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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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野焼きと原生林破壊のこと

フローレス島では、乾季の中盤にさしかかりました。この時期から山では野焼きが目立ち始めます。野焼きはもちろん法令で禁止されています。

以前にも書いたかもしれませんが、このあたりの野焼きの原因は主に2つあり、家畜の餌である雑草を新しく生え変わらせるためと、畑における植え付けの準備としての焼却または畑の拡大、いわゆる焼き畑のためです。その他に、タバコのポイ捨てや面白半分に火をつけるケースも有るようです。

野焼きの跡
上半分が焼けて真っ黒になった山

ジャトロファ事業の発端となったレロロジャ村の村長さんは、「以前は山にも森があり、鳥や動物がいた」とおっしゃっていました。今では、所々に大きな木が点在しているほかは、雑草ばかりに覆われる山が目立ちます。

安易に野焼きに走るインドネシア人の環境保護意識の低さを責める人もいるかと思いますが、環境を守ることよりも自分の生活、今日明日食う飯をどうするかという切迫した問題を抱えている人が多いことも確かかと思います。

こんなことを書く気分になったのも、先日、原生林破壊、世界最速に ブラジルの約2倍 政権の保護策失敗 (2014年07月07日)というニュースを見たからかもしれません。以前は森林減少の著しい国世界一であったブラジルを、2位であったインドネシアが抜いて世界一になったという残念なニュースです。

インドネシアでは2000~2012年の間に、602万ヘクタールの原生林が失われたそうです。この面積はイギリスの面積の約半分、バリ島の10倍とのこと。記事にもあるように、今度決まる新大統領が環境保護に関してももっと積極的に検討するようになると良いのですが。

ところで、この事業ではジャトロファの種子の買い取りを仲介する種子収集人を雇用していますが、現在、彼らにアンケート調査を行っているところです。ただし、回収できているのは、まだほんの一部です。その中で、ジャトロファの種子の買い取りを開始して以来、環境に対してどのような住民の意識変化があったかを尋ねた項目があります。

回答者の多くが、今まで価値のなかったジャトロファが価値を持ったことで、(野焼きを行って他人のジャトロファが燃えた場合に、火をつけた人は伝統的なしきたりによる罰則で罰せられるなどの理由で)野焼きが減ったと書いてくれました。理由はどうあれ、野焼きが減ったのは良いことで嬉しく思いました。この事業を通して、住民の環境に対する意識が高まり、民衆の意識変化が国全体の意識変化を導くことを願っています。

(APEX彦坂)
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