【現地レポート】第2種子貯蔵倉庫の建設経過
【現地レポート】結実したジャトロファ・グリーンプラス募金の苗木
ジャトロファ事業担当の彦坂です。
第2期より1口5000円の募金に対して、1アール(100m2)の植栽地を対応させ、そこに募金者の名前入りの札を立て、さらに区画内の1本の木に名札をつける「ジャトロファ・グリーンプラス募金」を開始しています。
およそ昨年の夏ごろまでに募金いただいた方には先日、第2回目のレポートをお送りしました。本格的に雨期を迎えて、札の立てられたモデル農園のジャトロファの木が実を結んだためです。
下の写真は植栽された直後の苗木です。苗木の高さは50㎝ほどでした。

それから8~10か月ほどで以下のように苗木は大きく成長しました。

中には大人の身長を超すものもあります。


黒っぽいのが果実です。
昨年の秋以降に申し込みのあった分に関しては、今年の1月に植栽された種子集積場の前の土地に札を立てる予定です。ご関心のある方は是非お申し込みください。
「ジャトロファ・グリーンプラス募金」の詳細、ゆうちょ・銀行振り込みのお振込先については以下のページをご覧ください。
http://www.apex-ngo.org/support/jatrophasupport.html
また以下のリンクから、クレジットカードを使ってお申込みいただけます。
ジャトロファ・グリーンプラス募金 - 特定非営利活動法人APEX オンライン会費・寄付納入
(APEX彦坂)
第2期より1口5000円の募金に対して、1アール(100m2)の植栽地を対応させ、そこに募金者の名前入りの札を立て、さらに区画内の1本の木に名札をつける「ジャトロファ・グリーンプラス募金」を開始しています。
およそ昨年の夏ごろまでに募金いただいた方には先日、第2回目のレポートをお送りしました。本格的に雨期を迎えて、札の立てられたモデル農園のジャトロファの木が実を結んだためです。
下の写真は植栽された直後の苗木です。苗木の高さは50㎝ほどでした。

それから8~10か月ほどで以下のように苗木は大きく成長しました。

中には大人の身長を超すものもあります。


黒っぽいのが果実です。
昨年の秋以降に申し込みのあった分に関しては、今年の1月に植栽された種子集積場の前の土地に札を立てる予定です。ご関心のある方は是非お申し込みください。
「ジャトロファ・グリーンプラス募金」の詳細、ゆうちょ・銀行振り込みのお振込先については以下のページをご覧ください。
http://www.apex-ngo.org/support/jatrophasupport.html
また以下のリンクから、クレジットカードを使ってお申込みいただけます。
ジャトロファ・グリーンプラス募金 - 特定非営利活動法人APEX オンライン会費・寄付納入
(APEX彦坂)
メラピ山の噴火に遭遇して
昨年の10月26日、インドネシアのジョクジャカルタ北部にあるメラピ山が噴火し、死者300名以上、避難者29万人に上る大災害となりました。噴火当時の緊迫した状況や現地協力団体の救援の様子などをジョクジャカルタ駐在スタッフがレポートしてくれましたので、掲載いたします。
10月26日から、ジョクジャカルタの北に位置するムラピ山が激しく噴火し始めました。最も激しく噴火した11月5日の夜中の噴火では、噴火の振動で家の窓が地震の際のようにガタガタと鳴り、割れてしまうのではないかと心配しました。直後に、熱い砂と灰の雨が降り、家中が硫黄の匂いでいっぱいになりました。

(灰が降り積もるジョクジャカルタ市内)
その晩、セキュリティーゾーン(避難勧告地域)が山頂から20km圏内に拡張し、自宅まで5km弱の距離に迫りました。翌朝には、御近所の皆さんがタクシーや車に荷物をつめ、避難が始まっていました。近所にはコス(大学生用の下宿先)が多いので、心配している両親の元に多くの学生達が帰っていきました。普段は冷静で、“ティダッ アパアパ”(大丈夫!)が口癖になっているインドネシアの方の顔にも緊張が走り、余裕の無い様子を見せていました。
その日のニュースで、Kali Gendol(初めに発生した火砕流が流下した川)南部のアルゴムルヨ村で64人が死亡、77人が重い火傷を負ったとのニュースを聞きました。被害地域は火口から17、18kmも離れ、前日まではまだ安全とされていた地域でした。私も徐々に不安になってきましたが、肉眼で火山から真っ赤な溶岩が流れ出るのを自宅の二階から見たり、貴重な経験をしていると思うことにしました。
《ディアン・デサスタッフの状況》
ディアン・デサ(APEXが協力して事業を行っている現地NGO、以下YDD)の事務所はカリウラン通りの7km付近にあります。11月5日には事務所からわずか3km先のカリウラン通り10kmにまで避難勧告地域が迫り、事務所は11月5から8日の間は閉まっていました。周辺にお住まいのスタッフの方々、幼いお子さんをお持ちの方々などが避難され、代表者アントンさんのご子息であるエドさんの家族や、APEXスタッフがよくお世話になる総務担当のユユンさん、会計士のスワルドノさんなども、南方のホテルやご親戚の家などに避難しました。幸いな事にYDDのスタッフからは、噴火による被害者は出ておりません。
YDDは10月26日の最初の噴火から、避難所への給水活動を続けていました。井戸水をUV殺菌した浄水をプラスチック製のバックに入れ、毎日2万~2万5千リットルを供給したようです 。

(浄水供給用プラスチックバック)
今回の災害では、火山灰や砂によるダメージのため4、5時間停電になったり、砂でポンプが止まってしまい、自宅の水道が使えなくなったりした為、生活の不便さに不満を抱いている自分もいました。しかしながら、避難生活を余儀なくされている方々の事を思うと心が痛み、自分が恥ずかしいと思えてきました。家が燃えて全てを失ってしまった人も少なくないと聞いています。自然の脅威を目のあたりにし、実際に手に出来る形あるものの儚さ、危うさを改めて認識する良い機会を得た気がしました。
自然災害を初めて体験し、仕事上だけでなく、生きる事への新たな刺激ももらった気がします。
(杉浦愛)
なお、現在メラピ山の火山活動は沈静化していますが、堆積した噴出物が降雨で土石流となり、川沿いの地域では深刻な二次災害を被っているそうです。
日本でも、新燃岳周辺で雨による二次災害の発生が懸念されておりますが、これ以上被害が拡大しないよう、また、被災した方々が一刻も早く元の生活を取り戻せるようにお祈りしております。
(APEX三木)
10月26日から、ジョクジャカルタの北に位置するムラピ山が激しく噴火し始めました。最も激しく噴火した11月5日の夜中の噴火では、噴火の振動で家の窓が地震の際のようにガタガタと鳴り、割れてしまうのではないかと心配しました。直後に、熱い砂と灰の雨が降り、家中が硫黄の匂いでいっぱいになりました。

(灰が降り積もるジョクジャカルタ市内)
その晩、セキュリティーゾーン(避難勧告地域)が山頂から20km圏内に拡張し、自宅まで5km弱の距離に迫りました。翌朝には、御近所の皆さんがタクシーや車に荷物をつめ、避難が始まっていました。近所にはコス(大学生用の下宿先)が多いので、心配している両親の元に多くの学生達が帰っていきました。普段は冷静で、“ティダッ アパアパ”(大丈夫!)が口癖になっているインドネシアの方の顔にも緊張が走り、余裕の無い様子を見せていました。
その日のニュースで、Kali Gendol(初めに発生した火砕流が流下した川)南部のアルゴムルヨ村で64人が死亡、77人が重い火傷を負ったとのニュースを聞きました。被害地域は火口から17、18kmも離れ、前日まではまだ安全とされていた地域でした。私も徐々に不安になってきましたが、肉眼で火山から真っ赤な溶岩が流れ出るのを自宅の二階から見たり、貴重な経験をしていると思うことにしました。
《ディアン・デサスタッフの状況》
ディアン・デサ(APEXが協力して事業を行っている現地NGO、以下YDD)の事務所はカリウラン通りの7km付近にあります。11月5日には事務所からわずか3km先のカリウラン通り10kmにまで避難勧告地域が迫り、事務所は11月5から8日の間は閉まっていました。周辺にお住まいのスタッフの方々、幼いお子さんをお持ちの方々などが避難され、代表者アントンさんのご子息であるエドさんの家族や、APEXスタッフがよくお世話になる総務担当のユユンさん、会計士のスワルドノさんなども、南方のホテルやご親戚の家などに避難しました。幸いな事にYDDのスタッフからは、噴火による被害者は出ておりません。
YDDは10月26日の最初の噴火から、避難所への給水活動を続けていました。井戸水をUV殺菌した浄水をプラスチック製のバックに入れ、毎日2万~2万5千リットルを供給したようです 。

(浄水供給用プラスチックバック)
今回の災害では、火山灰や砂によるダメージのため4、5時間停電になったり、砂でポンプが止まってしまい、自宅の水道が使えなくなったりした為、生活の不便さに不満を抱いている自分もいました。しかしながら、避難生活を余儀なくされている方々の事を思うと心が痛み、自分が恥ずかしいと思えてきました。家が燃えて全てを失ってしまった人も少なくないと聞いています。自然の脅威を目のあたりにし、実際に手に出来る形あるものの儚さ、危うさを改めて認識する良い機会を得た気がしました。
自然災害を初めて体験し、仕事上だけでなく、生きる事への新たな刺激ももらった気がします。
(杉浦愛)
なお、現在メラピ山の火山活動は沈静化していますが、堆積した噴出物が降雨で土石流となり、川沿いの地域では深刻な二次災害を被っているそうです。
日本でも、新燃岳周辺で雨による二次災害の発生が懸念されておりますが、これ以上被害が拡大しないよう、また、被災した方々が一刻も早く元の生活を取り戻せるようにお祈りしております。
(APEX三木)
2/19東京事務所オープンディ“アフタヌーンカフェ”の開催
事務局の三木です。
時折暖かい日があり、春が近づいてきたように感じます。
去る2月19日(土)、ボランティアチーム主催のオープンディが東京事務所で行われました。
今回は、大学生の方など合わせて10名(スタッフ含む)にご参加いただきました。新しく参加された方は、いずれも現地の衛生や環境にご関心がある方やインドネシア渡航歴のある方です。まずはインドネシアのコーヒーを試飲していただきながら、APEXの活動をご紹介しました。
現地の衛生状況に軽くショックを受けておられる方や、自分にできることはないかとおたずねになる方もおり、まずまずの情報交換ができたのではないかと思います。

(この日のコーヒーはフローレス産です)
続いて、第2部には勉強会が行われました。この勉強会は、APEXの国内事業とは別に行われているもので、毎回別の話題を取り上げて、基本情報の共有やAPEXの活動とのかかわりなどを考えていくものです。今回は、“自然エネルギーについて理解を深める”がテーマでした。
スタッフが作ってくれたレジメを基に基本情報を確認し、関連の政策や投資などの経済的側面などにも触れ、みなさんにもご発言いただきました。最終的には、「自然エネルギーの普及を考えるとき、技術的な解決の方法ばかりが求められがちだが、もっと社会科学的な問題設定をしていかなければならないだろう」というような結論になったかと思います。

(第2部「自然エネルギーについて」)
オープンディは3部構成になっており、最後にボランティアスタッフのミーティングが行われました。初めてのお客様は自由参加の部分ですが、2名の方が最後まで参加してくれました。短い時間のやり取りでしたが、いっしょに何かやりたいと思っていただいたとしたら、大変嬉しいことです。
ご参加いただきましたみなさま、準備を進めてくれたスタッフのみなさま、どうもありがとうございました。
次回は5月に行う予定ですので、ご関心がおありでしたらお気軽にご参加ください。
(APEX三木)
時折暖かい日があり、春が近づいてきたように感じます。
去る2月19日(土)、ボランティアチーム主催のオープンディが東京事務所で行われました。
今回は、大学生の方など合わせて10名(スタッフ含む)にご参加いただきました。新しく参加された方は、いずれも現地の衛生や環境にご関心がある方やインドネシア渡航歴のある方です。まずはインドネシアのコーヒーを試飲していただきながら、APEXの活動をご紹介しました。
現地の衛生状況に軽くショックを受けておられる方や、自分にできることはないかとおたずねになる方もおり、まずまずの情報交換ができたのではないかと思います。

(この日のコーヒーはフローレス産です)
続いて、第2部には勉強会が行われました。この勉強会は、APEXの国内事業とは別に行われているもので、毎回別の話題を取り上げて、基本情報の共有やAPEXの活動とのかかわりなどを考えていくものです。今回は、“自然エネルギーについて理解を深める”がテーマでした。
スタッフが作ってくれたレジメを基に基本情報を確認し、関連の政策や投資などの経済的側面などにも触れ、みなさんにもご発言いただきました。最終的には、「自然エネルギーの普及を考えるとき、技術的な解決の方法ばかりが求められがちだが、もっと社会科学的な問題設定をしていかなければならないだろう」というような結論になったかと思います。

(第2部「自然エネルギーについて」)
オープンディは3部構成になっており、最後にボランティアスタッフのミーティングが行われました。初めてのお客様は自由参加の部分ですが、2名の方が最後まで参加してくれました。短い時間のやり取りでしたが、いっしょに何かやりたいと思っていただいたとしたら、大変嬉しいことです。
ご参加いただきましたみなさま、準備を進めてくれたスタッフのみなさま、どうもありがとうございました。
次回は5月に行う予定ですので、ご関心がおありでしたらお気軽にご参加ください。
(APEX三木)
2011年度国内インターン募集のお知らせ
このたび、2011年の国内インターンの募集を開始しましたので、お知らせします。
詳しいご案内はこちらをご覧下さい。
取り組んでいただく内容について、昨年を例にご説明しますと、インターンの方には、4月から順次行われる国内事業(APEXセミナー、「開発とNGO」研究会、スタディーツアー)に関わる一連のお仕事(チラシ作り、広報、当日運営、報告書作成など)と事務局での一般事務のお手伝いをしていただきます。また、個人の能力に応じてお任せする役割などもあります。
お仕事は簡単なところから取り組んでいただいておりますので、専門的な知識がなくても構いません。
採用された方は、8月に行われる予定のスタディーツアーに特別価格で参加できる特典もあります。
環境問題やNGO活動の一端を体験したい方には格好の内容だと思います。
ご関心がございましたら、募集案内をご確認の上、ご応募下さい。
(APEX三木)
詳しいご案内はこちらをご覧下さい。
取り組んでいただく内容について、昨年を例にご説明しますと、インターンの方には、4月から順次行われる国内事業(APEXセミナー、「開発とNGO」研究会、スタディーツアー)に関わる一連のお仕事(チラシ作り、広報、当日運営、報告書作成など)と事務局での一般事務のお手伝いをしていただきます。また、個人の能力に応じてお任せする役割などもあります。
お仕事は簡単なところから取り組んでいただいておりますので、専門的な知識がなくても構いません。
採用された方は、8月に行われる予定のスタディーツアーに特別価格で参加できる特典もあります。
環境問題やNGO活動の一端を体験したい方には格好の内容だと思います。
ご関心がございましたら、募集案内をご確認の上、ご応募下さい。
(APEX三木)
ジャトロファ事業第二年次事業完了報告書が完成
ジャトロファプロジェクトは、外務省の助成事業として2008年9月より3年間の予定で行われており、昨年の10月から最終年(第三年次)を迎えております。
このたび、第二年次(2009年9月~2010年9月)の事業完了報告書が出来上がりましたので、HPに掲載いたしました。
第二年次は、ジャトロファ種子からの搾油精製、バイオマスガス化、淡水の海水化などの技術開発が本格化したほか、搾油精製、貯蔵、分析施設/設備を備えた「ジャトロファセンター」も完成しました。3年間のプロジェクトの中核ともいえる年でした。

(ジャトロファセンターPUSPHAの入口にある看板)
2009年9月から1年間の進捗をどうぞご覧下さい。
第二年次事業完了報告書はこちら
ジャトロファプロジェクトについてはこちら
第一年次事業完了報告書はこちら
(APEX三木)
このたび、第二年次(2009年9月~2010年9月)の事業完了報告書が出来上がりましたので、HPに掲載いたしました。
第二年次は、ジャトロファ種子からの搾油精製、バイオマスガス化、淡水の海水化などの技術開発が本格化したほか、搾油精製、貯蔵、分析施設/設備を備えた「ジャトロファセンター」も完成しました。3年間のプロジェクトの中核ともいえる年でした。

(ジャトロファセンターPUSPHAの入口にある看板)
2009年9月から1年間の進捗をどうぞご覧下さい。
第二年次事業完了報告書はこちら
ジャトロファプロジェクトについてはこちら
第一年次事業完了報告書はこちら
(APEX三木)