政府主催のバリ島での会議
久しぶりにバリ島に行きました。
インドネシア中央政府が主催する排水処理事業に関するプロジェクトの報告会というのがあり、
その中で、APEXが行っているプロジェクトの紹介をする機会をいただきました!
バリ島でもタバナン県というところで排水プロジェクトを行っているので、それを多くの人に実際に見てもらうことができます!!
実は、私は今回で2回目の訪問♪
前回は処理施設の工事前でしたが、今回はもうすでに完成して、すでに5か月ほど運転をしています。
報告会の前日に、現場を訪問しました。
タバナン県の担当者の方とともに、排水の検査に立ち会いました。
タバナン県の人たち、こんなに立派なキットをもっているんですよ!

実は、排水のpHが低めで担当の方は心配されていましたが、今日は大丈夫な値でした。
近くの豆腐工場からの排水が原因ではないかと担当者にお話ししています。
入ってくる排水がちゃんとしていれば施設はうまく働くんですよ、と説明。

その後、問題の豆腐工場へ。
こうやって豆腐はつくるんですねー

排水の量自体は少ないのですが、酸を使って豆腐を固めているようで、排水のpHは低くなってしまっています。
なので、この豆腐工場からの排水は処理施設には入れない方向で行く必要があるかもしれない、とお話しさせていただきました。
この地域には、他にも小規模なお菓子工場やパン工場みたいなものがあり、建設当初に調査したよりも多くの排水が流れてきているという問題もありますが、幸い回転円板がうまく働いているので、排水の濃度はインドネシアの基準を下回ることができています。
そして、次の日からは会議の始まりです。
インドネシア国歌が流れる中で、国旗に敬礼してから会議が始まります。
バリ島の周辺の島々や、ジャワ島からも参加者がありました。

バリ州でのプロジェクトの進み具合の発表のほかに、中央政府からはインドネシアの国としての取り組みの発表がありました。

そして、2日目は現場見学です。
APEXのプロジェクトサイトでもあるタバナン県に移動です。
まずはAPEXのプロジェクト紹介。

90人以上の人が参加していました。
APEXの回転円板を用いた処理方法を初めて聞く人も多く、活発な質疑応答がおこなわれました。

そして現場見学へ。
ここはAPEXとは別のプロジェクトで作られた排水処理施設です。
嫌気処理という処理方法。かなり施設は大きいなという印象です。

嫌気処理はインドネシアでは一般的に用いられている処理方法ですが、広い土地が必要なので人口密集地域では建設場所を見つけるのが大変だと聞きます。
臭いもかなりするのですが、国のプロジェクトで作っているので立派なマンホールが!
APEXのやつにも欲しいですーー!!
よーし、次はAPEXの処理施設に行くぞ、と思っていましたが、、、
「もう見に行ってきた」と。。。
「は?」
と思いました。
実はこの会議はラマダンというイスラム教徒の方たちの断食の時期に開催されました。
断食ですから、お昼ご飯の時にイスラム教徒の「お祈り組」とそれ以外の人たちの「お昼ご飯組」と別れて、
お昼ご飯後に合流して現場見学へ行くことになっていたのですが。。。
中央政府の偉い人たちは、みんなイスラム教。
お祈りが終わってから、
「時間があるから今から見に行ってしまおう!」
となったようです。
そんなのありですか???!
ていうか、見に行けない人たちもいるじゃないですか!!!
という感じですが、インドネシアはこういう国なんです。。。
偉い方々は
「APEXの処理施設、よかったよー!」
と言っていましたが、こちらとしてもきちんと説明したかった。。。
ただ、結果としては評判も上々で、会議後には
「APEXのプロジェクトで作っている排水処理マニュアルを送付してください」
「回転円板をつかった排水処理施設のプロジェクトをやりたいんだけど、どうしたらいいのかな?」
と言ってくださる方々もいたりしたので、よかったのかな。。。という感じです。
いやいや、それにしてもラマダン恐るべし!
<APEX尾上>
インドネシア中央政府が主催する排水処理事業に関するプロジェクトの報告会というのがあり、
その中で、APEXが行っているプロジェクトの紹介をする機会をいただきました!
バリ島でもタバナン県というところで排水プロジェクトを行っているので、それを多くの人に実際に見てもらうことができます!!
実は、私は今回で2回目の訪問♪
前回は処理施設の工事前でしたが、今回はもうすでに完成して、すでに5か月ほど運転をしています。
報告会の前日に、現場を訪問しました。
タバナン県の担当者の方とともに、排水の検査に立ち会いました。
タバナン県の人たち、こんなに立派なキットをもっているんですよ!

実は、排水のpHが低めで担当の方は心配されていましたが、今日は大丈夫な値でした。
近くの豆腐工場からの排水が原因ではないかと担当者にお話ししています。
入ってくる排水がちゃんとしていれば施設はうまく働くんですよ、と説明。

その後、問題の豆腐工場へ。
こうやって豆腐はつくるんですねー

排水の量自体は少ないのですが、酸を使って豆腐を固めているようで、排水のpHは低くなってしまっています。
なので、この豆腐工場からの排水は処理施設には入れない方向で行く必要があるかもしれない、とお話しさせていただきました。
この地域には、他にも小規模なお菓子工場やパン工場みたいなものがあり、建設当初に調査したよりも多くの排水が流れてきているという問題もありますが、幸い回転円板がうまく働いているので、排水の濃度はインドネシアの基準を下回ることができています。
そして、次の日からは会議の始まりです。
インドネシア国歌が流れる中で、国旗に敬礼してから会議が始まります。
バリ島の周辺の島々や、ジャワ島からも参加者がありました。

バリ州でのプロジェクトの進み具合の発表のほかに、中央政府からはインドネシアの国としての取り組みの発表がありました。

そして、2日目は現場見学です。
APEXのプロジェクトサイトでもあるタバナン県に移動です。
まずはAPEXのプロジェクト紹介。

90人以上の人が参加していました。
APEXの回転円板を用いた処理方法を初めて聞く人も多く、活発な質疑応答がおこなわれました。

そして現場見学へ。
ここはAPEXとは別のプロジェクトで作られた排水処理施設です。
嫌気処理という処理方法。かなり施設は大きいなという印象です。

嫌気処理はインドネシアでは一般的に用いられている処理方法ですが、広い土地が必要なので人口密集地域では建設場所を見つけるのが大変だと聞きます。
臭いもかなりするのですが、国のプロジェクトで作っているので立派なマンホールが!
APEXのやつにも欲しいですーー!!
よーし、次はAPEXの処理施設に行くぞ、と思っていましたが、、、
「もう見に行ってきた」と。。。
「は?」
と思いました。
実はこの会議はラマダンというイスラム教徒の方たちの断食の時期に開催されました。
断食ですから、お昼ご飯の時にイスラム教徒の「お祈り組」とそれ以外の人たちの「お昼ご飯組」と別れて、
お昼ご飯後に合流して現場見学へ行くことになっていたのですが。。。
中央政府の偉い人たちは、みんなイスラム教。
お祈りが終わってから、
「時間があるから今から見に行ってしまおう!」
となったようです。
そんなのありですか???!
ていうか、見に行けない人たちもいるじゃないですか!!!
という感じですが、インドネシアはこういう国なんです。。。
偉い方々は
「APEXの処理施設、よかったよー!」
と言っていましたが、こちらとしてもきちんと説明したかった。。。
ただ、結果としては評判も上々で、会議後には
「APEXのプロジェクトで作っている排水処理マニュアルを送付してください」
「回転円板をつかった排水処理施設のプロジェクトをやりたいんだけど、どうしたらいいのかな?」
と言ってくださる方々もいたりしたので、よかったのかな。。。という感じです。
いやいや、それにしてもラマダン恐るべし!
<APEX尾上>
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