10月2(土)-3(日)グローバルフェスタに出展します
さて、毎年国際協力の日にちなんで行われている「グローバルフェスタJAPAN2010」に今年も出展します。
APEXのブースはレッドエリアの19です。(R19-A)map
ブースでは、パネルや会報を展示してプロジェクトの進捗をお伝えします。
イベントのお知らせもございます。
また、例年のとおりインドネシアの雑貨販売もいたします。今年はエイ革製品や新たにプラスチックの廃パッケージから作られたクラフトなども販売しています。
最近ひそかなブームとなっているカエル財布も取り揃えておまちしてます。
どうぞお越下さい!
グローバルフェスタのお知らせはこちら
(APEX三木)
第6回研究会のご報告
今年の4月から始まりました開発とNGO研究会シリーズも、第6回を終えて最終回を残すところとなりました。第6回目の研究会では、第1回から第5回までの研究会を通して学んだこと・代替社会をどのように考えたのか、まとめと感想を参加者の皆さんと出し合いました。
私は、資本主義社会の先の社会を考える、といったスケールの大きいテーマで議論に参加するのは初めてで、この研究会を通じ、現代社会の行く末に問題意識を持った方々の意見・考えを持つ方々と交流ができて大変勉強になりました。参加者の皆さんからも、「共通の考えを持った人の意見が聞けて良かった。」「今まではこういった本を一人で読むだけで、意見交換できる場がなかったので良い機会になった。」といった感想が聞かれました。研究会が、議論を通して考えを深めていく良き出会いの場になっていると改めて感じました。
11月に予定されております最終回の詳細については、ホームページをご覧ください。

第6回研究会の様子
(APEX 金子)
第32回理事会が行われました
理事会では、各担当がプロジェクトの進捗や財政状況について報告をし、それについて課題や今後の方針等も含めて審議されます。

(理事・会員12名が参加)
各プロジェクト担当から細かな進捗の報告があり、会の現在を把握できる理事会は、スタッフにとっても貴重な機会です。今回は、海外事業の技術開発分野のお話や現地で雇用しているスタッフについてなどの報告もありました。国内事業は、終了したばかりのスタディーツアーを中心に進捗をご報告しました。
次回は、11月初旬に開催する予定です。会員のみなさまもご参加いただけますので、ご関心がございましたらどうぞご参加下さい。
(APEX 三木)
【現地レポート】ジャトロファ・センター竣工式
APEXの彦坂です。
だいぶ時間が経過してしまいましたが、8月26日にジャトロファ・センターで竣工式が行なわれました。東ヌサトゥンガラ(NTT)州知事やシッカ県の副知事など地方政府機関のほかにも、ジャカルタの日本大使館から吉澤参事官らがお越しくださり、総勢約200名が参加した盛大な式となりました。
現地カウンターパートのディアン・デサ財団スタッフも、地元の民族衣装に身を包んでゲストを迎えます。
ゲストの皆さんには、記念品として精製したジャトロファの油脂をプレゼントしました。
州知事など本日の主賓が到着しました。
竣工式が開会し、まずは現地カウンターパートのディアン・デサ財団NTT支部代表のペトルスさんが挨拶をしました。
その後、石碑への署名が行なわれました。署名を行なったのは、NTT州知事、日本大使館吉澤参事官、ディアン・デサ財団NTT支部のペトルスさん、そしてAPEXからは代表の田中の4名です。
州知事が署名をされている様子です。
こちらは日本大使館の吉澤参事官です。
その後、APEXの田中、吉澤参事官、州知事からご挨拶をいただき、事業紹介のプレゼンテーション、搾油機のデモンストレーション運転が行なわれました。カトリック信者が多いフローレス島ということもあり、神父さんのお祈りもありました。
竣工式も無事終了し、竣工式の準備から片づけまで手伝っていただいた現地スタッフおよびディアン・デサ財団のスタッフの皆さんと。
この竣工式の模様はインドネシアの全国紙コンパスや地元の新聞ポス・クパン、フローレス・ポスなどに掲載されました。インターネットで見られるものとしては以下の記事(インドネシア語)があります。
ANTARA News: Takashi: Proyek Jatropha Atasi Pemanasan Global
また、この竣工式をきっかけにして、9月1日には代表の田中がジャトロファ事業についてシッカ県議会でプレゼンテーションを行なう機会を頂くなど、竣工式は事業のネットワークを広げる絶好の機会となりました。
(APEX彦坂)
第169回APEXセミナー「東インドネシア・フローレス島におけるジャトロファ事業の進捗と展望」のご案内
フローレス島は1年ぶりですが、昨年はじめてフローレスに訪れたときの印象に比べ、ずいぶんジャトロファが増えたように思いました。1本1本も確実に成長しており、実がついているものもあって、先行きが楽しみです。
さて、今回のAPEXセミナーでは、そのようなAPEXのジャトロファ事業を取りあげます。第二年次(2009年10月~2010年9月)は技術開発も盛んで、事業にとって最大の山場といえる年だったと思います。これまでの進捗をご報告し、本事業の可能性について考えていきたいと思います。お誘いあわせの上、ふるってご参加下さい。
第169回 APEXセミナー 2010年10月1日(金)
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「東インドネシア・フローレス島におけるジャトロファ事業の進捗と展望」
講師 田中 直(APEX代表理事)
関連URL:http://www.apex-ngo.org/kokunai/semitokyo.html
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ジャトロファは、強靭で乾燥にも強く、その種子から軽油代替燃料を採取
できる植物として注目され、これまで多くのプロジェクトが構想・試行され
てきました。しかし、その実現はなかなか容易ではなく、APEXが主な活動地
域としているインドネシアでも、成功事例はまだ少ないようです。APEXでは、
折しも世界的な金融危機が発生し、一時のジャトロファ・ブームが急速に下
火となる2008年秋から、逆にじっくりとこの事業に取り組み始めました。そ
れ以来、農地を犠牲にせず荒れ地のみを用いる、搾油・精製を地元で行う、
精製油を極力地域住民の生活向上に役立てる、住民の主体的参加を重視する、
廃棄物・廃熱を有効利用する、などのコンセプトにもとづいてひとつひとつ
活動を積み上げてきました。現在では、苗木づくりから精製油の利用までの
流れをひととおりはつくりあげる段階にいたっています。
今回のセミナーでは、これまでのこの事業の流れをふりかえり、その経験
をふまえ、課題を整理しながら、これからのジャトロファ事業の可能性を展
望したいと思います。
(講師プロフィール)
田中 直
特定非営利活動法人APEX代表理事。1951年東京に生まれる。東京大学
工学部卒業後、石油会社で石油精製プロセス管理、廃プラスチック再生、バ
イオテクノロジー、排水処理などの業務に従事する一方、1987年の設立当初
からAPEX代表を務め、1999年より専従(代表)となる。理学博士。論文
に「適正技術の創出に向けて」(西川潤編『アジアの内発的発展』所収、藤
原書店、2001年)、「適正技術・代替社会」(岩波講座現代社会学第25巻所
収、1996年)、編著書に「転換期の技術者たち」(剄草書房、1989年)、
「エネルギー問題-工業化社会の自然と労働」(社会評論社、1984年)など。
【日 時】 2010年10月1日(金)18:30-20:45(18:15受付開始)
【場 所】 環境パートナーシップオフィス(EPO)
東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F
http://www.geic.or.jp/geic_sample/intro/access.html#epo
(東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線 表参道駅下車
B2出口より徒歩5分※国連大学後方のエスカレーターより
地下2階へお進み下さい)
【参加費】 800円(APEX会員300円)(定員60名)
【主 催】 特定非営利活動法人APEX
【お申し込み】ウェブサイトから参加登録されるか、メール、電話または
FAXで、第169回セミナー参加希望と明記の上、お名前とご
連絡先(メールアドレスまたは電話)をお知らせ下さい。
【お申し込み/お問い合せ先】
ウェブサイト http://www.apex-ngo.org/kokunai/semitokyo.html
特定非営利活動法人APEX (担当:三木)
TEL:03-3875-9286 FAX:03-3875-9306
〒110-0003 東京都台東区根岸1-5-12井上ビル
E-mail:tokyo-office@apex-ngo.org
URL:http://www.apex-ngo.org/
(APEX 三木)