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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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バンジャルマシンでの排水処理適正技術セミナー

 もうインドネシア訪問は数えて100回を少し超えるぐらいになっていると思うのですが、今回初めてカリマンタンに足を踏み入れました。8月12,13日と、排水処理適正技術の第三回目のセミナーがバンジャルマシンで開催されたのです。このセミナーは、現在実施中のJICA草の根技術協力事業(パートナー型)「インドネシア国ジョクジャカルタ特別州住宅密集地域における住民参加型コミュニティ排水処理モデルシステムの形成計画」で形成したモデルを周知・普及させていこうという趣旨で、4つの都市で実施中のもの。
 
 バンジャルマシンに到着してから、ojek(オートバイのタクシー)に乗って、市内をひとめぐりしてみました。バンジャルマシンは、kota seribu sungai(千の川の都市)といわれるだけあって、あちらにもこちらにもと、川がとても多いところです。川沿いに、というか川の中に張り出して建てられている家も多く、果物を満載した船なども行き来していて、雰囲気があります。ただ、川はずいぶん汚いです。川沿いの家のトイレは、排泄物が直接川に落ちるようになっているのですが、そのそばでは、川の水で歯磨きしている人や水浴びしている人あり。
 
 セミナーは盛況で、政府筋、病院、大学などから約60名の参加あり。初日はバンジャルマシンの市長が来てあいさつしてくれました。日本でいうと、札幌市長か福岡市長が来てくれたという感じでしょうか。内容は前回までと同じく、水質汚濁の現状、PUSTEKLIM(排水処理適正技術センター)で開発したモデルシステムの紹介、地域で行なわれている排水処理の実践例の紹介、排水処理技術の概論と設計の基礎などからなっています。バンジャルマシンでは、今まで排水処理技術を論じるセミナーや研修はほとんどなかったようで、参加者が新鮮な感覚をもって受け止めてくれているのが伝わってきます。質疑もずいぶんと活発でした。
 
 バンジャルマシン市では、14の下水処理施設を建設して、市内の70%の排水を処理する計画があり、そのうち3施設まで出来上がっているとのこと。そのうちのひとつを見学しました。これが回転円板を使っているのです。ただ、PUSTEKLIMで用いている立体格子状接触体の回転円板と比べると、おそらく3分の1か4分の1くらいの効率のもので、かつ前処理がなされていない、雨水と排水を混合してしまっている、嫌気性処理の併用が考えられていないなど、ずいぶん改善できそうなものでした。
 
 セミナーの次の日の早朝、水上マーケットを見に行きました。思ったより規模は小さかったのですが、船を手で漕いで、野菜やら果物やら小魚やらを売りに来る女性達のたくましさが印象的。水上ワルンのような船もあって、朝食を食べたのですが、飲んだコーヒーが川から汲んだ水で淹れたものだと聞いたら、それだけでお腹が痛くなりそうでした。
 
(APEX 田中直)
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