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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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プログラム研修を開催しました!

25・26日にプログラム研修(通称BIMTEK)をジョグジャカルタで開催し31人の参加者が集まりました。

プログラム研修とは、地方政府担当者、ファシリテーター、コンサルタントなどを対象に、コミュニティ排水処理適正技術と、推奨システムの設計手法に関して研修を行うものです。



今年度に回転円板を用いた排水処理システムの導入を検討している地方政府の方々など、ジャワ島を各地を中心に、遠いところではスラウェシ島北部からの参加があり、私達の予想よりも少し多くの方が集まってくれてとても嬉しかったです。

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嫌気性処理と好気性の処理の違いなどの基本的な違いや、APEXが推奨するシステムがどういったものなのか、まずはじめに大枠を田中代表から説明します。
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その後、ヘルマンさんから、設計の方法を順々に説明していきます。
私達が推奨する処理方法では、ゴミや油をとりのぞくプレトリートメントを通り、嫌気層を通し、最後に回転円板のある層に順々に汚水が流れて行きます。
その各層の大きさをどうやって計算するのか、どのようなプロポーションにすればいいのかが説明され、あとから自分たちでも設計ができるくらいの情報量です。
熱心にノートをとっている人もいらっしゃいました。
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皆さん真剣で、たくさんの質問が飛び交います。
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2日目には、みんなでバスに乗り会場を出発し、ジョクジャカルタに今年設置した施設を2箇所見て回りました。
一つめは学校、2つ目はメンディロ地区というところです。

メンディロ地区は、APEX通信83号の表紙にもなっていますが、処理施設の上に集会場も作られていて、周囲はある種の公園のような雰囲気です。処理水を活用して魚を飼うなど、とても素敵な場所になっていて、下水=汚い、臭いというイメージを持っているとびっくりすると思います。
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メンディロ地区については、Youtubeでもご覧いただけます。



最後に会場に戻り、ユニさんの方から、どのように手続きが進められていくのかについて説明します。
ある地域では、既にたくさんコミュニティ処理の施設があり、ポンプにかかる月々の電気代も政府が負担しているという話があり、とてもおもしろく聞きました。地方政府によって取り組みが様々だということがよくわかります。
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全体を通して、とても皆さんの反応がよく、今年度の設置に関する話も進んだようで、実りのある会になったと思います。

中村


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