第1回「開発とNGO」研究会『コンヴィヴィアリティのための道具』報告
桜が満開となっても、お花見するには肌寒い4月4日(日)、第1回「開発とNGO」研究会が開かれました。
初回は、定員15名にせまる12名が参加しました。
第1回は、テキストとしてイリイチの「コンヴィヴィアリティのための道具」を取り上げました。人間の生活を便利にしている様々な道具がありますが、本書では、道具の進歩がある分水嶺を越えると、人間が道具に従属させられること、そしてそのような社会のあり方を指摘しています。本書での指摘の部分は大いに共感できますが、自分の中では既に当たり前にもなっていて、さして問題と思ったこともないということを感じたとき、少し驚きました。本書を通して、まさに道具に使われている自分を感じた気がします。
イリイチが提唱する「自立共生的な社会」の構築についても考えさせられましたが、少なくともそのような社会を築こうという動きというのは、小規模なレベルでは広がりつつあるようにも思います(あくまでも個人的な感想です)。

(第1回研究会の様子)
第1回にご参加いただいたのは、環境分野や市民活動、国際協力に関心をお持ちの社会人と学生の方々でした。初回なのでご発言の少ないことも考えていましたが、そんな心配は無用だったようで、ご発言も多く、活気あるスタートとなりました。
第2回では、第1回をふまえつつ、見田宗介先生の「現代社会の理論」を取り上げていきます。ご関心がございましたらどうぞご参加下さい。
(APEX三木)
初回は、定員15名にせまる12名が参加しました。
第1回は、テキストとしてイリイチの「コンヴィヴィアリティのための道具」を取り上げました。人間の生活を便利にしている様々な道具がありますが、本書では、道具の進歩がある分水嶺を越えると、人間が道具に従属させられること、そしてそのような社会のあり方を指摘しています。本書での指摘の部分は大いに共感できますが、自分の中では既に当たり前にもなっていて、さして問題と思ったこともないということを感じたとき、少し驚きました。本書を通して、まさに道具に使われている自分を感じた気がします。
イリイチが提唱する「自立共生的な社会」の構築についても考えさせられましたが、少なくともそのような社会を築こうという動きというのは、小規模なレベルでは広がりつつあるようにも思います(あくまでも個人的な感想です)。

(第1回研究会の様子)
第1回にご参加いただいたのは、環境分野や市民活動、国際協力に関心をお持ちの社会人と学生の方々でした。初回なのでご発言の少ないことも考えていましたが、そんな心配は無用だったようで、ご発言も多く、活気あるスタートとなりました。
第2回では、第1回をふまえつつ、見田宗介先生の「現代社会の理論」を取り上げていきます。ご関心がございましたらどうぞご参加下さい。
(APEX三木)
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