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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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実験という名のダイエット?!

さて。実験装置も無事搬入され、早速装置を使って練習から開始です。

水道水を装置に入れて、循環練習をした後、アルカリ剤を使ってやってみます。

私の実験は、「ガス化で得られたガスに含まれる、夾雑ガスをアルカリ溶液で吸収・除去しましょう」というもの。
ガス化からのガスは、回収後、メタノール合成に使用される予定ですが、メタノール合成のために必要なガスだけではなく、メタノール合成の際、使用される触媒を劣化させてしまう毒性のガスも含まれます。
メタノール合成する前に、ガスを洗浄していらない夾雑ガスは除きましょう、というのが目的です。
ということで。

まず、アルカリ剤をせっせと水道水に溶かしていきます。
図1

出来上がったアルカリ溶液のpHをチェック。ん~だいたいpH≒11かな。
図2

なんせこの装置、容積は340Lありますから!
図6

BPPTのスタッフが混ぜ混ぜしているバケツは20L。
ということは。。。。。。
バケツの中でアルカリ剤を混ぜ混ぜ → 男性スタッフ二人がかりで装置に水を投入 → バケツに水とアルカリ剤を入れて混ぜ混ぜ → 水投入。。。という感じで17回やってようやく実験スタートできる状態になるわけです。

写真の左側、ガスタンクがあります。
それを装置内で循環させ、用意したアルカリ溶液も同時に循環させて、気体と液体を反応させます。

アルカリ溶液がガスと反応し、沈殿物が出来ます。
これは水に溶けないので沈殿してきます。

図4
写真の中のもや~とした白濁している部分、これが沈殿物です。

反応後、洗浄されたガスを回収して、洗浄効果を調べます。
図5
本日の成果~という感じで、中のガス成分を測定します。

普段はBPPTのスタッフが着いてくれますが、運悪く一緒にできないときもあり、その時はせっせとバケツの上げ下げを一人でやります。
実験が詰まっていたときは、毎日筋肉痛。
おかげで体が引き締まり、腕が若干太くなった気が。。。
筋肉痛のためのシップを買いだめすることになりそうです~

(APEX 河合)

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