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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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第2回 「開発とNGO」研究会のお知らせ 

はじめまして、インターン生の金子です。

あっと言う間に4月も終盤を迎えました。寒さの厳しい日々も多くて体調管理が大変でしたが、来週からやっと本格的に温かくなりそうですね。ゴールデンウィークが楽しみです!


楽しみと言えば、、、

第2回「開発とNGO」研究会が5月9日(日)に行われます。
私は、今回初めて研究会に参加させて頂くので、とても楽しみにしているのです。

参加テキストは、見田宗介著 『現代社会の理論』です。
内容は以下をご参照下さい。

[出版社からの内容紹介]
「ゆたかな社会」のダイナミズムと魅力の根拠とは何か.同時に,この社会の現在ある形が生み出す,環境と資源の限界,「世界の半分」の貧困といった課題をどう克服するか.現代社会の「光」と「闇」を,一貫した理論の展開で把握しながら,情報と消費の概念の透徹を通して,〈自由な社会〉の可能性を開く.社会学最新の基本書.

研究会は<代替社会を考える>をテーマとしたシリーズ形式ですが、今回から参加したいという方も大歓迎です!(私も初参加です)ご興味ございましたら、ぜひご参加ください。お待ちしております。


■ 第2回 2010年5月9日(日) 午後2時~5時    
     APEX東京事務局(JR山手線鶯谷駅)

テキスト
見田宗介 『現代社会の理論』、 岩波新書 1996年

副読本
見田宗介 『社会学入門』、岩波新書 2006年


参加ご希望の方は、下記UR(申し込みフォーム)からお申し込み下さい。
 http://www.apex-ngo.org/kokunai/kenkyukai.html

「動的ネットワークで地域社会を開く‐霞ヶ浦アサザプロジェクト-」のお知らせ

事務局の三木です。

来る5月16日(日)、APEXセミナーを下記のとおり開催いたします。ただいまお申し込みを受け付けておりますので、ご関心がございましたらどうぞご参加下さい。


第167回APEXセミナー
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「動的ネットワークで地域社会を開く‐霞ヶ浦アサザプロジェクト-」
 講師 飯島 博氏(NPO法人アサザ基金 代表理事)
 関連URL:http://www.apex-ngo.org/kokunai/semitokyo.html
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 経済発展に伴う大量生産・大量消費システムの拡大や都市への人口流入等
が進むにつれ、自然破壊や環境汚染がもたらされることも多く、地域の人の
つながりも希薄になりがちです。行政的対応が効果を上げない中で、地元の
資源を見直し、そこでの人や自然との結びつきを深めながら、自立した地域
社会を築こうという市民の側からの動きも出始めています。
 日本で二番目に大きな湖である霞ヶ浦周辺では、これまで、人口増加や湖
岸開発などにより水質汚濁や環境破壊が進み、流域にさまざまな影響を与え
てきました。NPO法人アサザ基金では、霞ヶ浦の再生を目標とし、周辺の学
校や企業、行政までをも巻き込んで、環境保全と経済振興が両立する「市民
型公共事業」を展開しています。
 私たちの生活の基盤ともいえる地域社会の環境を保全し、持続的な発展を
目指すには、地域の自然や人々とどのような関係を構築していけばいいので
しょうか。アサザ基金代表理事の飯島氏にお話をうかがいます。

(講師プロフィール)
飯島 博氏
特定非営利活動法人アサザ基金代表理事、霞ヶ浦北浦をよくする市民連絡会
議事務局長など。長野県出身。1995年から、湖と森と人を結ぶ霞ヶ浦再生事
業「アサザプロジェクト」を推進している。湖岸植生帯の復元事業や外来魚
駆除事業、流域の谷津田の保全等の活動を地域住民、学校、企業や行政と共
同で取り組み、参加者は現在までに20万人を越えている。NPOは社会のホル
モンであると位置づけるなど独創的な思考に基づく取り組みは、大学や経済
界でも研究テーマに取り上げられ、この分野では、先駆的な役割を果たして
いる。著書として、『よみがえれアサザ咲く水辺―霞ヶ浦からの挑戦』(共
著 文一総合出版 1999年)、『自然再生事業―生物多様性の回復をめざして』
(共著 築地書館 2003年)、『水をめぐる人と自然』(有斐閣選書2003年)、
『地球環境読本Ⅱ』(丸善 2004年)など多数。

【日 時】 2010年5月16日(日)14:30 - 17:00(14:15受付開始)
【場 所】 JICA地球ひろば セミナールーム202
      東京都渋谷区広尾4-2-24
      TEL:03-3400-7278/FAX:03-3400-7264
       http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
      (東京メトロ日比谷線広尾駅下車(A3出口)徒歩1分)
【参加費】 800円(APEX会員300円) (定員40名)
【主 催】 特定非営利活動法人APEX
【お申し込み】ウェブサイトから参加登録されるか、メール、電話または
       FAXで、第167回セミナー参加希望と明記の上、お名前とご
       連絡先(メールアドレスまたは電話)をお知らせ下さい。
   
【お申し込み/お問い合せ先】
 ウェブサイト http://www.apex-ngo.org/kokunai/semitokyo.html
 特定非営利活動法人APEX (担当:三木)
 TEL:03-3875-9286  FAX:03-3875-9306
 〒110-0003 東京都台東区根岸1-5-12井上ビル
 E-mail:tokyo-office@apex-ngo.org
 URL:http://www.apex-ngo.org/

第1回「開発とNGO」研究会『コンヴィヴィアリティのための道具』報告

桜が満開となっても、お花見するには肌寒い4月4日(日)、第1回「開発とNGO」研究会が開かれました。
初回は、定員15名にせまる12名が参加しました。

第1回は、テキストとしてイリイチの「コンヴィヴィアリティのための道具」を取り上げました。人間の生活を便利にしている様々な道具がありますが、本書では、道具の進歩がある分水嶺を越えると、人間が道具に従属させられること、そしてそのような社会のあり方を指摘しています。本書での指摘の部分は大いに共感できますが、自分の中では既に当たり前にもなっていて、さして問題と思ったこともないということを感じたとき、少し驚きました。本書を通して、まさに道具に使われている自分を感じた気がします。

イリイチが提唱する「自立共生的な社会」の構築についても考えさせられましたが、少なくともそのような社会を築こうという動きというのは、小規模なレベルでは広がりつつあるようにも思います(あくまでも個人的な感想です)。

第1回研究会の様子
(第1回研究会の様子)

第1回にご参加いただいたのは、環境分野や市民活動、国際協力に関心をお持ちの社会人と学生の方々でした。初回なのでご発言の少ないことも考えていましたが、そんな心配は無用だったようで、ご発言も多く、活気あるスタートとなりました。

第2回では、第1回をふまえつつ、見田宗介先生の「現代社会の理論」を取り上げていきます。ご関心がございましたらどうぞご参加下さい。

(APEX三木)

【現地レポート】第二期のジャトロファ・センター建設工事はもうすぐ終了

APEXの彦坂です。昨日、搾油・精製、ガス化発電、コンポスト生産などが行なわれるジャトロファ・センターの建設現場を訪問してきました。これまでも書いてきたかと思いますが、昨年9月から始まった第二期には事務所、ジャトロファの種子保存用倉庫の一部、搾油・精製設備建屋、精製油貯蔵所、廃棄物置き場(コンポスト生産場)の建築が行なわれています。

昨年11月から始まっているこれらの建設工事は、およそ今月末には終了する予定です。

P4210514

実験室を備えた事務所はほぼ完成し、外壁のペンキ塗りの最中です。

 

P4210519

第一期に半分建てられた種子保存用倉庫は、第二期で続きが建設されています。

 

P4210520

搾油・精製設備が入る生産棟は、すでに完成しています。

 

P4210525

精製油貯槽タンクが収容される精製油貯蔵所の建設工事も、残すところあとわずかの様子です。

 

P4210526

廃棄物置き場。ここでは、ジャトロファの種子から油を採取した後の搾りかすを使ってコンポストを生産します。

今週末には搾油機の本設備が納入され、来週から試運転が開始される予定です。

(APEX彦坂)

分散型排水処理の国際会議に参加して

 3月22日から25日まで、東ジャワのスラバヤで開催された、開発途上国での分散型排水処理に関する国際会議に参加しました(会議自体は26日まで)。IWA(International Water Association)と、BORDAというドイツのNGOの主催で、”Decentralized Wastewater Treatment Solutions in Developing Countries Conference and Exhibition”というのが会議の正式名称です。大規模集中型の下水道でもなく、戸別処理でもなく、その中間のコミュニティレベルの衛生改善システムを推し進めようというのが会議の趣旨です。技術的観点からだけでなく、住民参加、キャパシティ・ビルディングなど社会経済的観点からも問題が論じられ、約30本の発表と全体会議がありました。インドネシアでの会議なので、参加者もインドネシア国内からが大半だろうと思って出かけたのですが、3分の2くらいは外国人で、東南アジア、南アジア、中国、中東、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカなど、ずいぶんいろいろな国から約200人が参加。

 最近のインドネシアの状況を見ていると、経済発展と都市への人口集中とともにますます水質汚濁は深刻になっているのですが、その対策がなかなか進みません。大規模集中型の下水道でカバーされている人口はまだ数%に過ぎず、それは巨大な投資と長い建設期間が必要なやり方なので、近い将来に画期的に普及が進むとは考えづらいです。かといって、セプティック・タンクのような戸別処理は、人口の集中した都市部では地下水汚染をもたらし、設置するスペースも限られているので、それも有効な解決にはならないと思われます。したがって、ある程度の規模で排水を集めて処理する分散型排水処理が、現実的な対策としてクローズアップされてくるのは理由のあることです。もっともそれは生活排水の話で、産業排水については、それぞれの発生源で個別に処理することが原則であるのはいうまでもありません。

 この分散型排水処理は、まさにAPEXとディアン・デサで取り組んできた仕事とも重なるので、私も、ジョクジャカルタのコミュニティ排水処理のプロジェクトについて発表しました。コミュニティをベースとした分散型排水処理はインドネシアではSANIMAS(Sanitasi Masyarakat)と呼ばれていますが、政府の方針としても、これからSANIMASを強力に推進していく流れのようです。BAPPENAS(国家開発計画庁)の方の講演では、これまでの5年間でSANIMASは180,000人をカバーしたので、今後の5年間ではこれを1800万人としたい、というずいぶん意欲的な展望も語られました。そのように進んでほしいですが、ただ、これまでのところ分散型処理のほとんどすべてのプロジェクトがBORDAの技術を採用していて、彼らのやり方はおよそ嫌気性処理だけなので、水質の問題が気になります。嫌気性処理だけだと、処理水の水質が、なかなか安心して放流できるようなレベルにはならないからです。このまま進んでしまうと、今度はSANIMASからの処理水が汚染源として問題になってくる事態もありえます。PUSTEKLIM(排水処理適正技術センター)で進めてきたような、嫌気性処理と好気性処理の組み合わせのがいいのではないかと思い、質疑の時にそういう発言も何回かしてみました。この会議でいろいろな人と話をする中で、インドネシアでは、好気性処理はコストが高い、電気代が嵩む、運転もむずかしい、という固定観念が定着していることも感じました。APEXで取り組んできたプロセスは、嫌気性処理を前段に置くことで好気性処理の部分をできるだけ圧縮してコストを抑えること、好気性処理そのものとしてもエネルギー消費が少なく運転も容易な技術を選ぶことを特徴としていて、そのような観念をある程度破れるのではないかと思いました。せっかくジョクジャカルタにコミュニティ排水処理の具体的モデルもつくったので、それをしっかりアピールして、広めていくことに努力したいです。

全体会議のようす 

全体会議の様子

(APEX田中)

注記:この会議での発表資料(英語版)をhttp://www.apex-ngo.org/Full_Paper_for_DEWATS_Conference.pdfに掲載しました。

「アースディ東京2010」へのご来場・ご協力ありがとうございました

4月17,18日、「アースディ東京2010」に参加しました。
初日の17日の朝には、この時期30年ぶりといわれる雪がふっており、イベントの初日としては最悪と思われる状況でした。


その雪も代々木公園に着いた頃には雨に変わっており、それも程なくやんで暖かい日差しが差し込み始めました。それにつれ来場者もしだいに増えて行き、ブースに立ち寄る方も増えていったのですが、2日目ともなるとお天気にも恵まれ、最終的にはすごい人出となりした。

ダウンジャケットのお客様
(ダウンジャケットのお客さま)

バイオマス利用への関心が世間的に高まっているからか、ブース前面に設置したバイオマスエネルギー事業のタペストリーやパネルをご覧になる方がたくさんいらっしゃいました。

近々開催されるセミナーや研究会のチラシが飛ぶようになくなっていきましたので、スタディーツアーのチラシが間に合わなかったのが悔やまれます。
バイオマスエネルギー事業に注目
(ブースの様子)

一方で、雑貨販売の方では、今年もカエル財布とエイ革の小物のキモカワ人気で常に人だかりができ、ときどき奇声も上がっていました。(このカエル財布、最近では、口コミで情報が広がりつつあるようです。)
カエル財布にびっくり
(リアルかえるにビックリ)

今回、ボランティアとしてお手伝いいただいた方には、こういったお客さんとのコミュニケーションを担当していただきましたが、全体として明るい雰囲気に包まれ、APEXの活動も理解していただけたようでとてもよかったと思います。看板娘のインターンのカネコさんも頑張ってくれました。

2日にわたり、ブースを訪ねていただいた理事の方々、元研修生や会員の方々、お手伝いいただいたボランティアの方々、そしてご来場いただいた皆さま、どうもありがとうございました。

(APEX三木)

【現地レポート】種子集積場完成

APEXの彦坂です。ジャトロファ事業が行なわれているフローレス島では緑化対象地である村に、住民から種子を買い取る種子集積場を建設していましたが、先月末には完成しました。

P4140411

ここには常時、スタッフがはりつき、住民からジャトロファの種子または果実を引き取ります。また殻剥き機も設置され、引き取った果実から種子を取り出して天日干しした後、種子をジャトロファ・センターに運びます。

敷地内には、APEXと協力先NGO(ディアン・デサ財団)のロゴ、ODAマークの入った看板が設置されていました。日本とインドネシアの協力のもとで建てられたものであることを示しています。

P4140412

(APEX彦坂)

アースディ東京2010に出展します

事務局の三木です。

来る17,18日に開催される「アースディ東京2010」にAPEXも出展いたしますので、ご案内いたします。

この催しは、4月22日をアースディ(地球の日)とし、環境のことを考えたり持続可能な社会の実現のための活動が世界各地で行われることにちなんで開催されるものです。

東京での催しは、2001年から毎年この時期に代々木公園で行われていますが、来場者は年々増加傾向にあり、昨年は12万5千人もの方を動員したようです。

会場では、企業やNGO・NPOがブースを出し、活動やエコロジー製品のご紹介をしているほか、各種イベントやアースディキッチンなどもあります。ちなみに、APEXは、「アースディNPOビレッチ」の36番ブースで活動紹介と雑貨販売、最新のイベント情報などを配信しております。

活気があり、とても楽しいイベントとなっておりますので、ご関心がございましたらどうぞ遊びにいらしてください。

アースディについて詳細はこちらをご覧ください。
http://www.earthday-tokyo.org/

(APEX三木)

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