湧き水と洗剤での汚染
こんにちは、インドネシア・ジョクジャカルタから中村です。
インドネシアはすっかり雨季が明け、乾季に突入しました。
そして、5月6日からラマダン(断食月)に入り、街もオフィスも少しスローダウンしていま
す。
ラマダン中は、新月から新月までの約一ヶ月間、日の出から日の入りまでの間、食べ物、飲み物、タバコなどのものをとりません。また、喧嘩や暴言などもしないようにということになっています。自分をきれいにするような目的があるそうです。
インドネシアのような熱帯の国では、一年の区切りというものをなかなか感じられませんが、ラマダンはその役割も果たしているような気がします。
ラマダンが終わったあとのレバランにはお墓まいりに地元に帰ったり、新しい服を着たり。お正月とお盆とが一緒になった感じですね。
ジョクジャカルタではだいたい5時半頃に日の出と日の入りがあるので、朝は結構早くに起きて、ご飯を用意し食べなければいけません。
私が何度か断食に挑戦したときは、この朝早く起きてしかも食べるというのが難しいなと思いました。ですが、もともとインドネシア人は暑さを避けて、朝に行動する人が多いので、日本人が思うよりかは大変ではなさそうです。
でも、やっぱり昼間は力が出ないようで、うちのオフィスもすこしパワーダウンの雰囲気です。
さて、先日面白いところに行ってきました。
サラティガというジョクジャカルタから2つ山を超えたところにある街です。
少し標高の高い山手にあり、とてもきれいな街で、オランダ統治下の際はオランダ人にとても愛された街だったそうです。

そして、友人にインスピレーションが湧いてくるような場所だから行って来たら?と言われたのが、Mata Air Senjoyoでした。
湧き水が出ているところで、大きな池がいくつか作られています。池は、ちょうど足がつくくらいの水の高さで、底まで見えるくらい透き通っています。
最近は魚を養殖するようになったらしく、たくさんの魚がいました。思い思いに泳いでいる人や、洗濯をする人も。

また、一番の源流には8メートル四方ほどのプールがあり、そこでは祈りを捧げている家族らがいました。二人の義足をつけたおじさんもやってきて沐浴をしていたので、おそらく病気に良いと言われているのでしょう。
バリ島の寺院などのほうが、そういった沐浴は有名ですが、ジャワ島でもそういった文化があることは面白いですね。

ですが、この祈っていたグループも、その後シャンプーや歯磨きをその場でやっていて、先に書いた洗濯もそうですが、魚や泳いでいる人がいる池に洗剤や歯磨き粉を流すというのは、ちょっとちょっと!・・・と思いました。
歯磨き粉や洗顔にはマイクロプラスチックが含まれていることもあるそうなので、魚が食べてしまうのはよくありません。
こんなにもきれいな水がたくさん得られるインドネシア。豊富だからこそ、人々は無頓着なのかもしれません。ですが、そうやって気にしていないと、化学物質などでどんどんと汚れてしまう水。
最近はようやく海のプラスチックゴミ問題にはかなり人々は関心を示していますが、その次は是非水質のことも考えて欲しいと強く思いました。
インドネシアはすっかり雨季が明け、乾季に突入しました。
そして、5月6日からラマダン(断食月)に入り、街もオフィスも少しスローダウンしていま
す。
ラマダン中は、新月から新月までの約一ヶ月間、日の出から日の入りまでの間、食べ物、飲み物、タバコなどのものをとりません。また、喧嘩や暴言などもしないようにということになっています。自分をきれいにするような目的があるそうです。
インドネシアのような熱帯の国では、一年の区切りというものをなかなか感じられませんが、ラマダンはその役割も果たしているような気がします。
ラマダンが終わったあとのレバランにはお墓まいりに地元に帰ったり、新しい服を着たり。お正月とお盆とが一緒になった感じですね。
ジョクジャカルタではだいたい5時半頃に日の出と日の入りがあるので、朝は結構早くに起きて、ご飯を用意し食べなければいけません。
私が何度か断食に挑戦したときは、この朝早く起きてしかも食べるというのが難しいなと思いました。ですが、もともとインドネシア人は暑さを避けて、朝に行動する人が多いので、日本人が思うよりかは大変ではなさそうです。
でも、やっぱり昼間は力が出ないようで、うちのオフィスもすこしパワーダウンの雰囲気です。
さて、先日面白いところに行ってきました。
サラティガというジョクジャカルタから2つ山を超えたところにある街です。
少し標高の高い山手にあり、とてもきれいな街で、オランダ統治下の際はオランダ人にとても愛された街だったそうです。

そして、友人にインスピレーションが湧いてくるような場所だから行って来たら?と言われたのが、Mata Air Senjoyoでした。
湧き水が出ているところで、大きな池がいくつか作られています。池は、ちょうど足がつくくらいの水の高さで、底まで見えるくらい透き通っています。
最近は魚を養殖するようになったらしく、たくさんの魚がいました。思い思いに泳いでいる人や、洗濯をする人も。

また、一番の源流には8メートル四方ほどのプールがあり、そこでは祈りを捧げている家族らがいました。二人の義足をつけたおじさんもやってきて沐浴をしていたので、おそらく病気に良いと言われているのでしょう。
バリ島の寺院などのほうが、そういった沐浴は有名ですが、ジャワ島でもそういった文化があることは面白いですね。

ですが、この祈っていたグループも、その後シャンプーや歯磨きをその場でやっていて、先に書いた洗濯もそうですが、魚や泳いでいる人がいる池に洗剤や歯磨き粉を流すというのは、ちょっとちょっと!・・・と思いました。
歯磨き粉や洗顔にはマイクロプラスチックが含まれていることもあるそうなので、魚が食べてしまうのはよくありません。
こんなにもきれいな水がたくさん得られるインドネシア。豊富だからこそ、人々は無頓着なのかもしれません。ですが、そうやって気にしていないと、化学物質などでどんどんと汚れてしまう水。
最近はようやく海のプラスチックゴミ問題にはかなり人々は関心を示していますが、その次は是非水質のことも考えて欲しいと強く思いました。
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