【現地レポート】日本大使館職員の来訪と竣工式準備
APEXの彦坂です。
先週、ジャカルタの日本大使館から職員の方がプロジェクトの評価のために来訪されました。
まず、植栽地の村、レロロジャ村が属するマゲパンダ郡の郡庁を訪問して、マゲパンダ郡の郡長さんと面会し、プロジェクトへの期待などをお伺いしました。その後、レロロジャ村を訪問し、村長さんと面会。同様のお話を聞いた後、種子集積場と植栽地をまわりました。
以前にも書いたかと思いますが、ジャトロファは乾燥がはげしくなると葉からの蒸発を抑えるため自ら葉を落とします。8月は乾季の真っ只中で、痩せた土地の植栽地ではすでに葉を落とした苗木もありました。また雨季になって雨が一度降ると一斉に葉が出てきます。
そのほか、住民への聞き取り調査、搾油・精製設備などのあるジャトロファ・センターの視察なども行ないました。
ちょうど大使館の方が帰られた日の先週土曜日には、ジャトロファ・センターでAPEXおよび協力先団体であるディアン・デサ財団のスタッフ全員によって草刈りなどを行ないました。26日に開催されるジャトロファ・センターの竣工式の準備のためです。州知事や日本大使館の参事官の方なども参加される盛大な式となるため、準備を万端にしなければなりません。
(APEX彦坂)
【現地レポート】搾油・精製本設備の設置
APEXの彦坂です。
2008年9月から2009年9月までの第1期には、小規模の搾油・精製設備をジャトロファ・センターに設置しましたが、2009年9月から始まっている現在の第2期にはより規模の大きな本設備を設置し、運転を開始する計画です。
すでにジャトロファ・センターでは、新たに購入した搾油機6台、フィルタープレス(搾油後の油脂をろ過する装置)、精製設備の設置工事が進められています。
8月26日には、ジャトロファ・センターのある東ヌサトゥンガラ州の州知事やシッカ県知事をはじめとする地方政府機関代表者やNGO,宗教関係者の他、ジャカルタの日本大使館から参事官などをお招きして、ジャトロファ・センターの竣工式が行われる予定です。竣工式では、この搾油・精製設備のデモンストレーション運転も行われるため、現在、竣工式当日までに間に合うように鋭意設置工事を進めているところです。
上の写真は、きれいに並ぶように搾油機の位置を調整しているところです。
フィルタープレス(ろ過装置)です。
精製設備の設置工事の様子です。
精製油貯蔵所に建てられたタンク。
ちなみに、ジャトロファの種子から搾油された直後の油脂をCJO(Crude Jatropha Oil)、精製後の油脂をPJO(Pure Jatropha Oil)と呼びますが、それらのタンクに以下のような落書きを見つけました。
(APEX彦坂)
夏期休暇のお知らせ
大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承くださいますようお願いいたします。
※休暇中のお問合せにつきましては、メールで承ります。
※8月26日(木)より通常業務を開始しますが、8月28~9月5日のスタディーツアー期間中、事務局は不在になります。
それでは、良い夏休みをお過ごし下さい。
(APEX 三木)