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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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コミュニティ排水処理事業 新規プロジェクトの準備

こんにちは。今年の1月からAPEXの排水処理事業担当としてジョクジャカルタに赴任している杉浦と申します。
2月ごろから地元の大学に通い、インドネシア語の習得を行っていました。現在は、コミュニティ排水処理の新規プロジェクト立案の準備を行っています。

インドネシアは熱帯地域に位置している為、温暖化による水被害(洪水や干ばつ)を受けやすく、更に、適切な排水処理施設も整っていない為、特に都市の住宅が密集した地域では衛生状態が悪く、より深刻な被害を受けやすい状態です。

川で水浴びをする様子(川で水浴びをする住民)

これまでPUSTEKLIMで開発してきた、コミュニティ排水処理システムの適用を広めていけば、そのような地域の衛生状態を格段に改善できると思われます。折りしも、イントネシア政府としても、PUSTEKLIMで取り組んできたような分散型の排水処理を強力に推し進める方針が打ち出していますので、前回のプロジェクトの経験をふまえ、その成果を広めていくような新しいプロジェクトを形成すべく、準備を進めています。

インドネシアでは、まだ採用される技術が非常に限られており、このままPUSTEKLIMから何もインプットしないと、ほとんどが嫌気性処理だけのプロセスとなってしまい、処理水の水質が心配されます。少なくとも選択できる技術・システムの幅をふやしていくことが重要ではないかと考えてのことです。
排水処理設備(コミュニティ排水処理事業で設置された排水処理設備)

設置された回転円板(トイレを設置する家庭も増えました)

関連するデータの収集のために、気象庁の方などにメールや電話をする際にもインドネシア語で何とか理解して頂けるようになりましたので、最新データをいただいて、インドネシアで最も温暖化による水被害を受けやすい場所の地図をGIS(Geographical Information System、地理情報システム)を使って作っています。

(APEX杉浦)
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