


8月末にスタディーツアーの参加者の方々が荒地に植えた苗木の様子も見てきました。水がないので、あまり成長はしていませんが、生きているのを確認しました。

(APEX彦坂)
さて、話は変わって、緑化対象地では33万個のポットへの土詰めがほぼ終了し、挿し木作業が始まっています。手伝っているのか、ただ遊んでいるだけなのか分かりませんが、いつ行っても子供たちがいます。

枝を25cmほどに切り、発根を促すため、下部に切り傷をつけます。その後、殺菌をして発根を促す溶液に漬けた後、枝の上部にペイントを施します。枝の下部をホルモン剤溶液に漬けます。

水をかけたポットに挿し木を施していきます。

苗木は定期的に水をやり、2ヶ月ほどかけて植林が可能になるまで育てられます。

あまりに日が強いと水不足で枯れてしまうため、一部は簡素な屋根を作って保護します。

この事業の協力先NGO(ディアン・デサ財団)では、苗木生産現場にある小屋を借りて、そこに何人かのスタッフが寝泊りしており、文字通り地域に密着した支援を行なっています。
荒地に植えられた苗木の様子も見てきました。植栽地の中でも特に乾燥している地域では、ジャトロファは葉を落として乾燥に耐えていますが、このような状態になっても雨季になって雨が降ればすぐに葉が出て、花をつけ、実がなるそうです。もちろん葉の残っている苗木もあります。


8月末にスタディーツアーの参加者の方々が荒地に植えた苗木の様子も見てきました。水がないので、あまり成長はしていませんが、生きているのを確認しました。

(APEX彦坂)