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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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排水処理技術紹介と新規設置・既設改造の違いについて

第2年次終了まで残り4ヶ月を切り、各地で排水処理設備の建設がきちんと進められているか見守る傍ら、さらにPUSTEKLIM(排水処理適正技術センター=本事業の拠点)の推奨技術を広めるために各地へ出向いて技術紹介を行っています。11月2日には東ジャワ州パチタン県の公共事業局を訪問し、11月5日には中部ジャワ州マゲラン県で開催される排水処理設備の運営・保守グループの研修の講師として出向きました。

Pacitan技術紹介Magelang研修
(左:東ジャワ州パチタン県、右:中部ジャワ州マゲラン県)

また、11月9日にはプルウォケルト市ジュンデラル・スディルマン大学の漁業・海洋学科の学生7名、11月14~15日にはジョグジャカルタにある保険専門学校の生徒約70名、同じく15日には北スマトラ州環境局局長を含む職員8名がPUSTEKLIMを訪れました。北スマトラ州環境局長からは、リサイクル資材で作られたバタック伝統家屋の模型をいただきました。

STIKES
ジョグジャカルタにある保険専門学校生の来訪

北スマトラ州環境局北スマトラ州環境局
北スマトラ州環境局職員来訪

第2年次の設備設置候補地はもう決まっており、これらの訪問・来訪の成果がすぐに現れる可能性は低いのですが、このような地道な技術の周知活動が来年にはきっと実を結ぶと信じています。

また、先日、第3年次の事業申請に関連して新規設置と既設改造の違いについてまとめましたので、ここで整理しておきたいと思います。

現在、行われている排水処理事業で支援している排水処理設備は、新規に設置されるもの(新規設置)と、嫌気性処理槽からなる既存の設備を改造するもの(既設改造)の2種類があります。

新規設置の場合は、地方政府が何もない所に嫌気性処理槽、回転円板槽、最終沈殿槽を建設し、PUSTEKLIMからは駆動部を含めた回転円板装置のみを供与します。場合により、地方政府が回転円板装置費用または設置費用の一部を負担する場合もあります。以下の写真は新規設置の場合の施工・完成写真の例です。

新設1新設2

一方、既設改造の場合は、地方政府が以前建設した排水処理設備から出る排水の水質を向上させるために、PUSTEKLIMが回転円板槽および最終沈殿槽を追加で建設し、回転円板装置および電源供給設備を供与します。以下の写真は既設改造の場合の施工・完成写真の例です。

既設改造

以上で新規設置の場合、既設改造の場合のイメージがつかめていただければ幸いです。

(APEX彦坂)
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