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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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【報告】第6回「開発とNGO」研究会 ムハマド・ユヌス『貧困のない世界を創る』

「開発とNGO」研究会は、いよいよ第6回を迎えました。9月4日(日)に開催された第6回では、グラミン銀行の創始者であり、ソーシャルビジネスの提唱者であるムハマド・ユヌス氏の『貧困のない世界を創る』を取り上げました。

今年の研究会は、「貧困の構造とその克服」をテーマに毎月1冊テキストの著作を読み合わせてますが、1~3回は、いわゆる従属論に連なるもので、資本主義の構造や国家間の関係などの観点から貧困問題を考えました。第4回は、先進国のなかで広がりを見せる貧困について焦点をあてたもので、第5回と今回の第6回は、問題の解決法や代替案を考える手がかりを与える著作を選んでいます。研究会としても、貧困を克服するための代替案を考えていく時期で、今回は、グラミン銀行の活動に学ばせていただきました。

グラミン銀行の活動は、これまで経済的基盤が弱かった人々に発展の手がかりを与え、自治的な思考をもさせるようなビジネスの形を提唱、実践した意味で、大変素晴らしいと思います。NGOや政府の開発や援助の弱い部分を補完し、展開を期待できるようなアイディアにあふれていて、NGOとしても大変参考になります。

ただ、逆に言えば、経済的視点からの論述がやや強く、貧困を解消するための代案としてはもう少し社会学、哲学的視点が必要ではないか、という意見が聞かれました。前回取りあげたアマルティア・センの洞察の深さが思い出されます。また、著作の中で世界的大企業との提携による活動がサクセスストーリーのように書かれていますが、それまでの現場感覚や開発の適正な範囲などがいつしか失われて、普通の企業と変わらなくなったりしないかが心配といった意見も聞かれました。

研究会第6回
(今回は、8名の方が参加しました)

貧困を解決するには、ローカリゼーションを担保する適正な規模(の考え方)が重要で、それと資本主義の問題解決の双方への取り組みがいるのではないか、というのが、今回のまとめ的ご意見だったでしょうか。

次回、第7回はいよいよ最終回です。参加者のみなさまに「私が考える貧困の構造とその克服」について発表していただきます!

(APEX三木)








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