「開発とNGO」研究会第3回を開催しました
深夜に作業をしていると、いつもはカラスの声で朝を感じますが、最近はセミの声で朝を感じるようになってきました。APEXの塩原です。
さて、先日行われました「開発とNGO」研究会の第3回は、鶴見和子の『内発的発展論の展開』(筑摩書房、1996年)を取り上げました。地域を対象に、参与観察を通じて現場を描く中で、西洋近代化という「外発的発展」へのアンチテーゼである「内発的発展」を提起している著作です。 今回は私の専門に非常に近い分野でしたので、立候補によりレジュメを担当させていただきました。当日の議論では少ししゃべりすぎてしまった感があり、大変失礼しました。
フリーディスカッションでは、都市における内発的発展のあり方や、地域というものが本当にあるのかどうか、また国際協力における「定住」者と「漂泊」者のあり方や、実際の途上国における多国籍企業と現地住民など、それぞれに深みを持った、いろいろな議論がされました。
ただ、研究会後に参加者に話を聞くと、本が難しかったという声が聞かれました。たぶん、わたしのレジュメの切り方が、参加者のみなさまの理解の助けとなるようなものではなかったのが一因だと反省してます。
自分が慣れていることも、他の人にとっては未知の領域だということはたくさんあります。専門を持つということの危うさを改めて感じた研究会でもありました。
さて、次回の第4回「開発とNGO」研究会は、水野和夫著『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』(日本経済新聞出版社、2007年)を読み進めます。引き続き、みなさまのご参加をお待ちしています。(APEX塩原)
さて、先日行われました「開発とNGO」研究会の第3回は、鶴見和子の『内発的発展論の展開』(筑摩書房、1996年)を取り上げました。地域を対象に、参与観察を通じて現場を描く中で、西洋近代化という「外発的発展」へのアンチテーゼである「内発的発展」を提起している著作です。 今回は私の専門に非常に近い分野でしたので、立候補によりレジュメを担当させていただきました。当日の議論では少ししゃべりすぎてしまった感があり、大変失礼しました。
フリーディスカッションでは、都市における内発的発展のあり方や、地域というものが本当にあるのかどうか、また国際協力における「定住」者と「漂泊」者のあり方や、実際の途上国における多国籍企業と現地住民など、それぞれに深みを持った、いろいろな議論がされました。
ただ、研究会後に参加者に話を聞くと、本が難しかったという声が聞かれました。たぶん、わたしのレジュメの切り方が、参加者のみなさまの理解の助けとなるようなものではなかったのが一因だと反省してます。
自分が慣れていることも、他の人にとっては未知の領域だということはたくさんあります。専門を持つということの危うさを改めて感じた研究会でもありました。
さて、次回の第4回「開発とNGO」研究会は、水野和夫著『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』(日本経済新聞出版社、2007年)を読み進めます。引き続き、みなさまのご参加をお待ちしています。(APEX塩原)
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