プカロンガン市パンジャン・ウェタン地区の川の行方は?
4月15~17日まで、プカロンガン市、テガール市に行ってきました。
今回の目的は、
プカロンガン市では
1.新たなコミュニティ排水処理施設設置場所、パンジャン・ウェタンの町内会長さんに処理施設の配管について相談すること
2.すでに処理施設があるランドゥングサリ地区で住民のみなさんとのミーティング
テガール市では
1.地上化した回転円板(洪水で水没してしまったので、機械類を地上にうつしました)のチェックと、配管のチェック
2.新たなコミュニティ、スレロック(以前のところと名前は同じですが町内会は別)の住民の皆さんとのミーティング
でした。
そうそう、毎月、プカロンガン市、テガール市を訪問していますが、道のりはこんな感じです。
ジャワ島地図↓

A:ジョクジャカルタ
B:プカロンガン
C:テガール
休憩時間も含めて、ジョクジャカルタ→プカロンガンが5~6時間
プカロンガン→テガールが2時間
といったところでしょうか。
遠い~。
さてさて、本題に移ります。
まずは、プカロンガン市のパンジャン・ウェタン地区で町内会長さんとうちあわせ。

排水のどぶ川がコミュニティ脇を流れていますが、排水施設用の土地は川の向こう側です。なので、排水を施設に流すためには、どうしても配管が川を渡らなくてはいけません。
一番初めの設計では3回川をわたる設計でした。とても大変です。。。
なので、川沿いコミュニティ側に合流用の配管を通し、3つの配管からの排水がここで合流することによって1回ですませられないか。。という考えです。
家のわきを配管が通るということは、工事中は家のわきが掘削されます。
掘ってもだいじょうぶですか?という相談です。

結果的には大丈夫そうとのこと。よかった~
ところで、
「この川は掃除されたりしますか?」
と質問すると、
「年に2回くらい掃除するよ。市が自主的に掃除してる。」
とのこと。
「そうなんですか。でも、川は流れていないみたいですね。」
「いやー、前は流れてたんだよ」
「え?そうなの?」
ということで、下流を見に行くことになりました。
川の様子です。きたないです。。。

この川が、コミュニティのほぼ真ん中を流れているところもあるんですよ。
そして、どんどん進んで、やぶの中まで進みました。

ここでも、住民の方に聞いてみると
「海の水がはいってこないように作った水門ができてから流れなくなったんだよ」
との情報が!
川下に、水門ができたようなのです。
少し離れているので、車で移動です。
そして、これが問題の水門。

どうして水門ができたかと言うと、、
この周辺は海抜0mだそうで、満潮時には海水が川をさかのぼってくるらしいのです。
そのせいで周辺の川はあふれます。
私たちが訪問した時間は、ちょうど満潮近くでした。確かに、海沿いでは川が満タンになっているところもありました。
水門しまっているのに~~~。。。
そして、問題は、この水門が閉じっぱなしなこと。
完成は去年だったようですが、定期的に開けたり閉めたりされていないようです。
そりゃ、水が詰まるに決まっていますね。。
これは市政府になんとか対応してもらわないといけない事柄なので、報告です。
でも、最後まで見に行かないとわからなかった新事実。
何事も、行ってみないとわからない!!
ということを学びました!
ちょと長くなりそうなので、今回はとりあえずここまです。
つづく。。。
<尾上保子>
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