プカロンガンとテガールの処理施設
今月も12、13日とプカロンガン、テガールに行ってきました。
今回の出張にはソロと同様、JICAの高橋さんが同行されました。
建設現場を実際に訪問して住民に質問したり現場を見ることに加え、市政府の担当者とのミーティングを通して、市政府としての排水関連プロジェクトへの取り組みや動向を調査されていました。
12日は、プカロンガン市政府環境衛生局担当者とのミーティング
今回は局長が急な出張で出席できず。。担当の方から話を伺いました。

現在のプロジェクトでは、APEXの排水処理設備の普及を目指した活動をしています。
「プロジェクトで用いている排水処理設備を広めるためには?」
との質問に
「今、建設している設備がどうかだね。運転が簡単かどうか、処理水質がいいかを見ないとね」と。
そして、
「小産業の排水もプカロンガンでは問題なんだ。特にプカロンガンにはバティックの染色工場がたくさんあるからね。市としても、安価で使いやすい技術がないかと思っているんだ」
確かに。。以前、ソロの候補地探しでも川がバティック染色排水でチョコレート色になっているのを見ました。
インドネシアのお土産と言えばバティック!
フォーマルな服と言えばバティック!
産業を守りながら、環境にも配慮する必要があります。
以前のプロジェクトでは、染色排水の適正処理技術開発をやりました。
そして、これは実際に求められている技術。APEXとしても今後の活動として考えていかなくてはいけない分野だなぁと思いました。
ミーティング後、ランドゥングサリの建設現場へ移動です。
「あ!回転円板、入ってる!」

そして、スイッチをいれて。。。
回りました-!!
円板の回転回数(1分間に5回転くらいがよいそうです)の確認作業や、取り付けがきちんとされているかをチェック。
そして、ちょうとプカロンガン市の担当の人もみえて、ご挨拶です。

配管も現在工事中。
暑い中、掘って掘って!

暑い中、ほんとにお疲れ様です!!
その傍らでは女性たちがおしゃべり中

何をおしゃべりしているのでしょうか?
排水処理が始まるようになったら、このおしゃべりの中でも
「最近さ、臭くないよね」
みたいなことを話してくれるといいのですが(笑)
そして、ミーティングのあるおうちへ移動です。
これから処理施設の使い方説明会。

PUSTEKLIMスタッフが作った使用マニュアルを使って説明しました。
施設の仕組みはおおよそこんな感じですよ、
沈殿槽の掃除を数か月に一回してくださいね、
停電になったらこうですよ、
などなど。。。
住民の方々は、
「聞いたところでは簡単でできそうだ」
といった反応。
できますとも!実際に4年間住民だけで運転しているところもありますから!!
そして、説明会も終わり、前出の動画中でYonoさんが「準備できてるよ」と言っていたマンゴー(写真のテーブルの上の果物です。すごくおいしい!!)をご馳走になったのでした。
次の日は、テガールです。
こちらでも市の環境衛生局でミーティング。

ミーティングには公共事業局や地域開発計画局の職員の方も参加されていたので、これまで何件の排水プロジェクトがあったかなど、テガール市の排水処理に関する具体的な話を聞くことができました。
そして、スレロックの建設現場へ移動です。

こちらでは、まだ細かいコンクリート打ちなどの作業中。
回転円板もこのときはまだ入っていませんでした
(先週末にディアン・デサの工場から現地に運ばれ、取り付けられました)
こちらでも、工事の様子や住民の方に話を聞いたりしました。
そして、スレロックでも処理施設の使い方説明会です。

こちらでもみなさん
「自分たちでもできそう。」
「わかんないことがあったら、PUSTEKLIMに聞けるしね」
と大丈夫そうな印象です。
は~、やれやれ終わった、と思ったら。。。
「実は相談があるんです」
「ハウスコネクション(家からメインの排水パイプまでの配管)資金を1年間の返済契約で貸してもらっていますけど、、実は生活が苦しい人が多くて、1年間で返すのは難しそうなんです。。2年間とか、期間を延ばしてもらえないですか?」
いろいろ考えちゃうことが起こるものです。
一度結んだ契約です。そんなに簡単に変えてしまっていいのでしょうか?
というか、こちらとしては返してくれれば期間を延ばすことは別に問題ないかもしれません。
でも、何でも「はい、はい」と言うことは、住民のためにならないのでは?
きちんと考えて、計画立ててもらうために、
「もう一度計算しなおして、みんなで合意して、変更を求める手紙を書いてください」
ということになりました。
そんなこんなでしたが、今回の訪問も無事終了。
高橋さんを囲んで記念撮影です。

12月にはランドゥングサリ、スレロックとも、いよいよテスト運転です。
(APEX尾上)
今回の出張にはソロと同様、JICAの高橋さんが同行されました。
建設現場を実際に訪問して住民に質問したり現場を見ることに加え、市政府の担当者とのミーティングを通して、市政府としての排水関連プロジェクトへの取り組みや動向を調査されていました。
12日は、プカロンガン市政府環境衛生局担当者とのミーティング
今回は局長が急な出張で出席できず。。担当の方から話を伺いました。

現在のプロジェクトでは、APEXの排水処理設備の普及を目指した活動をしています。
「プロジェクトで用いている排水処理設備を広めるためには?」
との質問に
「今、建設している設備がどうかだね。運転が簡単かどうか、処理水質がいいかを見ないとね」と。
そして、
「小産業の排水もプカロンガンでは問題なんだ。特にプカロンガンにはバティックの染色工場がたくさんあるからね。市としても、安価で使いやすい技術がないかと思っているんだ」
確かに。。以前、ソロの候補地探しでも川がバティック染色排水でチョコレート色になっているのを見ました。
インドネシアのお土産と言えばバティック!
フォーマルな服と言えばバティック!
産業を守りながら、環境にも配慮する必要があります。
以前のプロジェクトでは、染色排水の適正処理技術開発をやりました。
そして、これは実際に求められている技術。APEXとしても今後の活動として考えていかなくてはいけない分野だなぁと思いました。
ミーティング後、ランドゥングサリの建設現場へ移動です。
「あ!回転円板、入ってる!」

そして、スイッチをいれて。。。
回りました-!!
円板の回転回数(1分間に5回転くらいがよいそうです)の確認作業や、取り付けがきちんとされているかをチェック。
そして、ちょうとプカロンガン市の担当の人もみえて、ご挨拶です。

配管も現在工事中。
暑い中、掘って掘って!

暑い中、ほんとにお疲れ様です!!
その傍らでは女性たちがおしゃべり中

何をおしゃべりしているのでしょうか?
排水処理が始まるようになったら、このおしゃべりの中でも
「最近さ、臭くないよね」
みたいなことを話してくれるといいのですが(笑)
そして、ミーティングのあるおうちへ移動です。
これから処理施設の使い方説明会。

PUSTEKLIMスタッフが作った使用マニュアルを使って説明しました。
施設の仕組みはおおよそこんな感じですよ、
沈殿槽の掃除を数か月に一回してくださいね、
停電になったらこうですよ、
などなど。。。
住民の方々は、
「聞いたところでは簡単でできそうだ」
といった反応。
できますとも!実際に4年間住民だけで運転しているところもありますから!!
そして、説明会も終わり、前出の動画中でYonoさんが「準備できてるよ」と言っていたマンゴー(写真のテーブルの上の果物です。すごくおいしい!!)をご馳走になったのでした。
次の日は、テガールです。
こちらでも市の環境衛生局でミーティング。

ミーティングには公共事業局や地域開発計画局の職員の方も参加されていたので、これまで何件の排水プロジェクトがあったかなど、テガール市の排水処理に関する具体的な話を聞くことができました。
そして、スレロックの建設現場へ移動です。

こちらでは、まだ細かいコンクリート打ちなどの作業中。
回転円板もこのときはまだ入っていませんでした
(先週末にディアン・デサの工場から現地に運ばれ、取り付けられました)
こちらでも、工事の様子や住民の方に話を聞いたりしました。
そして、スレロックでも処理施設の使い方説明会です。

こちらでもみなさん
「自分たちでもできそう。」
「わかんないことがあったら、PUSTEKLIMに聞けるしね」
と大丈夫そうな印象です。
は~、やれやれ終わった、と思ったら。。。
「実は相談があるんです」
「ハウスコネクション(家からメインの排水パイプまでの配管)資金を1年間の返済契約で貸してもらっていますけど、、実は生活が苦しい人が多くて、1年間で返すのは難しそうなんです。。2年間とか、期間を延ばしてもらえないですか?」
いろいろ考えちゃうことが起こるものです。
一度結んだ契約です。そんなに簡単に変えてしまっていいのでしょうか?
というか、こちらとしては返してくれれば期間を延ばすことは別に問題ないかもしれません。
でも、何でも「はい、はい」と言うことは、住民のためにならないのでは?
きちんと考えて、計画立ててもらうために、
「もう一度計算しなおして、みんなで合意して、変更を求める手紙を書いてください」
ということになりました。
そんなこんなでしたが、今回の訪問も無事終了。
高橋さんを囲んで記念撮影です。

12月にはランドゥングサリ、スレロックとも、いよいよテスト運転です。
(APEX尾上)
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