グローバルフェスタJAPAN2011に出展します!
暑さ寒さも彼岸までと言いますが、さわやかな秋晴れの日が多く見られるようになって来ました。
秋の行楽シーズンの到来ですね。
さて、APEXでは、毎年恒例のグローバルフェスタに今年も出展します。
ブースでは、最近の活動をパネルでご紹介しているほか、会報やイベントのお知らせなどもご覧いただけます。
インドネシアの雑貨も取り揃えて、みなさまのお越しをお待ちしています。
今年のブースの場所は「グリーンエリアNo.1」となっております。お気軽にお立ち寄り下さい。

(インドネシアの雑貨を販売しています)

(会員、元研修生など、たくさんの方がブースに遊びに来てくれます)

(年々、来場者数も増加しています)
(APEX三木)
秋の行楽シーズンの到来ですね。
さて、APEXでは、毎年恒例のグローバルフェスタに今年も出展します。
ブースでは、最近の活動をパネルでご紹介しているほか、会報やイベントのお知らせなどもご覧いただけます。
インドネシアの雑貨も取り揃えて、みなさまのお越しをお待ちしています。
今年のブースの場所は「グリーンエリアNo.1」となっております。お気軽にお立ち寄り下さい。

(インドネシアの雑貨を販売しています)

(会員、元研修生など、たくさんの方がブースに遊びに来てくれます)

(年々、来場者数も増加しています)
(APEX三木)
【現地レポート】ジャトロファ・セミナーの開催(2日目)
セミナーの2日目にあたる16日は、希望する参加者のみでレロロジャ村などの植栽地およびジャトロファ・センターの視察を行いました。この日の参加者は約40名ほどです。
朝、昨日のセミナーが行われたホテルを出発してレロロジャ村へ向かい、植栽地を見学した後、もう1箇所別の村(コリシア村)の植栽地に立ち寄ります。その後、ホテルに戻り、昼食をとり、午後はワイルブレレル村にあるジャトロファ・センターを視察するというスケジュールです。

参加者は3台のバスに分乗して移動しました。


レロロジャ村のモデル農園(左:手前にあるものがジャトロファの搾り粕から生産された肥料、奥にはジャトロファの苗木が並ぶ。右:モデル農園で説明を行う現地スタッフ)


上の写真はレロロジャ村からほど近いところにあるコリシア村の植栽地で、インドネシアのナショナルデモクラットという団体と現地の財団が中心となって管理している土地です。APEXからも苗木や挿し木用の枝を提供しています。
その後、ホテルに戻り、昼食をとった後、ジャトロファ・センターへ向かいました。


左:参加者に説明を行うAPEX代表の田中、右:搾油・精製設備を見学する参加者


左:搾油機について説明する現地スタッフ、右:ジャトロファ・センターでの記念撮影
ジャトロファ事業の普及や浸透にはまだ多くの課題がありますが、この2日間のセミナーをひとつのきっかけに我々NGOだけでなく、中央・地方政府、企業、大学、一般市民などあらゆるステークホルダーを巻き込むことで、それらの課題を乗り越えていきたいと思います。
(APEX彦坂)
朝、昨日のセミナーが行われたホテルを出発してレロロジャ村へ向かい、植栽地を見学した後、もう1箇所別の村(コリシア村)の植栽地に立ち寄ります。その後、ホテルに戻り、昼食をとり、午後はワイルブレレル村にあるジャトロファ・センターを視察するというスケジュールです。

参加者は3台のバスに分乗して移動しました。


レロロジャ村のモデル農園(左:手前にあるものがジャトロファの搾り粕から生産された肥料、奥にはジャトロファの苗木が並ぶ。右:モデル農園で説明を行う現地スタッフ)


上の写真はレロロジャ村からほど近いところにあるコリシア村の植栽地で、インドネシアのナショナルデモクラットという団体と現地の財団が中心となって管理している土地です。APEXからも苗木や挿し木用の枝を提供しています。
その後、ホテルに戻り、昼食をとった後、ジャトロファ・センターへ向かいました。


左:参加者に説明を行うAPEX代表の田中、右:搾油・精製設備を見学する参加者


左:搾油機について説明する現地スタッフ、右:ジャトロファ・センターでの記念撮影
ジャトロファ事業の普及や浸透にはまだ多くの課題がありますが、この2日間のセミナーをひとつのきっかけに我々NGOだけでなく、中央・地方政府、企業、大学、一般市民などあらゆるステークホルダーを巻き込むことで、それらの課題を乗り越えていきたいと思います。
(APEX彦坂)
【現地レポート】ジャトロファ・セミナーの開催(1日目)
ジャトロファ事業担当の彦坂です。2008年9月から始まった、このジャトロファ事業はあと1ヶ月ほどで、外務省の日本NGO連携無償資金協力対象事業としての実施を終え、その後は自立的に運営が継続される予定です。
これまでの3年間の集大成とも言えるセミナーが、9月15日および16日に実施されました。1日目である15日はホテルの会議室を借りて、セミナーを開催し、2日目の16日は植栽地であるレロロジャ村と、ジャトロファ・センターを視察するツアーを設けました。
1日目のセミナーでは、BPPT(技術応用評価庁)、ボゴール農業大学、バンドン工科大学、たばこ繊維作物研究所から講師をお招きし、フローレス島をはじめ、お隣のティモール島、ジャワ島やニューギニア島など、全国各地から参加者が集まりました。その他に、シッカ県政府(副知事)、日本大使館(大枝参事官)やエネルギー鉱物資源省の新・再生可能エネルギー・省エネルギー総局バイオエネルギー部より、それぞれゲストをお迎えしました。

セミナーの受付を手伝ってくれたディアン・デサ財団のスタッフ
まずはディアン・デサ財団代表のアントン氏およびAPEX代表の田中よりオープニングの挨拶があり、その後、日本大使館の大條参事官、シッカ県副知事よりそれぞれご挨拶をいただきました。その後、シッカ県副知事がドラを叩き、正式にセミナーの開会となります。


(左)APEXの田中によるオープニング挨拶、(右)日本大使館大條参事官による挨拶

シッカ県副知事による開会(ドラ)
その後、APEX、ディアン・デサ財団、電力公社(PLN)によるジャトロファ油販売延長に関する覚書(MOU)の署名が行われました。昨年8月に結ばれたMOUの期限が切れるので、その期限を延長するものです。

その後、APEXのジャトロファ事業の進展に関する講演を含め、各講師によるこれまでの研究成果などに関する講演があり、最後に全ての講師が壇上に並び、ジャトロファ事業をどのように普及させていくかなどについて参加者を交えて議論を行いました。

参加者も交えた議論の時間


セミナー会場の様子
このセミナーには様々な地域から約100名の参加者が集まりました。各講演後や、総合議論の時間には参加者からも様々な質問や意見が出され、終了予定時刻を大幅に超えた夜6時過ぎまで活発な議論が行われました。
(APEX彦坂)
これまでの3年間の集大成とも言えるセミナーが、9月15日および16日に実施されました。1日目である15日はホテルの会議室を借りて、セミナーを開催し、2日目の16日は植栽地であるレロロジャ村と、ジャトロファ・センターを視察するツアーを設けました。
1日目のセミナーでは、BPPT(技術応用評価庁)、ボゴール農業大学、バンドン工科大学、たばこ繊維作物研究所から講師をお招きし、フローレス島をはじめ、お隣のティモール島、ジャワ島やニューギニア島など、全国各地から参加者が集まりました。その他に、シッカ県政府(副知事)、日本大使館(大枝参事官)やエネルギー鉱物資源省の新・再生可能エネルギー・省エネルギー総局バイオエネルギー部より、それぞれゲストをお迎えしました。

セミナーの受付を手伝ってくれたディアン・デサ財団のスタッフ
まずはディアン・デサ財団代表のアントン氏およびAPEX代表の田中よりオープニングの挨拶があり、その後、日本大使館の大條参事官、シッカ県副知事よりそれぞれご挨拶をいただきました。その後、シッカ県副知事がドラを叩き、正式にセミナーの開会となります。


(左)APEXの田中によるオープニング挨拶、(右)日本大使館大條参事官による挨拶

シッカ県副知事による開会(ドラ)
その後、APEX、ディアン・デサ財団、電力公社(PLN)によるジャトロファ油販売延長に関する覚書(MOU)の署名が行われました。昨年8月に結ばれたMOUの期限が切れるので、その期限を延長するものです。

その後、APEXのジャトロファ事業の進展に関する講演を含め、各講師によるこれまでの研究成果などに関する講演があり、最後に全ての講師が壇上に並び、ジャトロファ事業をどのように普及させていくかなどについて参加者を交えて議論を行いました。

参加者も交えた議論の時間


セミナー会場の様子
このセミナーには様々な地域から約100名の参加者が集まりました。各講演後や、総合議論の時間には参加者からも様々な質問や意見が出され、終了予定時刻を大幅に超えた夜6時過ぎまで活発な議論が行われました。
(APEX彦坂)
【報告】アフタヌーンカフェ9月の会~インドネシアの水質汚濁問題と地域通貨~
9月11日(日)に「アフタヌーンカフェ9月の会@鶯谷Office」を行いました。夏が戻ってきたかのようなムシ暑さの中、新規の方3名をむ9名で行ないました。
第1部のAPEX事業説明では、APEXの排水処理事業のご説明をしました。
排水処理事業は、前事業で形成したモデルシステムを本格的に普及させるための取り組みが今年の秋から始まる予定となっています。そこで、この機会に事業のあゆみをご紹介しようと、2000年あたりから現在までの経緯と新規事業の内容までをご説明しました。短い時間の中で概要のご説明しかできませんでしたが、インドネシアの水質汚濁の現状と、地域の状況に合った技術開発についてお伝えできたのではないかと思います。質問も多数いただだきました。

(今回の参加者は9名でした)
第2部の勉強会では、「地域通貨」を取り上げました。「エンデの遺言」などを引きながら、公的な貨幣との違いや特性について、担当のボランティアスタッフからお話を聞いたのですが、コミュニティの中での人・物・お金の動きを促進する効果の理由が分かり、地域のみなさんと運営する上での効果もありそうで、楽しそうなイメージを持ちました。

(地域通貨の特長は?)
今回のカフェは、全体的にご発言も多く、第3部のスタッフのミーティングまで参加して下さる熱心な方が大半で、まずまず充実していたように思います。スタディーツアーの訪問先で購入してきたジャワコーヒーやお菓子も好評でした。
ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

(今回はジャワコーヒーです。)
さて、次回のアフタヌーンカフェは12月に開催の予定です。次回も多数の方のご参加をお待ちしております。
(APEX三木)
第1部のAPEX事業説明では、APEXの排水処理事業のご説明をしました。
排水処理事業は、前事業で形成したモデルシステムを本格的に普及させるための取り組みが今年の秋から始まる予定となっています。そこで、この機会に事業のあゆみをご紹介しようと、2000年あたりから現在までの経緯と新規事業の内容までをご説明しました。短い時間の中で概要のご説明しかできませんでしたが、インドネシアの水質汚濁の現状と、地域の状況に合った技術開発についてお伝えできたのではないかと思います。質問も多数いただだきました。

(今回の参加者は9名でした)
第2部の勉強会では、「地域通貨」を取り上げました。「エンデの遺言」などを引きながら、公的な貨幣との違いや特性について、担当のボランティアスタッフからお話を聞いたのですが、コミュニティの中での人・物・お金の動きを促進する効果の理由が分かり、地域のみなさんと運営する上での効果もありそうで、楽しそうなイメージを持ちました。

(地域通貨の特長は?)
今回のカフェは、全体的にご発言も多く、第3部のスタッフのミーティングまで参加して下さる熱心な方が大半で、まずまず充実していたように思います。スタディーツアーの訪問先で購入してきたジャワコーヒーやお菓子も好評でした。
ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

(今回はジャワコーヒーです。)
さて、次回のアフタヌーンカフェは12月に開催の予定です。次回も多数の方のご参加をお待ちしております。
(APEX三木)
【報告】第6回「開発とNGO」研究会 ムハマド・ユヌス『貧困のない世界を創る』
「開発とNGO」研究会は、いよいよ第6回を迎えました。9月4日(日)に開催された第6回では、グラミン銀行の創始者であり、ソーシャルビジネスの提唱者であるムハマド・ユヌス氏の『貧困のない世界を創る』を取り上げました。
今年の研究会は、「貧困の構造とその克服」をテーマに毎月1冊テキストの著作を読み合わせてますが、1~3回は、いわゆる従属論に連なるもので、資本主義の構造や国家間の関係などの観点から貧困問題を考えました。第4回は、先進国のなかで広がりを見せる貧困について焦点をあてたもので、第5回と今回の第6回は、問題の解決法や代替案を考える手がかりを与える著作を選んでいます。研究会としても、貧困を克服するための代替案を考えていく時期で、今回は、グラミン銀行の活動に学ばせていただきました。
グラミン銀行の活動は、これまで経済的基盤が弱かった人々に発展の手がかりを与え、自治的な思考をもさせるようなビジネスの形を提唱、実践した意味で、大変素晴らしいと思います。NGOや政府の開発や援助の弱い部分を補完し、展開を期待できるようなアイディアにあふれていて、NGOとしても大変参考になります。
ただ、逆に言えば、経済的視点からの論述がやや強く、貧困を解消するための代案としてはもう少し社会学、哲学的視点が必要ではないか、という意見が聞かれました。前回取りあげたアマルティア・センの洞察の深さが思い出されます。また、著作の中で世界的大企業との提携による活動がサクセスストーリーのように書かれていますが、それまでの現場感覚や開発の適正な範囲などがいつしか失われて、普通の企業と変わらなくなったりしないかが心配といった意見も聞かれました。

(今回は、8名の方が参加しました)
貧困を解決するには、ローカリゼーションを担保する適正な規模(の考え方)が重要で、それと資本主義の問題解決の双方への取り組みがいるのではないか、というのが、今回のまとめ的ご意見だったでしょうか。
次回、第7回はいよいよ最終回です。参加者のみなさまに「私が考える貧困の構造とその克服」について発表していただきます!
(APEX三木)
今年の研究会は、「貧困の構造とその克服」をテーマに毎月1冊テキストの著作を読み合わせてますが、1~3回は、いわゆる従属論に連なるもので、資本主義の構造や国家間の関係などの観点から貧困問題を考えました。第4回は、先進国のなかで広がりを見せる貧困について焦点をあてたもので、第5回と今回の第6回は、問題の解決法や代替案を考える手がかりを与える著作を選んでいます。研究会としても、貧困を克服するための代替案を考えていく時期で、今回は、グラミン銀行の活動に学ばせていただきました。
グラミン銀行の活動は、これまで経済的基盤が弱かった人々に発展の手がかりを与え、自治的な思考をもさせるようなビジネスの形を提唱、実践した意味で、大変素晴らしいと思います。NGOや政府の開発や援助の弱い部分を補完し、展開を期待できるようなアイディアにあふれていて、NGOとしても大変参考になります。
ただ、逆に言えば、経済的視点からの論述がやや強く、貧困を解消するための代案としてはもう少し社会学、哲学的視点が必要ではないか、という意見が聞かれました。前回取りあげたアマルティア・センの洞察の深さが思い出されます。また、著作の中で世界的大企業との提携による活動がサクセスストーリーのように書かれていますが、それまでの現場感覚や開発の適正な範囲などがいつしか失われて、普通の企業と変わらなくなったりしないかが心配といった意見も聞かれました。

(今回は、8名の方が参加しました)
貧困を解決するには、ローカリゼーションを担保する適正な規模(の考え方)が重要で、それと資本主義の問題解決の双方への取り組みがいるのではないか、というのが、今回のまとめ的ご意見だったでしょうか。
次回、第7回はいよいよ最終回です。参加者のみなさまに「私が考える貧困の構造とその克服」について発表していただきます!
(APEX三木)