「開発とNGO」研究会第二回を行いました☆ (久保田)
先週木曜日(8日)に、「開発とNGO」研究会の集まりがありました。
今回は、前回の議論を踏まえて第二部に入りました。
第二部の内容は、構造学派~従属論~世界システム論といった経済学の傍流の流れが書かれていました。
経済学の主流である近代経済学がいままで見落としてきた「分配」の問題を解明しようとし、オルターナティブな経済の仕組みを提起する考え方です。
ただ、テキストではそれぞれの理論についての詳細な説明は省かれており、経済初心者の私達には少し理解しにくかったようです。
そして、この本の論理展開の中で、「貧しさ」の定義が変化しているた
め、論理的一貫性が無いとの点を指摘された方が何人かいました。
次回は最後の第3部ですが、筆者の西川さんが描いておられる「もう一つの発展」の具体的なかたちが書かれているのではないでしょうか。
次回は以下の要領で行います。
途中参加の方、予習が不可能な方も無料で参加可能ですので、どしどしお越しください。
日時:1月26日 午後6時半から
場所:APEX東京事務所
テキスト:西川潤『人間のための経済学』
第3部 社会・人間の開発理論
第8章 援助と自立
第9章 社会開発とは何か
第10章 貧困と格差
第11章 社会的経済
第12章 アマルティア・センの人間開発理論
終章 内発性と自立を目指して
報告者:針谷さん
ちなみに、次々回からのテキストが決まりました。
見田 宗介『現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来』(岩波新書、1996年)です。社会学のアプローチから、現代資本主義の成果と限界に迫り、その修正を試みている、社会学の基本書です。
今回は新書なので分量的にもコンパクトで読みやすいと思いますので、是非手にとってみてください。必要ならば事務所でコピーサービス(1枚10円)も行っていますので、ご連絡ください。
今回は、前回の議論を踏まえて第二部に入りました。
第二部の内容は、構造学派~従属論~世界システム論といった経済学の傍流の流れが書かれていました。
経済学の主流である近代経済学がいままで見落としてきた「分配」の問題を解明しようとし、オルターナティブな経済の仕組みを提起する考え方です。
ただ、テキストではそれぞれの理論についての詳細な説明は省かれており、経済初心者の私達には少し理解しにくかったようです。
そして、この本の論理展開の中で、「貧しさ」の定義が変化しているた
め、論理的一貫性が無いとの点を指摘された方が何人かいました。
次回は最後の第3部ですが、筆者の西川さんが描いておられる「もう一つの発展」の具体的なかたちが書かれているのではないでしょうか。
次回は以下の要領で行います。
途中参加の方、予習が不可能な方も無料で参加可能ですので、どしどしお越しください。
日時:1月26日 午後6時半から
場所:APEX東京事務所
テキスト:西川潤『人間のための経済学』
第3部 社会・人間の開発理論
第8章 援助と自立
第9章 社会開発とは何か
第10章 貧困と格差
第11章 社会的経済
第12章 アマルティア・センの人間開発理論
終章 内発性と自立を目指して
報告者:針谷さん
ちなみに、次々回からのテキストが決まりました。
見田 宗介『現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来』(岩波新書、1996年)です。社会学のアプローチから、現代資本主義の成果と限界に迫り、その修正を試みている、社会学の基本書です。
今回は新書なので分量的にもコンパクトで読みやすいと思いますので、是非手にとってみてください。必要ならば事務所でコピーサービス(1枚10円)も行っていますので、ご連絡ください。
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