流動層コールドモデル実験中
SATREPS事業、ジョクジャカルタでの流動層コールドモデル実験ですが、装置の設置後、
ブロワーの能力不足や、ノズルの圧力損失という問題があり、検討と改良を繰り返しました。
販売業者・作製会社のミスで、設計していたブロワーよりも40%程度の出力で
あったため、NEDO 事業で使用していたブロアーを追加しました。

ノズルの圧力損失が想定より大きかったため、とりはずし
内部の閉塞を改良し、測定、その後ノズルの内径を大きくします。
インドネシア・ベントナイト社に実験で用いる粒子サイズ (180~425µm)
を注文していますが、10分の1程度しか未だ届いていません。
実験を進めるためにはNEDOの実験で使用した粒子を使うしかありませんが、
粒子サイズが平均500µmと大きいため、計算上今ついているブロワーの能力では流動化が難しいです。
そこで425µmの篩を用いて、ふるい分けを行い、下に落ちたものだけを使用します。
NEDO事業で使用した135kWのプラントから粒子を取り出し、乾燥、ふるい分けを行います。

ディアン・デサのスタッフやインターン生の大野さんにも手伝ってもらい、
手作業のため、苦労もありましたが、必要量を得ることが出来ました。

いろいろな問題がありましたが、いよいよ実際に流動層内に粒子を
入れて運転させるという段階まで来ました。
(APEX 須藤)
ブロワーの能力不足や、ノズルの圧力損失という問題があり、検討と改良を繰り返しました。
販売業者・作製会社のミスで、設計していたブロワーよりも40%程度の出力で
あったため、NEDO 事業で使用していたブロアーを追加しました。


ノズルの圧力損失が想定より大きかったため、とりはずし
内部の閉塞を改良し、測定、その後ノズルの内径を大きくします。
インドネシア・ベントナイト社に実験で用いる粒子サイズ (180~425µm)
を注文していますが、10分の1程度しか未だ届いていません。
実験を進めるためにはNEDOの実験で使用した粒子を使うしかありませんが、
粒子サイズが平均500µmと大きいため、計算上今ついているブロワーの能力では流動化が難しいです。
そこで425µmの篩を用いて、ふるい分けを行い、下に落ちたものだけを使用します。
NEDO事業で使用した135kWのプラントから粒子を取り出し、乾燥、ふるい分けを行います。



ディアン・デサのスタッフやインターン生の大野さんにも手伝ってもらい、
手作業のため、苦労もありましたが、必要量を得ることが出来ました。


いろいろな問題がありましたが、いよいよ実際に流動層内に粒子を
入れて運転させるという段階まで来ました。
(APEX 須藤)
ココナッツの搾りかすの色が変化
ココナッツ・オイルを生産しているジャトロファ・センターは、協力先団体であるディアン・デサ財団の農園内にあるのですが、その農園内にはソーラードライヤーと呼ばれる温室状の小屋があり、コプラ(ココナッツの果肉を乾燥させたもの)の生産はそこを利用して行われています。以下の写真がそのソーラードライヤーです。


夜間などは、小屋の外にある釜で木屑などを燃やして小屋内の温度を高く保てます。
しばらく、このソーラードライヤーを借りてコプラの生産を行っていたのですが、少し手狭になってきたため、現在、新しく温室を製作しています。

青とオレンジ色の支柱は、ジャトロファの種子倉庫にあった棚の転用です。
さて、ソーラードライヤーなどの利用で良質なコプラを生産できるようになったためか、コプラの搾油後に得られる搾りかすの色が以前の茶色(左下の写真)から白色(右下の写真)に変化してきました。


この搾りかすは、家畜(特に豚)の餌として販売しています。市場などでよく売られている搾りかすは水分が多いので、すぐに臭くなってしまうのですが、この搾油機から排出される搾りかすはとても乾燥しているので、長期間保管できるそうです。豚だけでなく人間が食べても問題なく、実際に食べるとほのかに甘い味がしてお菓子みたいな食感です。
搾油後のココナッツ・オイルは、現在3種類の容器(340ml, 600ml, 1500ml)に入れて販売しています。調理用油として販売していますが、マッサージ・オイルなどとしても利用されています。ココナッツ・オイルは肌の保湿にも効果があるそうです。

(APEX彦坂)


夜間などは、小屋の外にある釜で木屑などを燃やして小屋内の温度を高く保てます。
しばらく、このソーラードライヤーを借りてコプラの生産を行っていたのですが、少し手狭になってきたため、現在、新しく温室を製作しています。

青とオレンジ色の支柱は、ジャトロファの種子倉庫にあった棚の転用です。
さて、ソーラードライヤーなどの利用で良質なコプラを生産できるようになったためか、コプラの搾油後に得られる搾りかすの色が以前の茶色(左下の写真)から白色(右下の写真)に変化してきました。


この搾りかすは、家畜(特に豚)の餌として販売しています。市場などでよく売られている搾りかすは水分が多いので、すぐに臭くなってしまうのですが、この搾油機から排出される搾りかすはとても乾燥しているので、長期間保管できるそうです。豚だけでなく人間が食べても問題なく、実際に食べるとほのかに甘い味がしてお菓子みたいな食感です。
搾油後のココナッツ・オイルは、現在3種類の容器(340ml, 600ml, 1500ml)に入れて販売しています。調理用油として販売していますが、マッサージ・オイルなどとしても利用されています。ココナッツ・オイルは肌の保湿にも効果があるそうです。

(APEX彦坂)