トゥルン地区での竣工式とJICAの視察
本日(1月18日)の午前中、スレマン県カラサン群タマンマルタニ村トゥルン地区の排水処理設備の竣工式が行われました。先日、このブログの記事にした10基目の生活排水処理プラントです。
今回の竣工式には、日本から事業終了時の最終視察にいらっしゃったJICA東京事務所の佐々木所長と本事業の担当者である高橋氏も出席されました。


(左:排水処理設備と竣工式会場、右:竣工式の様子)
その他、スレマン県の環境局の衛生担当部長やトゥルン地区のあるタマンマルタニ村の村長代理の方をはじめ、周辺住民の方など、合計で約30名前後の参加がありました。皆さん、日差しのあたる前列を避けて、座っていらっしゃいます。

地区の住民グループ代表や招待客の挨拶が終わり、JICAの佐々木所長に竣工のドラを鳴らしてもらいました。

本事業で建設された排水処理設備はすべて、現地の住民に譲渡されますが、その際にはMOU(覚書)を取り交わします。下の写真は、そのMOUを手渡しているところです。

最終視察に訪れたJICAの高橋氏にとってはちょうど良い機会なので、スレマン県環境局の衛生担当部長の方に同県の衛生設備の普及状況や今後の予定などをヒアリングされていました。

(左から、スレマン県環境局衛生担当部長のインドラ氏、JICAの高橋氏、APEXの田中)
元々それほど手間はかからないのですが、住民が排水処理設備のメンテナンスを怠っていたために閉塞などのトラブルが起きた経験から、排水処理設備の回転円板装置の上に、メンテナンス方法を示した横断幕も備えました。

この地区の排水処理設備設置は、住民側からPUSTEKLIMに働きかけて実現した珍しいケースでした。資金配分など複雑なこともありましたが、運転管理が容易で排水の水質も良い処理設備を得ることが出来て、住民の方は喜んでいました。今後もしっかり住民グループで管理して、長く使っていってもらいたいものです。
最後はお約束の記念写真を。

(APEX彦坂)
今回の竣工式には、日本から事業終了時の最終視察にいらっしゃったJICA東京事務所の佐々木所長と本事業の担当者である高橋氏も出席されました。


(左:排水処理設備と竣工式会場、右:竣工式の様子)
その他、スレマン県の環境局の衛生担当部長やトゥルン地区のあるタマンマルタニ村の村長代理の方をはじめ、周辺住民の方など、合計で約30名前後の参加がありました。皆さん、日差しのあたる前列を避けて、座っていらっしゃいます。

地区の住民グループ代表や招待客の挨拶が終わり、JICAの佐々木所長に竣工のドラを鳴らしてもらいました。

本事業で建設された排水処理設備はすべて、現地の住民に譲渡されますが、その際にはMOU(覚書)を取り交わします。下の写真は、そのMOUを手渡しているところです。

最終視察に訪れたJICAの高橋氏にとってはちょうど良い機会なので、スレマン県環境局の衛生担当部長の方に同県の衛生設備の普及状況や今後の予定などをヒアリングされていました。

(左から、スレマン県環境局衛生担当部長のインドラ氏、JICAの高橋氏、APEXの田中)
元々それほど手間はかからないのですが、住民が排水処理設備のメンテナンスを怠っていたために閉塞などのトラブルが起きた経験から、排水処理設備の回転円板装置の上に、メンテナンス方法を示した横断幕も備えました。

この地区の排水処理設備設置は、住民側からPUSTEKLIMに働きかけて実現した珍しいケースでした。資金配分など複雑なこともありましたが、運転管理が容易で排水の水質も良い処理設備を得ることが出来て、住民の方は喜んでいました。今後もしっかり住民グループで管理して、長く使っていってもらいたいものです。
最後はお約束の記念写真を。

(APEX彦坂)
ジャトロファ事業の展開とココナッツ・オイルの販売
ジャトロファ・センターでは、2010年からジャトロファの種子を買い取って来ましたが、その収集量はほとんど伸びず、既に6年が経過しました。7年目の今年は、ジャトロファ事業は少し規模を縮小して、ココナッツ・オイルなどその他の事業を拡大して経済性の改善を狙うことになりました。
ジャトロファの種子の買い取りはこれまで9地域(約40村)から行ってきましたが、その地域の数を減らして4地域としました。また、昨年は一定量の種子を集めた種子収集人にボーナスを支給していましたが、期待していたほどの収集量増加の効果がなく、今年はそのボーナスは廃止することとしました。その代わりに歩合制の賃金を少し増やしました。さらに、種子の買い取り価格を若干(20%ほど)値上げしました。
種子収穫量の多い地域に集中することで、ジャトロファ事業にかかる時間を減らし、もう少し採算性の見込めそうな他の事業へ時間をさけるようにしました。
昨年の12月には各地の種子収集人を訪れ、買い取り価格や種子収集人賃金の値上げなどを告知して理解を求めて来ましたが、今月、種子収集が本格的に集まる前にもう一度各地域を訪問して、周辺の住民に知れ渡っているかを確認しています。
一方、ココナッツ・オイル事業の方では、昨年生産したココナッツ・オイルがまだ50リットルほどあるので、その販売を行っています。市販されているアブラヤシの油から出来た調理油よりも若干値段が高く、住民にとっては初めての商品なので、売上量増加のペースはまだまだ遅いのですが、一度つかってもらえるとリピーターになっていただける人も多いようです。
そのため、これまで1.5リットル入りのボトルのみ利用していましたが、600ml入りのボトルも用意して少額で提供し、初めての人でも試しやすくなるようにしました。
ジャトロファ・センターのあるシッカ県の言葉では、ココナッツをKaborといい、ココナッツ・オイルをLengi Kabor(ルンギ・カボール)と言います。ココナッツ・オイルの商品名は、このKaborから言葉を取って「Kabora」としました。この地方の製品ということが分かるように、この地方の言葉を取り入れたかったのです。

地元で取れたココナッツを利用して地元で作られ、地元の言葉を配したオイルが地元だけでなく、他の島でも消費される日を夢見ながら、今後も努力していきたいと思います。
(APEX彦坂)
ジャトロファの種子の買い取りはこれまで9地域(約40村)から行ってきましたが、その地域の数を減らして4地域としました。また、昨年は一定量の種子を集めた種子収集人にボーナスを支給していましたが、期待していたほどの収集量増加の効果がなく、今年はそのボーナスは廃止することとしました。その代わりに歩合制の賃金を少し増やしました。さらに、種子の買い取り価格を若干(20%ほど)値上げしました。
種子収穫量の多い地域に集中することで、ジャトロファ事業にかかる時間を減らし、もう少し採算性の見込めそうな他の事業へ時間をさけるようにしました。
昨年の12月には各地の種子収集人を訪れ、買い取り価格や種子収集人賃金の値上げなどを告知して理解を求めて来ましたが、今月、種子収集が本格的に集まる前にもう一度各地域を訪問して、周辺の住民に知れ渡っているかを確認しています。
一方、ココナッツ・オイル事業の方では、昨年生産したココナッツ・オイルがまだ50リットルほどあるので、その販売を行っています。市販されているアブラヤシの油から出来た調理油よりも若干値段が高く、住民にとっては初めての商品なので、売上量増加のペースはまだまだ遅いのですが、一度つかってもらえるとリピーターになっていただける人も多いようです。
そのため、これまで1.5リットル入りのボトルのみ利用していましたが、600ml入りのボトルも用意して少額で提供し、初めての人でも試しやすくなるようにしました。
ジャトロファ・センターのあるシッカ県の言葉では、ココナッツをKaborといい、ココナッツ・オイルをLengi Kabor(ルンギ・カボール)と言います。ココナッツ・オイルの商品名は、このKaborから言葉を取って「Kabora」としました。この地方の製品ということが分かるように、この地方の言葉を取り入れたかったのです。

地元で取れたココナッツを利用して地元で作られ、地元の言葉を配したオイルが地元だけでなく、他の島でも消費される日を夢見ながら、今後も努力していきたいと思います。
(APEX彦坂)