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特定非営利活動法人APEX
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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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スマトラ沖地震被災者支援活動報告書

2009年9月30日にスマトラ沖で発生した地震は死者1000名を超える大惨事となりました。APEXはディアン・デサ財団の活動を通じて被災者を支援するために、10月5日から約2ヶ月間募金を行なってまいりました。このたび、ディアン・デサ財団からの報告を元に以下の報告書を作成しました。ぜひご覧ください。

スマトラ沖地震被災者支援活動報告書(PDF)

ディアン・デサ財団では、パダン市内の12箇所、パリアマン県パダンサゴ郡内の5箇所、アガム県南マララッ
ク郡内の8箇所の給水ポイントで2ヵ月半の間、被災者に浄水を供給しました。裨益者となる給水ポイントに住む世帯数は合計で4,225世帯(約17,000名)ですが、近隣の村からも多くの住民が水を取りに来ていたため、裨益者数はさらに多くいたと思われます。また、この活動を通じて、およそ250万リットルの浄水が供給されました。

地震で家族を失ったり、家を失ったりした方々の辛苦は察するに余りありますが、地震直後のもっとも厳しい時期に、せめて清浄な水を提供でき、ご苦労を少しでも和らげることになったとすればさいわいでした。被災地では、これからまだまだ長い復興過程が続くことと思います。早く以前の生活を取り戻し、元気に過ごしていただけるよう、ご寄付いただいた方々とともにお祈りしたいと思います。

第166回 APEXセミナーのお知らせ

事務局の三木です。寒い日が続いておりますね。

さて、第166回APEXセミナーについてお知らせします。

今回は、人間と自然との関係や労働のあり方について数々のご著書があり、里山の再生・農山村復興の活動にも取り組んでこられた、哲学者の内山節先生をお招きし、里山から構想される代替的社会の可能性等についてお話を伺います。

暖房のきいた部屋にこもりがちな季節ですが、春の里山を訪ねたくなるかもしれません。

ぜひお出かけ下さい。



第166回APEXセミナー「持続的な社会の構築に向けて-里山から未来を考える-」

講師:内山 節氏(哲学者、特定非営利活動法人森づくりフォーラム代表理事)


近代的科学技術を駆使した経済成長や都市化の進展にともない、自然と人間の関係
や労働のあり方が、経済的価値との結びつきを深めつつ、決して望ましいとはいえない
方向に変貌していくことは、ずいぶん以前から指摘されていることです。近年のグロー
バル化の進展により、それらの問題はさらに次元を亢進させているのではないでしょうか。
そのような中で、農山村の暮らしやそこにおける生産活動の価値を見直しながら、自立
的で持続可能な社会を新たにつくりだしていこうとする動きも始まっています。

今回の APEXセミナーでは、東京と群馬県の山村を行き来しつつ、長年にわたり、人間
と自然との関係や労働のあり方について深く洞察し、里山の再生・農山村復興の活動
にも取り組んでこられた内山節さんをお招きし、里山から構想される代替的社会の可能
性等についてお話を伺います。

<日時> 2010年2月9日(火)18:30 - 21:00( 18:10 受付開始 )

<会場> JICA地球ひろば セミナールーム202
    東京都渋谷区広尾4-2-24 電話:03-3400-7717
(会場地図)
    東京メトロ日比谷線 広尾駅下車 A3出口から徒歩1分
      
<参加費> 一般 800円 (会員300円)

<定員> 40名

<講師プロフィール>
内山 節氏
1950 年東京生まれ。哲学者。特定非営利活動法人「森づくりフォーラム」代表理事。
70年代から東京と群馬県上野村を往復しながら暮らし、現代における労働、そして
自然と労働との関係を見つめつづける。著書に『清浄なる精神』(信濃毎日新聞社)、
怯えの時代(新潮選書)、『森にかよう道』『貨幣の思想史』『「里」という思想』(いず
れも新潮社)、『戦争という仕事』(信濃毎日新聞社)、『日本人はなぜキツネにだまさ
れなくなったのか』(講談社現代新書)、『自然と労働』『自然・労働・協同社会の理論』
(ともに農山漁村文化協会)、『山里紀行』(日本経済評論社)、『自然と人間の哲学』
(岩波書店)、『哲学の冒険』(平凡社)、『労働の哲学』『労働過程論ノート』(ともに
田畑書店)などがある。

<主催> 特定非営利活動法人 APEX

<お申し込み> ウェブサイト上のセミナー参加申し込み用フォームから参加登録され
るか、メール、電話またはFAXで、第166回セミナー参加希望と明記の上、お名前と
ご連絡先(メールアドレスまたは電話)をお知らせ下さい。

<お問い合せ/お申し込み先>
  特定非営利活動法人 APEX 
  〒110-0003台東区根岸1-5-12井上ビル
  TEL:03-3875-9286 FAX:03-3875-9306
  E-mail:tokyo-office@apex-ngo.org (担当:三木)

第一年次事業完了報告書

ジャトロファ事業担当の彦坂です。

このジャトロファ事業は、外務省の日本NGO連携無償資金協力対象事業として2008年9月より行なわれています。昨年9月には、全体の3年計画の1年目が終了し、先日、インドネシアにある日本大使館に第一年次の完了報告書を提出しました。もしご関心がありましたら、是非ご覧いただければ幸いです。

第一年次事業完了報告書:http://www.apex-ngo.org/kaigai/jatropha-report1.pdf

植林の状況(2010/1/14)

フローレス駐在中の彦坂です。緑化対象地(レロロジャ村)では、生産されたジャトロファの苗木の荒地への植栽が続けられています。現在、植林目標30万本に対して約25万本の植林が完了したところです。自分の土地に植栽を希望するものの、苗木生産場から遠いところに住む住民のために、現地NGO(ディアン・デサ財団)のスタッフが植栽の準備が整った苗木を植栽地近くまで運搬します。

P1120018

植栽するのは、以下の写真のような未利用の荒地です。植林用の穴を掘る際に穴がまっすぐ一列に並ぶように、紐を張ってあるそうです。

P1120023

穴を掘る道具は十分揃っておらず、穴を掘るのに以下のような道具を使うこともあります。

P1120024

この場所のように石が多い場所もあり、十分な大きさの穴を掘るのはかなりの重労働です。

P1120025

以下の写真は、最近植栽された苗木です。見えづらくてすみませんが、真ん中にあるのがジャトロファの苗木です。

P1120015

植林は残すところ、あと約5万本。もう間もなく目標を達成します。

(APEX彦坂)

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