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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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適正技術人材育成研修第3回講義「バングラデシュにける天水活用ソーシャルビジネスの現状と課題」

6月29日(日)に行われました、適正技術人材育成研修の第3回講義は株式会社天水研究所の村瀬誠氏をお招きし、バングラデシュにおける天水活用ソーシャルビジネスについてお話をいただきました。

会場のようす

村瀬誠氏
前半は、村瀬氏が国内で携わってきた仕事を紹介いただき、日本における雨水の利用について説明がありました。都市部においても、洪水などの災害対策や水供給における省エネルギー化などへの需要により、雨水の利用はますます重要性を帯びてくることが指摘されました。


そのような村瀬氏の仕事や国内の都市部における雨水利用の変遷や実状を踏まえ、いよいよ後半はバングラデシュにおける天水利用のソーシャルビジネスについてお話をいただきました。

ドクトル・スカイウォーター
バングラデシュでは、これまでの国際協力事業で多くの井戸が掘られましたが、その井戸水には砒素が含まれている場合が多く、その水を飲んだ住民の間で砒素中毒が深刻な問題となっているなか、より安全な飲み水確保の手段として、天水の収穫(skywater harvesting)の有効性が注目されているのです。

さて、この記事を読んでいただいている読者の方は、なかなか見慣れない「天水」という言葉が気になるところかと思います。読み方こそ雨水と同様「あまみず」ですが、今回のお話を聴いたことで、そこには様々な意味での革新(innovation)を目指す村瀬氏の様々な想いが込められていることがわかりました。


講義の中でも上映されましたDVDのショートバージョンがYouTube上でもアップされていて、その中で「天水」という言葉についても触れています。気になった方はぜひ視聴してみてください。

APEXの理念でもある「適正技術」という視点からは、個人的にはやはり低コスト水瓶の開発に関するお話が興味深かったです。現地に必要とされて初めて適合化され、継続的にそれが伝えられいく、そんな技術のあり方を考えさせられました。

水瓶の製造プロセスは、日本の提灯の作り方にどことなく似てる気がしたのはわたしだけでしょうか?(APEX塩原)
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