やっと決まりました!!第2の処理施設建設地
さまざまな地区が候補に挙がっては消えていったプカロンガン市ですが、
やっと第2の建設地が決まりました~~~!!!
プカロンガン市内のサプロ地区という、川の近くのコミュニティです。

川沿いにちょうど空き地があり、そこに建設を予定しています。

川岸はきれいに石で固められていますが、パイプ?
このパイプの先は家々のトイレにつながっています。
ご察しの通り、排泄物は未処理です。。。
川の色、写真ではちょっとわかりにくいですが「黒?チョコレート色?」って感じです。
プカロンガン市は
「バティック(インドネシア伝統のろうけつ染め)の町」
と呼ばれていて、バティック産業が盛んです。
普通の川はコーヒー牛乳みたいな色ですが、
この川は染色排水の色でチョコレート色。
インドネシアでいくつかの町を訪問しましたが、
たまに見かけると全然違う色で本当にびっくりします。

コミュニティ内の地図をもとに、地域内を見て回ります。

コミュニティ内の水路には、洗濯や台所排水が流れています。
今は乾季ですが、雨季には間違いなく洪水なんだろうなー。。
でも、これがインドネシアの人たちにとっての普通の環境です。
やっと場所が決まったばかりですが、建設は12月までに終わらせなくてはいけません!
このプロジェクトは市政府との共同プロジェクトで、
昨年はJICAの援助で排水処理施設を、市政府の資金で配管を作りましたが、
今年は、市政府の資金で排水処理施設を、JICAの資金で配管を作ることになっています。
インドネシアの年度末は12月なので、大急ぎです!
次の日は、テガール市のスレロック地区へ
2012年度に建設は終了しましたが、配管工事が遅れていたため
やっと今日(9月24日)試運転です!

回転円板の回転数や、水量の調節をしました。
問題なさそうなので、このまま運転を開始しました。
そして、新たな処理施設建設地へ。
こちらも同じスレロック地区ですが、町内会が異なります。

今回の訪問では、テガール市政府とも打ち合わせをしたのですが、そのときに、
「実は、建設場所を少しだけコミュニティから離したいんだ。40mくらい予定地をずらしたい。」
と話があり、早速場所を見に行きました。
土地を測り、ここらへんだね?と確認、簡単な杭打ちをしました。
というか、40mもコミュニティから離れたら、配管部分が長くなり、
さらに、40cmほど処理施設も深くなってしまいます。
ということは、土を掘る深さや量も増えて。。。
そして建設の資金も大きくなる~~~~。。。ひえーー。。。
と言っても、これでやるしかありません。
こちらも政府予算を12月までに使い切る必要があるので、
大急ぎで技術チームが設計の修正と見積もりをつくりました。
あと3か月弱!急げや急げ!
<APEX尾上>
やっと第2の建設地が決まりました~~~!!!
プカロンガン市内のサプロ地区という、川の近くのコミュニティです。

川沿いにちょうど空き地があり、そこに建設を予定しています。

川岸はきれいに石で固められていますが、パイプ?
このパイプの先は家々のトイレにつながっています。
ご察しの通り、排泄物は未処理です。。。
川の色、写真ではちょっとわかりにくいですが「黒?チョコレート色?」って感じです。
プカロンガン市は
「バティック(インドネシア伝統のろうけつ染め)の町」
と呼ばれていて、バティック産業が盛んです。
普通の川はコーヒー牛乳みたいな色ですが、
この川は染色排水の色でチョコレート色。
インドネシアでいくつかの町を訪問しましたが、
たまに見かけると全然違う色で本当にびっくりします。

コミュニティ内の地図をもとに、地域内を見て回ります。

コミュニティ内の水路には、洗濯や台所排水が流れています。
今は乾季ですが、雨季には間違いなく洪水なんだろうなー。。
でも、これがインドネシアの人たちにとっての普通の環境です。
やっと場所が決まったばかりですが、建設は12月までに終わらせなくてはいけません!
このプロジェクトは市政府との共同プロジェクトで、
昨年はJICAの援助で排水処理施設を、市政府の資金で配管を作りましたが、
今年は、市政府の資金で排水処理施設を、JICAの資金で配管を作ることになっています。
インドネシアの年度末は12月なので、大急ぎです!
次の日は、テガール市のスレロック地区へ
2012年度に建設は終了しましたが、配管工事が遅れていたため
やっと今日(9月24日)試運転です!

回転円板の回転数や、水量の調節をしました。
問題なさそうなので、このまま運転を開始しました。
そして、新たな処理施設建設地へ。
こちらも同じスレロック地区ですが、町内会が異なります。

今回の訪問では、テガール市政府とも打ち合わせをしたのですが、そのときに、
「実は、建設場所を少しだけコミュニティから離したいんだ。40mくらい予定地をずらしたい。」
と話があり、早速場所を見に行きました。
土地を測り、ここらへんだね?と確認、簡単な杭打ちをしました。
というか、40mもコミュニティから離れたら、配管部分が長くなり、
さらに、40cmほど処理施設も深くなってしまいます。
ということは、土を掘る深さや量も増えて。。。
そして建設の資金も大きくなる~~~~。。。ひえーー。。。
と言っても、これでやるしかありません。
こちらも政府予算を12月までに使い切る必要があるので、
大急ぎで技術チームが設計の修正と見積もりをつくりました。
あと3か月弱!急げや急げ!
<APEX尾上>
搾り粕の炭を肥料に
前回、ジャトロファの搾り粕からのバイオブリケット生産のことを書きましたが、その後、副産物である搾り粕の利用法検討第2弾として、炭を作ってみました。
炭の作り方は、搾り粕の大きさが小さいので、似たような大きさであるもみ殻の炭の生産方法を取り入れました。以下の写真のように、ドラム缶を半分に切り、底面に煙突をつけたものです。このドラム缶の中で、木やヤシの繊維などを燃やし、その外側に搾り粕を積んでいきます。

目にツンとくる煙が立ちこめるとともに、徐々に搾り粕の色が黒くなっていきます。

出来た炭は燃えることも確認したのですが、元々肥料成分に富んだ搾り粕ですから、炭にしてからも肥料として使えるかどうか確認してみました。もみ殻の炭(くん炭)は畑に埋めると、土の保水性、通気性を高めて作物の成長に良いと言われています。
現在販売している搾り粕のコンポストを土に10%混ぜたもの、搾り粕の炭を20%または10%土に混ぜたもの、もみ殻の炭を20%または10%土に混ぜたものを用意して、1ヶ月間菜っ葉を育てました。

上の写真は左から、10%コンポスト添加、20%搾り粕の炭添加、10%搾り粕の炭添加、20%もみ殻の炭添加、10%もみ殻の炭添加のものです。
10%搾り粕の炭を添加したものが最も生育がよく、同量のコンポストを添加したものに比べて約1.6倍の大きさとなっていることが分かりました。また同量のもみ殻の炭を入れた場合と比較すると、約2倍の大きさとなりました。今後、さらに評価を続けて製品化も検討していきたいと思います。

(APEX彦坂)
炭の作り方は、搾り粕の大きさが小さいので、似たような大きさであるもみ殻の炭の生産方法を取り入れました。以下の写真のように、ドラム缶を半分に切り、底面に煙突をつけたものです。このドラム缶の中で、木やヤシの繊維などを燃やし、その外側に搾り粕を積んでいきます。

目にツンとくる煙が立ちこめるとともに、徐々に搾り粕の色が黒くなっていきます。

出来た炭は燃えることも確認したのですが、元々肥料成分に富んだ搾り粕ですから、炭にしてからも肥料として使えるかどうか確認してみました。もみ殻の炭(くん炭)は畑に埋めると、土の保水性、通気性を高めて作物の成長に良いと言われています。
現在販売している搾り粕のコンポストを土に10%混ぜたもの、搾り粕の炭を20%または10%土に混ぜたもの、もみ殻の炭を20%または10%土に混ぜたものを用意して、1ヶ月間菜っ葉を育てました。

上の写真は左から、10%コンポスト添加、20%搾り粕の炭添加、10%搾り粕の炭添加、20%もみ殻の炭添加、10%もみ殻の炭添加のものです。
10%搾り粕の炭を添加したものが最も生育がよく、同量のコンポストを添加したものに比べて約1.6倍の大きさとなっていることが分かりました。また同量のもみ殻の炭を入れた場合と比較すると、約2倍の大きさとなりました。今後、さらに評価を続けて製品化も検討していきたいと思います。

(APEX彦坂)