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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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パマナ島への納品と試運転

ジャトロファ・センターでは、集めた種子からの搾油および精製により軽油代替燃料の生産を続ける最中、ジャトロファ油の利用に関しても大きな動きがありました。税金などの手続きの都合上、一時中断されていた電力公社への販売が再開され、5月1日にはフローレス島沖合にあるパマナ島の発電所にジャトロファ油を納品しました。

パマナ島までの船は以下のものです。パマナ島は小さな島なので、てっきり小さな船で行くのかと思っていましたが、意外と大きな船で安心しました。

パマナ島まで運航する船

船に油の入ったポリタンクを積み込むのは、もちろん手作業です。

船にジャトロファ油を積み込む

マウメレを出て2時間、徐々に近づくパマナ島。

徐々に近づくパマナ島

下の写真はパマナ島の玄関である港から街を望んだ風景です。狭い地域に住宅が密集する様はフローレス島では珍しく、ジャワ島に入ったかのような雰囲気です。それもそのはず、この島の住民はほとんどスラウェシ(マカッサル)からの移民が多く、イスラム教徒も多いとのことです。

パマナ島の港

港から出て、やたらと隣家との距離が狭い住宅地域を7、8分ほど歩くとPLN(電力公社)の発電所に着きます。

パマナ島内の発電所

以下の発電機を使用して、早速その日のうちにジャトロファ油を用いた試運転(ジャトロファ油20%、軽油との混合)を行いました。結果としてはジャトロファ油を混ぜても、問題なく稼働することが確認できています。

ジャトロファ油を使用する発電機

ちなみに、この発電所からは島内の約1150世帯に電気を供給しており、夜間のピーク時(18~19時ごろ)には約195kW、昼間は大体90~95kW発電を行っているそうです。1世帯あたりの電気消費量は、夜間で170W、昼間で80Wほどしかありません。

(APEX彦坂)
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