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特定非営利活動法人APEX
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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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東北大学・APEX合同ワークショップ「アジア地域に適した生活排水処理技術の開発と普及」を開催しました

各方面で告知させていただきましたが、東北大学の原田秀樹教授とAPEXの田中直代表理事を講師に迎えた合同ワークショップ「アジア地域に適した生活排水処理技術の開発と普及」が無事開催されました。
20140726会場

企画から約1ヶ月のスピード開催で、

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APEX通信第75号発行のお知らせ

こんにちは。国内事業・広報担当の塩原です。

大変ながらくお待たせいたしましたが、ようやく当会の会報である「APEX通信第75号」が完成しました。昨年12月から期間が空いての発行となってしまったことをお詫びいたします。当会のホームページやこのスタッフブログは一般の方からも訪問いただいておりますので、この場を借りて内容を紹介させていただきます。

今号は、コミュニティ排水処理事業やジャトロファ事業の進捗情報に加え、インドネシアでのスターリングエンジンの案件化調査、また適正技術陣材育成研修の現地訪問報告など盛りだくさんの内容です。

tsushin75_hyoushi
-目次-

●コミュニティ排水処理事業報告
 普及に向けて
●ジャトロファ事業報告
 事業自立性の向上に向けて
●バイオマスエネルギー事業
 スターリングエンジンの調査に参加して
●国内活動
 初級コース
 中級コース
●第1回会員のつどいを開催しました
●会員の広場
●APEX Topics & Information



編集やデザインは初めてでわからないことだらけでしたが、事務局の先輩に教えてもらいながらようやく完成させることができました。印刷屋さんから届いた完成品を初めて手にとったときは、少し感動してしまうくらいでした。

会員の方へは、最新号が出来次第郵送で送付させていただいておりますが、一般の方へは1部300円(郵送料別)でお分けしております。APEXの開催しているイベントでも何部かご用意しておりますので、そこでもご覧いただくことが可能です。

でも、よろしければ会員になっていただいて、定期購読をしていただけると編集者としても嬉しいです。それと、今後のより良い機関誌発行のために、みなさんのご感想や意見などぜひお聞かせください!(APEX塩原)

ご感想やご意見は→ こちら
入会についての詳細は→ こちら

現場訪問 di プカロンガン市、テガール市

プカロンガン市の処理施設は、もうすぐ完成です!

今日は、現場のチェックと新設したショックアブソーバーという施設がうまく働くかどうかを見に来ました。
排水は処理施設にポンプアップされるのですが、ポンプから直接流すと、処理施設に入る排水の量が
多すぎてしまいます。それを緩和するのがショックアブソーバーです。

回転円板の様子をチェックしています。

sapuro1.jpg

そして、今日の「本命」ショックアブソーバーのチェックですが、まだパイプがつながっていませんでした(笑)

sapuro2.jpg

工事担当のヨノさんが、さささっとパイプをつなぎます。
そして、10分くらいでつながりました。早いです!

sapuro4.jpg

と、できましたが。。。
残念ながら、ポンプの調子が悪く、ショックアブソーバーのテストは次回にお預けです。

そして、プカロンガン市の環境衛生局に進捗報告と、依頼されていたバティック排水処理施設の
コンサルテーョン結果報告をしました。
市内に数百軒以上あるバティック工場が、ほとんど未処理で排水を川に流しているということで、
なんとかしたいということなのです。市政府の方は、多すぎて手が出ない。。といった印象でした。

klh pek

インドネシアでは、排水に関する規制はあるのですが、それには法律にはなっていないようなのです。
なので、規制を実行することができない、ということみたいです。

なんだかもどかしいというか、うーん。。。と考えてしまいます。

そして、テガール市へ。
こちらでも市政府の担当者と、建設や今後の活動についての打合せをしました。
排水とは関係ないですが、テガール市では、ごみのコンポスト化事業をやっているみたいでした。

tegal.jpg

このバイク付リヤカー(?)で有機ごみとその他のごみを回収して、コンポスト化しているみたいです。
後ろにゴミ箱がありますが、ごみの分別をしているみたいですね。
町を車で走っている時にも、このゴミ箱を何度か見かけました。

インドネシア、環境の問題はたくさんありますが、それぞれの市政府も頑張っているんですね!!


(APEX尾上)

野焼きと原生林破壊のこと

フローレス島では、乾季の中盤にさしかかりました。この時期から山では野焼きが目立ち始めます。野焼きはもちろん法令で禁止されています。

以前にも書いたかもしれませんが、このあたりの野焼きの原因は主に2つあり、家畜の餌である雑草を新しく生え変わらせるためと、畑における植え付けの準備としての焼却または畑の拡大、いわゆる焼き畑のためです。その他に、タバコのポイ捨てや面白半分に火をつけるケースも有るようです。

野焼きの跡
上半分が焼けて真っ黒になった山

ジャトロファ事業の発端となったレロロジャ村の村長さんは、「以前は山にも森があり、鳥や動物がいた」とおっしゃっていました。今では、所々に大きな木が点在しているほかは、雑草ばかりに覆われる山が目立ちます。

安易に野焼きに走るインドネシア人の環境保護意識の低さを責める人もいるかと思いますが、環境を守ることよりも自分の生活、今日明日食う飯をどうするかという切迫した問題を抱えている人が多いことも確かかと思います。

こんなことを書く気分になったのも、先日、原生林破壊、世界最速に ブラジルの約2倍 政権の保護策失敗 (2014年07月07日)というニュースを見たからかもしれません。以前は森林減少の著しい国世界一であったブラジルを、2位であったインドネシアが抜いて世界一になったという残念なニュースです。

インドネシアでは2000~2012年の間に、602万ヘクタールの原生林が失われたそうです。この面積はイギリスの面積の約半分、バリ島の10倍とのこと。記事にもあるように、今度決まる新大統領が環境保護に関してももっと積極的に検討するようになると良いのですが。

ところで、この事業ではジャトロファの種子の買い取りを仲介する種子収集人を雇用していますが、現在、彼らにアンケート調査を行っているところです。ただし、回収できているのは、まだほんの一部です。その中で、ジャトロファの種子の買い取りを開始して以来、環境に対してどのような住民の意識変化があったかを尋ねた項目があります。

回答者の多くが、今まで価値のなかったジャトロファが価値を持ったことで、(野焼きを行って他人のジャトロファが燃えた場合に、火をつけた人は伝統的なしきたりによる罰則で罰せられるなどの理由で)野焼きが減ったと書いてくれました。理由はどうあれ、野焼きが減ったのは良いことで嬉しく思いました。この事業を通して、住民の環境に対する意識が高まり、民衆の意識変化が国全体の意識変化を導くことを願っています。

(APEX彦坂)

アフタヌーンカフェ in PLAIN鎌倉を開催します!

アフタヌーンカフェは、APEXの活動を分かりやすくご紹介したり、
カフェスタイルの勉強会などを行うイベントです。

今回のアフタヌーンカフェは、鎌倉のPLAINさんにご協力いただき、
インドネシア駐在員を囲んだ座談会を行います。

APEXが活動しているインドネシアは、めまぐるしい経済発展の一方で、
必要なインフラが未整備なため、水質汚濁などの環境汚染が進んでいます。
このような水の問題やAPEXの活動の実際を、ウラガワも含めて
尾上スタッフがご説明いたします。また、第2部では、市民科学をテーマに
した勉強会も行います。

 ・現地の話を聞いてみたい!
 ・国際協力に関心がある。
 ・私にできることはないかなあ。
 ・APEXの活動について知りたい!

という方は、どうぞお気軽にご参加ください。

★♪----------------------------------------------------------♪☆
              アフタヌーンカフェ in PLAIN鎌倉
         駐在員帰国座談会~インドネシアの水問題と国際協力~
☆♪----------------------------------------------------------♪★

 ★日時  2014年7月27日(日)14:30-17:00

 ★場所 PLAIN 鎌倉
      〒248-0005鎌倉市雪ノ下1-2-7(地図
      TEL 0467-38-5096
      (アクセス:鎌倉駅より小町通りを鶴岡八幡宮方面に進み、聖ミカエル教会と
            まめやさんの角を左折、踏切前)
 ★プログラム
 
 14:30-15:45 第1部 駐在員帰国座談会「インドネシアの水問題とAPEXの国際協力」
          (内容)インドネシアにおける水質汚濁問題やAPEXの活動、現場の声などを
               ご紹介します。感じたことをざっくばらんに話し合いましょう。
 15:45-15:55 休憩         
 15:55-17:00 第2部 カフェ勉強会 テーマ「科学とのつきあいかた」
          (内容)科学は社会に大きく影響を与えるはずなのに、
              なんだかうまく議論できてないと感じませんか?
              今回は社会の側から科学を見る「科学技術社会論」をご紹介し、
              科学技術のリスクをどう論じればよいのか、みんなで考えたいと
              思います。
                      
 ★参加費 ワンオーダー制
       ※ランチメニュー、カフェメニューなどがご利用いただけます。

 ★主催 特定非営利活動法人APEX、ボランティアグループAPnet

 ★お申し込み方法
     
   7月26日までにメール、電話、FAXで、お名前とご連絡先(メールアドレスまたは電話)をお知らせ下さい。
 (平日:10:00~17:00、週末・夜間はメールかFAXでお申込ください)

 ★お申込先

  特定非営利活動法人APEX(担当:塩原)
  電話:03-3875-9286 FAX:03-3875-9306 
  E-mail:tokyo-office[at]apex-ngo.org [at]を半角@に変えてお送りください。
  URL:http://www.apex-ngo.org/

2014年度第2回「開発とNGO」研究会『世界共和国への展望』を開催しました

<成長に依存しない社会をめぐって>というテーマで行っている2014年度の「開発とNGO」研究会ですが、第2回は柄谷行人著『世界共和国へー資本=ネーション=国家を超えて』(岩波新書、2006年)をテキストに、25名の参加者を迎え開催いたしました。
20140706研究会_会場のようす

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