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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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進む技術内容の周知と候補地選定(第三年次)

排水事業についてジョクジャカルタから今月の様子をレポートします。
先月のプログラム研修を契機にして、設置を検討したいという関心表明書がたくさんPUSTEKLIMに届きはじめています。
この後現地調査を経て、PUSTEKLIMが推奨するシステムが設置可能だということを確認する必要がありますが、おおよそ今年度の設置予定が見通せてきたというところです。



それに伴って、先日スラバヤ近郊のシドアルジョとグレシックの現地調査に行ってきたのでご報告いたします。

シドアルジョは、スラバヤの南方に位置しており、空港がある都市です。近年では、2006年より汚泥を噴出し続けている泥火山が有名で、その規模は世界最大とのこと。
シドアルジョ県では、近年IPAL Komunal(コミュニティベースでの排水処理の施設)の設置をはじめたばかりで、少ししかまだありません。
そこで、シドアルジョ県では、1つの既存IPALを現地調査してきました。

sidoarjo

sidoarjo

グレシック県は、スラバヤの北西に位置しており、アラス海峡に面し、マドゥラ島の対岸にあります。昔から港町として栄えていて、今も漁業と、工業が盛んなようです。
グレシック県は、USAIDの支援などもあり、既にたくさんのIPAL Komunalが設置されていて、地方政府によるメンテナンス体制も整っているとのことでした。
グレシック県では3つの既存のIPALを現地調査してきました。

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シドアルジョも、グレシックも、スラバヤという大都市の郊外に位置しており、住宅密集度がとても高いエリアになります。そのため、IPALを設置する場所を見つけるのが少し難しいという事情があるそうです。海に近く、川が多いので、水路のようなものが街中に張り巡らされており、そこに直接下水を放出するケースも多いようです。そのため、悪臭の被害は大きく、排水処理設備の需要は大きいように感じました。
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ジャカルタやスラバヤの人口密度は東京よりも高いというデータもあるのはご存知でしょうか?さらに、都市への人口集中も加速度的に進んでいます。
これからますます、上水・下水、ゴミ処理など、たくさんの人々の生活と健康をどのように支えていくのか、見て見ぬふりをできない状況になってくると強く感じました。


中村
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