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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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種子の予熱とスラッジの使い道

フローレス島はただいま乾季のまっただ中で、種子の収集はもう一段落しました。その代わりにジャトロファ・センターでは集めたジャトロファの種子からの搾油・精製を行っています。

搾油
搾油の様子

種子の予熱器のバーナーがまた不調で、マニュアルでの種子の加熱も行っています。ドラム缶を切ったものに種子を入れ、下から火であぶって加熱。均一に加熱されるようにシャベルでかき混ぜます。

種子の予熱の様子ドラム缶で種子の予熱を行う

「これぞ適正技術だ」とインドネシア人スタッフが言っていました。

搾油で得られた油はろ過した後、精製を行います。下の写真はフィルタープレスによるろ過の様子です。

フィルタープレスを用いたろ過

搾油後に得られる油は、非常に細かい粒からなる泥(スラッジ)を含んでいます。スラッジの量は油の量の10分の1前後なので、あまり多くないのですが、搾油を進めていくと結構な量になります。

スラッジ
スラッジ

このまま、コンポストにしようかと試したこともあったのですが、油がまだ残っているからか固まってしまい、上手く行きませんでした。今では焼却して、灰をコンポストに混ぜています。通常、植物の灰にはカリウムが含まれるので、農産物の栄養分になります。

スラッジを燃やして灰をコンポストに混ぜる
スラッジの焼却の様子

最近はコンポストの売れ行きも伸びてきており、張り切って生産を行いたいと思います。

(APEX彦坂)

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