ハウスコネクション工事とポンプシステムの改良
2011年10月から開始されたJICA草の根技術協力事業「インドネシアの都市部住宅密集地域における住民参加型コミュニティ排水処理システム普及促進事業」では、これまでに以下の3市1県に計7ヶ所のコミュニティ排水処理プラントを建設しました。
プカロンガン市…ランドゥンサリ地区、サプロ地区
テガール市…スレロック地区第2町内会第12隣組、スレロック地区第4町内会第2,3隣組
ジョクジャカルタ市…クリチャック・ロール地区、カランワル地区
タバナン県…パスカン・ペロダン地区
排水処理プラントは主に以下の3つで構成されます。
1. 排水処理設備
2. 管喬(主配管)
3. ハウスコネクション(各戸から主配管へのつなぎ込み)
費用の分担に関しては、1の排水処理設備を地方政府が負担し、2の管喬を本事業費で負担し、3のハウスコネクションを住民の所有者意識を高めるために住民が負担することとしています。基本的に工事も1,2,3の順に行われます。
上の7箇所の排水処理プラントのうち、一番最近まで工事が行われていたスレロック地区第4町内会第2,3隣組では、5月にはハウスコネクション工事が完了しました。


ハウスコネクション工事の様子
また、以上の3市1県のうち、テガール市やプカロンガン市はともに海岸に面した都市で、排水処理プラントの設置場所は平坦な低地となっています。これまでの経験上、このような土地ではポンプ等の故障が生じやすいことが分かっており、本事業終了後も設備を継続的に運営してもらうために、ポンプシステムの改良を行うことにしました。
改良を行うのはテガール市、プカロンガン市の全4ヶ所の排水処理プラントで、その内容としては各家庭ですくいきれなかった髪の毛などのごみを取り除くためのスクリーンの増強、壊れにくいタイプのポンプへの変更、しかも、それを2台使っての交互運転とすること、緊急対応用のポンプ設置となっています。


左:処理槽にたまったゴミ、右:スクリーン(ふるい)が設置されていない排水口から主にゴミが流れ込む
それぞれの排水処理プラントの保守・運転を行う住民グループへの新しいポンプシステムの説明や保守・清掃のやり方などを説明する機会も今後設ける予定です。
(APEX彦坂)
プカロンガン市…ランドゥンサリ地区、サプロ地区
テガール市…スレロック地区第2町内会第12隣組、スレロック地区第4町内会第2,3隣組
ジョクジャカルタ市…クリチャック・ロール地区、カランワル地区
タバナン県…パスカン・ペロダン地区
排水処理プラントは主に以下の3つで構成されます。
1. 排水処理設備
2. 管喬(主配管)
3. ハウスコネクション(各戸から主配管へのつなぎ込み)
費用の分担に関しては、1の排水処理設備を地方政府が負担し、2の管喬を本事業費で負担し、3のハウスコネクションを住民の所有者意識を高めるために住民が負担することとしています。基本的に工事も1,2,3の順に行われます。
上の7箇所の排水処理プラントのうち、一番最近まで工事が行われていたスレロック地区第4町内会第2,3隣組では、5月にはハウスコネクション工事が完了しました。


ハウスコネクション工事の様子
また、以上の3市1県のうち、テガール市やプカロンガン市はともに海岸に面した都市で、排水処理プラントの設置場所は平坦な低地となっています。これまでの経験上、このような土地ではポンプ等の故障が生じやすいことが分かっており、本事業終了後も設備を継続的に運営してもらうために、ポンプシステムの改良を行うことにしました。
改良を行うのはテガール市、プカロンガン市の全4ヶ所の排水処理プラントで、その内容としては各家庭ですくいきれなかった髪の毛などのごみを取り除くためのスクリーンの増強、壊れにくいタイプのポンプへの変更、しかも、それを2台使っての交互運転とすること、緊急対応用のポンプ設置となっています。


左:処理槽にたまったゴミ、右:スクリーン(ふるい)が設置されていない排水口から主にゴミが流れ込む
それぞれの排水処理プラントの保守・運転を行う住民グループへの新しいポンプシステムの説明や保守・清掃のやり方などを説明する機会も今後設ける予定です。
(APEX彦坂)
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