第5回「開発とNGO」研究会「未来社会の予測と構想」
2014年度の「開発とNGO」研究会も、早いもので10月26日に開催した第5回で最終回となりました。
今年度は<成長に依存しない社会をめぐって>というテーマで様々な著作を読み進めてきましたが、第5回は「未来社会の予測と構想」と題し、見田宗介著『定本見田宗介著作集Ⅶ 未来展望の社会学』(岩波書店、2012年)をテキストに開催しました。著者である見田さんは、APEXが法人化するよりもずっと前から、田中代表とも関係が深い人物です。テキストとしても、社会への深い洞察を持った、研究会の最終回としてふさわしいものでした。
今回取上げた本は、未来の予測と構想というテーマで選ばれた6つの論文からなる定本です。ところどころ、社会学的な背景知識が要求される部分もあり、難しかったという参加者からの声があった一方で、現実的に未来を構想しながらも、不思議に人間的な温かみが感じられるというような感想もありました。議論では、共同体や集合体を超えた「交響するコミューン」というのが、どのようなものなのか、どのようにして形成されるのか、といった部分に関心が寄せられていました。
最後は、シリーズ<成長に依存しない社会をめぐって>の最終回として、これまで行った4回の研究会を含めた感想を参加者一人ずつに発言していただきました。「普段読まない本を読むことができた」や、「いろいろな人と議論をすることで、理解を深めることができた」などの感想をいただきました。わたし自身も、あまり一人で本を読むのが得意なほうではないので、APEXの「開発とNGO」研究会のようが、色々な人と内容を共有して、議論をしながら考えていくような場はとても貴重だと思いました。
来年度の企画はまだこれからですが、ぜひ参加者のみなさんとまた同じテーブルを囲みたいと思いました。
みなさまお疲れ様でした。また来年度も、よろしくお願いします。(APEX塩原)

今年度は<成長に依存しない社会をめぐって>というテーマで様々な著作を読み進めてきましたが、第5回は「未来社会の予測と構想」と題し、見田宗介著『定本見田宗介著作集Ⅶ 未来展望の社会学』(岩波書店、2012年)をテキストに開催しました。著者である見田さんは、APEXが法人化するよりもずっと前から、田中代表とも関係が深い人物です。テキストとしても、社会への深い洞察を持った、研究会の最終回としてふさわしいものでした。
今回取上げた本は、未来の予測と構想というテーマで選ばれた6つの論文からなる定本です。ところどころ、社会学的な背景知識が要求される部分もあり、難しかったという参加者からの声があった一方で、現実的に未来を構想しながらも、不思議に人間的な温かみが感じられるというような感想もありました。議論では、共同体や集合体を超えた「交響するコミューン」というのが、どのようなものなのか、どのようにして形成されるのか、といった部分に関心が寄せられていました。
最後は、シリーズ<成長に依存しない社会をめぐって>の最終回として、これまで行った4回の研究会を含めた感想を参加者一人ずつに発言していただきました。「普段読まない本を読むことができた」や、「いろいろな人と議論をすることで、理解を深めることができた」などの感想をいただきました。わたし自身も、あまり一人で本を読むのが得意なほうではないので、APEXの「開発とNGO」研究会のようが、色々な人と内容を共有して、議論をしながら考えていくような場はとても貴重だと思いました。
来年度の企画はまだこれからですが、ぜひ参加者のみなさんとまた同じテーブルを囲みたいと思いました。
みなさまお疲れ様でした。また来年度も、よろしくお願いします。(APEX塩原)

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