バティック排水をなんとかしなきゃ!Part 2
少し前になりますが、バティック排水処理の過程に「炭」を使えないかという
アイディアがあることを書きました(バティック排水を何とかしなきゃ!)
今回は、そのお試し実験編です☆
目的
1.「普通の炭を食塩水につけると炭の吸着能力が上がる」という報告があるので
活性炭、備長炭と普通の炭を使って実際に確かめてみよう!
2.活性炭、備長炭と普通の炭の吸着能力を調べてみよう!
ということで、実験は始まりました。
まず、それぞれの炭を小さく砕きます。
トンカチで砕いて

その後、大まかに砕いた炭をすりばちでさらに小さく砕きます。

実は、実際に実験をしたときは、炭の粉がすごくて写真は撮れなかったんです(汗)
実験室中が炭の粉まみれ&手伝ってくれたPUSTEKLIMスタッフのジュニと私の鼻の孔
まで炭の粉で真っ黒。。。という状態でした。
なので、上の写真たちは、実は砕くふりをしている写真です(笑)
砕いた後に、ふるいにかけて大きさをそろえます。

その後、それぞれの炭を食塩水に浸けました。

左から、普通の炭、備長炭、活性炭の浸けてから24時間後です。
全て10gずつ取り分けたのですが、普通の炭は備長炭や活性炭と比べると
とても軽く、24時間後も沈んでいません。
また、比較のために、3種類の炭を24時間蒸留水に浸したものも用意しました。
その後、乾燥させて、あらかじめ作っておいた色付きの水に浸けます。
色水は、食品用の色素で作りました。

それぞれの炭を24時間色水に浸けた結果です。
左から、活性炭、活性炭の食塩水処理、備長炭、備長炭の食塩水処理、普通の炭、
普通の炭の食塩水処理です。
同じ種類の炭では、食塩水で処理したものと、処理していないものではそんなに
明瞭には変化が見られませんでした。
そして、3種類の炭で比較すると、活性炭が一番色が透明になりました~。
約60mlの色水に対して1gしか入れていなかったですが、この透明さ!びっくりでした!!
備長炭も活性炭にはかないませんが、結構色が落ちました(写真ではそんなに落ちている
ように見えないのが残念。。)。
さらにフィルターで濾して比べるてみると、以下のような感じになりました。

並び順は、上のビンの写真と同じですが、一番右には、もとの色水を置きました。
この後、色の濃さを測定できる機械(分光光度計)で測ってみました。
この結果、食塩水に浸けたことによる、炭の明瞭な吸着能力の変化はなさそうでしたが、
活性炭の吸着能力はすごく、備長炭も結構がんばるということがわかりました。
今はまだ実験段階ですが、今後につながっていくといいなぁ、と思いました。
(APEX 尾上)
アイディアがあることを書きました(バティック排水を何とかしなきゃ!)
今回は、そのお試し実験編です☆
目的
1.「普通の炭を食塩水につけると炭の吸着能力が上がる」という報告があるので
活性炭、備長炭と普通の炭を使って実際に確かめてみよう!
2.活性炭、備長炭と普通の炭の吸着能力を調べてみよう!
ということで、実験は始まりました。
まず、それぞれの炭を小さく砕きます。
トンカチで砕いて

その後、大まかに砕いた炭をすりばちでさらに小さく砕きます。

実は、実際に実験をしたときは、炭の粉がすごくて写真は撮れなかったんです(汗)
実験室中が炭の粉まみれ&手伝ってくれたPUSTEKLIMスタッフのジュニと私の鼻の孔
まで炭の粉で真っ黒。。。という状態でした。
なので、上の写真たちは、実は砕くふりをしている写真です(笑)
砕いた後に、ふるいにかけて大きさをそろえます。

その後、それぞれの炭を食塩水に浸けました。

左から、普通の炭、備長炭、活性炭の浸けてから24時間後です。
全て10gずつ取り分けたのですが、普通の炭は備長炭や活性炭と比べると
とても軽く、24時間後も沈んでいません。
また、比較のために、3種類の炭を24時間蒸留水に浸したものも用意しました。
その後、乾燥させて、あらかじめ作っておいた色付きの水に浸けます。
色水は、食品用の色素で作りました。

それぞれの炭を24時間色水に浸けた結果です。
左から、活性炭、活性炭の食塩水処理、備長炭、備長炭の食塩水処理、普通の炭、
普通の炭の食塩水処理です。
同じ種類の炭では、食塩水で処理したものと、処理していないものではそんなに
明瞭には変化が見られませんでした。
そして、3種類の炭で比較すると、活性炭が一番色が透明になりました~。
約60mlの色水に対して1gしか入れていなかったですが、この透明さ!びっくりでした!!
備長炭も活性炭にはかないませんが、結構色が落ちました(写真ではそんなに落ちている
ように見えないのが残念。。)。
さらにフィルターで濾して比べるてみると、以下のような感じになりました。

並び順は、上のビンの写真と同じですが、一番右には、もとの色水を置きました。
この後、色の濃さを測定できる機械(分光光度計)で測ってみました。
この結果、食塩水に浸けたことによる、炭の明瞭な吸着能力の変化はなさそうでしたが、
活性炭の吸着能力はすごく、備長炭も結構がんばるということがわかりました。
今はまだ実験段階ですが、今後につながっていくといいなぁ、と思いました。
(APEX 尾上)
- 関連記事
-
- テガール市スレロック地区のモデルシステム竣工式
- バティック排水をなんとかしなきゃ!Part 2
- 排水処理適正技術研修@テガール県