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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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【お知らせ】東北大学・APEX合同ワークショップ「アジア地域に適合的な生活排水処理技術の新しい展開」

こんにちは。インターンの北田です。

朝夕だいぶ冷え込むようになりましたが、体調のほどはいかがでしょうか。
寒くなればなるほど、年末が近づいているように感じる今日このごろです。

今年も残すところあと1ヶ月半になりますが、APEXはまだまだ走り続けます!!
今回は、今年最大のイベントと言っても過言ではない「東北大学・APEX合同ワークショップ」のお知らせをいたします。

この機会に、いまアジア地域が直面している問題と、アジア地域が本当に必要としている技術について考えてみませんか。

このワークショップを通じて、これまで東北大学とAPEXが開発してきた「適正技術」について、すこしでも沢山の方に知っていただけると幸いです。




■東北大学・APEX合同ワークショップ 2011年12月3日(土)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「アジア地域に適合的な生活排水処理技術の新しい展開」
 講師 原田秀樹氏(東北大学教授)、田中 直(APEX代表理事)
 関連URL:http://www.apex-ngo.org/workshop.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 近年のアジア地域の経済発展や都市化の進展には著しいものがありますが、
その一方で、必要なインフラの整備が立ち遅れ、さまざまな問題をもたらし
ている場合も多く、とりわけ水質汚濁や劣悪な衛生環境の改善は大きな課題
です。生活排水や産業排水を適切に処理していくことが欠かせませんが、そ
のためには、低コスト・低エネルギー消費で、運転・保守が容易であり、か
つ処理水質が良好な技術が求められます。

 東北大学とAPEXは、それぞれ15年余りの期間をかけて、そのような、アジ
ア地域に適合的な排水処理技術の開発を進めてきました。別個に取り組んで
きたものでありながら、ともに嫌気性処理と好気性処理を組み合わせてプロ
セスを構成しており、また、好気性処理部分において、東北大学ではDHS(下
向流スポンジ懸垂型リアクター)、APEXでは立体格子状接触体回転円板と、
オリジナルな技術を開発し、採用している点でも共通性があります。一方、
東北大学の技術は中~大規模な下水道にも通用し、APEXの技術は小規模なコ
ミュニティ排水処理に適するという、相補的・相乗的な側面も持っています。
特に小規模システムでは、住民の主体的な受容との動的連関から技術をとら
えていくことも重要です。

 東北大学の技術開発は、JST科学技術振興調整費プログラムによって技術
開発が加速され、その結果JST-JICAの“地球規模課題対応国際科学技術協力
事業(SATREPS)プログラム”に採択されて、いよいよ実機化と普及の段階
に入りました。一方、APEXの技術は、モデルシステムの実績をふまえて、そ
の広域的普及をめざす事業が2011年 10月から始まっています(JICA草の根技
術協力事業(草の根パートナー型))。

この合同ワークショップでは、それらの技術を紹介しながら、これからの
アジア地域に適合的な排水処理技術について考えます。


(講師プロフィール)

原田 秀樹氏
東北大学大学院工学研究科教授。1949年生まれ。東北大学大学院工学研究科
博士課程修了、工学博士。アジア工科大学AIT(在バンコク)准教授、長岡
技術科学大学教授を経て現職。専門は環境・衛生工学、生物反応工学、微生
物生態学。著書に"Environmental Anaerobic technology", Imperial
College Press、『水環境工学』(共著 朝倉書店)など。

田中 直
特定非営利活動法人APEX代表理事。理学博士。1951年生まれ。東京大学工学
部卒業後、石油会社で石油精製プロセス管理、バイオテクノロジー、排水処
理などの業務に従事する一方、1987年の設立当初からAPEXの代表を務め、
1999年より専従(代表)となる。論文に「適正技術の創出に向けて」(西川
潤編『アジアの内発的発展』所収、藤原書店、2001年)、「適正技術・代替
社会」(岩波講座現代社会学第25巻所収、1996年)、編著書に『転換期の技
術者たち』(勁草書房、1989年)など。

* … * … * … * …* … * … * … * …* … * … * … * … * …


▼日 時
 
  2011年12月3日(土)14:00~17:30(13:30受付開始)

 ▼場 所

  JICA研究所国際会議場(地図
  
   東京都新宿区市谷本村町10-5 TEL:03-3269-2911
      (JR中央線・総武線 「市ヶ谷」 徒歩10分)

 ▼プログラム

  13:30      開場、受付開始  
 
  14:00~14:15 あいさつ APEX/科学技術振興機構(JST)/東北大学  
           
  14:15~15:25 「エネルギー最小消費型の下水処理技術の実用化と普及」
          東北大学教授 原田秀樹氏

  15:25~15:35 休憩

  15:35~16:45 「アジア地域に適合的なコミュニティ排水処理システムの
          開発と普及」APEX代表理事 田中直

  16:45~17:30 質疑

  ※18:00 ~   懇親会

 ▼参加費 

  800円(定員100名)

 ▼主 催 
 
  東北大学・原田秀樹研究室・特定非営利活動法人APEX

  
  [協賛]JICA(独立行政法人 国際協力機構) [後援] JST(独立行政法人 
  科学技術振興機構)

 ▼お申し込み

  ウェブサイトから参加登録されるか、メール、電話またはFAXで、合同ワー
  クショップ参加希望と明記の上、お名前とご連絡先(メールアドレスまた
  は電話)をお知らせ下さい。
   
 ▼お申し込み/お問い合せ先
 
  特定非営利活動法人APEX (担当:三木)
  ワークショプのお申込はこちらのページから
  TEL:03-3875-9286  FAX:03-3875-9306
  〒110-0003 東京都台東区根岸1-5-12井上ビル
  E-mail:tokyo-office(@)apex-ngo.org(@)を半角@にしてお送り下さい。
  HP:http://www.apex-ngo.org/

以上
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