ソロの排水処理施設設置場所2~住民説明会編
先日は昼間の訪問でしたが、今日は住民とのミーティングなので夜の訪問です。
住民のみなさんが集まれる時間、仕事も終わって、お祈りも終わって、夕飯も食べ終わった夜の時間にミーティングをします。
今日のミーティングは町内会長さんのおうち。
家の中にいる人は少ないですが、、、

外にはたくさんいました(笑)
窓を通して説明を聞いています。

真剣に聞いている人が多くて、びっくり。

この地区での問題は、住民への負担(各家庭からメインパイプまでの配管:ハウスコネクション)があることと
処理施設の運営にも電気代などがかかること。
ハウスコネクションはPUSTEKLIMの排水処理プロジェクトファンドからの貸し出しが可能なのでいいとしても
運営資金は地域の集金で集めてもらうことになります。ギリンガン地区では、前回のブログで紹介したようにバトミントン場を地域のみんなのお金で作ったので、すでに毎月の集金がRp.120,000(日本円で¥,1000ちょっと)らしく、さらに集金額が大きくなると苦しいという人がいるようです。
すでにジョクジャカルタで動いている処理システムでは、1日の集金はRp.300~600です。
なので最低でRp.300 x 30日=Rp.9,000。
下水処理にかかるお金としては、収入の最低額がRp.1,000,000くらいだとしたら収入の1%くらいということでしょうか。
でも、すでにある集金に上乗せされるので苦しいのかな。。。
今回のミーティングにはユニが一緒に行きましたが
「お父さん方、たばこ1本いくらですか?(インドネシアではタバコは1本から買えます)」
「たばこを1本我慢したら、1日分払えますよ」
と冗談交じりに交渉!
しかし、なんとなく壁は厚そうです。。。
というか、よく聞いてみると、今回のミーティングには渋っている人は出ていない様子。これから1軒1軒町内会で説明して回る、と町内会長さん自身が進んで言ってくれました。
そこで、田中が
「今回のプロジェクトはみなさんに強いてやってもらうためのものではありません。なので、あんまりプレッシャーに思わないでくださいね。
でも、私から言いたいことは、今回の排水処理プロジェクトができたらいいことが3点あるということです。
1点目は、全ての家庭がトイレを持てること
2点目は、今は下水の臭いがするけれど、下水の配管は全て地下になるのでその臭いもなくなって、衛生環境がよくなること、
3点目は、今は垂れ流しにしている汚水を処理することで、環境への負担が減ること。これは、長い目で見た時に、自分たちへの悪い影響をなくすということになることです。この3点を、まだ渋っている方たちにお話ししてくださいね」
と。
3点目を言ったとき、外で聞いていた方々は、
「そうだ、そうだ、長い目で見て、環境と自分たちに帰ってくるようなものなんだ」
といったことを口々に話していました。

ミーティングも終わり、中心者のみが残りました。
「これからどうしたらいいかな?」
との住民の問いかけに
「よかったら私はソロにいますから、お手伝いできますよ。一緒に説明にも回れます」
と協力NGOのフェティさん。
住民の結論は、12月中にでます。

この子たちは、お父さん、お母さんと説明会に来ていた子たちです。
写真大好き!撮って撮ってとせがまれて、撮った写真を見せると
「ワー!お前の顔、変だ」とか
「手で隠れちゃってる」とか
はしゃいじゃって大変でした(笑)
ミーティング中も、急に臭いにおいが漂ってくるような地域。
外にいた人は、口と鼻を覆っていました。
皆さんのためにも、子供たちのためにも、プロジェクトが実現するといいのですが。。
(APEX 尾上)
住民のみなさんが集まれる時間、仕事も終わって、お祈りも終わって、夕飯も食べ終わった夜の時間にミーティングをします。
今日のミーティングは町内会長さんのおうち。
家の中にいる人は少ないですが、、、

外にはたくさんいました(笑)
窓を通して説明を聞いています。

真剣に聞いている人が多くて、びっくり。

この地区での問題は、住民への負担(各家庭からメインパイプまでの配管:ハウスコネクション)があることと
処理施設の運営にも電気代などがかかること。
ハウスコネクションはPUSTEKLIMの排水処理プロジェクトファンドからの貸し出しが可能なのでいいとしても
運営資金は地域の集金で集めてもらうことになります。ギリンガン地区では、前回のブログで紹介したようにバトミントン場を地域のみんなのお金で作ったので、すでに毎月の集金がRp.120,000(日本円で¥,1000ちょっと)らしく、さらに集金額が大きくなると苦しいという人がいるようです。
すでにジョクジャカルタで動いている処理システムでは、1日の集金はRp.300~600です。
なので最低でRp.300 x 30日=Rp.9,000。
下水処理にかかるお金としては、収入の最低額がRp.1,000,000くらいだとしたら収入の1%くらいということでしょうか。
でも、すでにある集金に上乗せされるので苦しいのかな。。。
今回のミーティングにはユニが一緒に行きましたが
「お父さん方、たばこ1本いくらですか?(インドネシアではタバコは1本から買えます)」
「たばこを1本我慢したら、1日分払えますよ」
と冗談交じりに交渉!
しかし、なんとなく壁は厚そうです。。。
というか、よく聞いてみると、今回のミーティングには渋っている人は出ていない様子。これから1軒1軒町内会で説明して回る、と町内会長さん自身が進んで言ってくれました。
そこで、田中が
「今回のプロジェクトはみなさんに強いてやってもらうためのものではありません。なので、あんまりプレッシャーに思わないでくださいね。
でも、私から言いたいことは、今回の排水処理プロジェクトができたらいいことが3点あるということです。
1点目は、全ての家庭がトイレを持てること
2点目は、今は下水の臭いがするけれど、下水の配管は全て地下になるのでその臭いもなくなって、衛生環境がよくなること、
3点目は、今は垂れ流しにしている汚水を処理することで、環境への負担が減ること。これは、長い目で見た時に、自分たちへの悪い影響をなくすということになることです。この3点を、まだ渋っている方たちにお話ししてくださいね」
と。
3点目を言ったとき、外で聞いていた方々は、
「そうだ、そうだ、長い目で見て、環境と自分たちに帰ってくるようなものなんだ」
といったことを口々に話していました。

ミーティングも終わり、中心者のみが残りました。
「これからどうしたらいいかな?」
との住民の問いかけに
「よかったら私はソロにいますから、お手伝いできますよ。一緒に説明にも回れます」
と協力NGOのフェティさん。
住民の結論は、12月中にでます。

この子たちは、お父さん、お母さんと説明会に来ていた子たちです。
写真大好き!撮って撮ってとせがまれて、撮った写真を見せると
「ワー!お前の顔、変だ」とか
「手で隠れちゃってる」とか
はしゃいじゃって大変でした(笑)
ミーティング中も、急に臭いにおいが漂ってくるような地域。
外にいた人は、口と鼻を覆っていました。
皆さんのためにも、子供たちのためにも、プロジェクトが実現するといいのですが。。
(APEX 尾上)
- 関連記事
-
- 排水処理適正技術研修
- ソロの排水処理施設設置場所2~住民説明会編
- プカロンガンとテガールの処理施設