国際会議 Seminar Internasional Indonesia dan Jepang “IPAL Komunal yang ditingkatkan untuk Indonesia maju”
Seminar Internasional Indonesia dan Jepang “IPAL Komunal yang ditingkatkan untuk Indonesia maju”(インドネシアと日本の国際セミナー インドネシアの成長に向けた、地域型排水処理施設の強化)と題しまして、国際会議が開かれましたのでその報告を致します。
ジョグジャカルタ州の上下水のインフラマネージメントの部署のIbu Rosdianaさんに、オープニングのスピーチをして頂きました。

「インドネシアの生活排水マネージメントに対する、政策とプログラム」として、公共事業国民居住省の生活排水マネージメント局のNanda Lasroさんから講演して頂きました。インドネシアでは去年大統領選があり、様々な公約が打ち出されています。2020年の今丁度プログラムが始まり、2024年に向けて動き出しているそうです。そういった政府の方針やターゲットについてのお話が聞けました。

続いて「水質汚染防止政策」として、環境林業省の家庭廃棄物、水質汚染管理局のIr. Noor Rachmaniahさんから講演がありました。水質汚染の種類や最近の増加傾向、水質汚染の原因や、それらにどのようなアクションを起こす必要があるのかについて説明して頂きました。

「嫌気性と好気性の組み合わせにより強化される中規模排水処理施設の開発と普及」としてAPEX代表理事の田中直からは、現状よく使われている、嫌気性処理施設の処理能力の問題点と、APEXがすすめる好気性処理である回転円盤を用いたシステムについてを解説し、今までのインドネシアでの成果について説明を行いました。

「組み立て式のコミュニティ型排水処理施設の試験基準の開発」として、公共事業国民居住省の開発研究機関住宅居住研究センターのElis HastutiさんとSri Darwatiさんから講演がありました。彼女らのラボラトリーで、様々な製品をどうやってテストしてその性能を測っているのか、つまり、性能をテストする基準を開発する過程について説明して頂きました。

「スポンジ担体を使用した家庭廃水処理システムと小規模産業廃水の開発と応用」香川高等専門学校の多川正准教授からの講演では、スポンジ状担体を充填した新規の散水ろ床(DHSろ床)というものがどういった物体なのか、それを用いたシステムの性能や、実際にエジプトで設置した話などを説明して頂きました。

「水辺の集落(川、ビーチ、沼地)向けの家庭排水技術の概要」としてバンドゥン工科大学のTjandra教授の講演がありました。インドネシアでは川岸に作られた水上集落などがあり、生活排水はそのまま水源に垂れ流されている現状があるので、その対策の必要性が説明されました。また、嫌気性処理や、回転円盤、バイオフィルターなどのシステムについても説明があり、それぞれの地域の条件によって適切に選ばれるべき、設計基準の開発も大事だということを説明して頂きました。

また2日目は実際にPUSTEKLIM/APEXが設置した回転円盤があるジョンカン地区に皆さんで見学に行き、会場に戻ってからはジョンカンから住民の方々に来てもらい、実際に使ってみてどうかを説明してもらいました。



ジャカルタの政府の方や、その中の研究所の方、そして大学、NGOと様々な立場の方々が登壇され、それぞれの役割の大事さや、協働の必要性をとても感じられました。参加者はトータルで100名程度になり、ジョグジャカルタ内はもちろん、ジャワ島他都市や、スマトラ島などからも参加頂き、盛況で良かったと思います。

中村
ジョグジャカルタ州の上下水のインフラマネージメントの部署のIbu Rosdianaさんに、オープニングのスピーチをして頂きました。

「インドネシアの生活排水マネージメントに対する、政策とプログラム」として、公共事業国民居住省の生活排水マネージメント局のNanda Lasroさんから講演して頂きました。インドネシアでは去年大統領選があり、様々な公約が打ち出されています。2020年の今丁度プログラムが始まり、2024年に向けて動き出しているそうです。そういった政府の方針やターゲットについてのお話が聞けました。

続いて「水質汚染防止政策」として、環境林業省の家庭廃棄物、水質汚染管理局のIr. Noor Rachmaniahさんから講演がありました。水質汚染の種類や最近の増加傾向、水質汚染の原因や、それらにどのようなアクションを起こす必要があるのかについて説明して頂きました。

「嫌気性と好気性の組み合わせにより強化される中規模排水処理施設の開発と普及」としてAPEX代表理事の田中直からは、現状よく使われている、嫌気性処理施設の処理能力の問題点と、APEXがすすめる好気性処理である回転円盤を用いたシステムについてを解説し、今までのインドネシアでの成果について説明を行いました。

「組み立て式のコミュニティ型排水処理施設の試験基準の開発」として、公共事業国民居住省の開発研究機関住宅居住研究センターのElis HastutiさんとSri Darwatiさんから講演がありました。彼女らのラボラトリーで、様々な製品をどうやってテストしてその性能を測っているのか、つまり、性能をテストする基準を開発する過程について説明して頂きました。

「スポンジ担体を使用した家庭廃水処理システムと小規模産業廃水の開発と応用」香川高等専門学校の多川正准教授からの講演では、スポンジ状担体を充填した新規の散水ろ床(DHSろ床)というものがどういった物体なのか、それを用いたシステムの性能や、実際にエジプトで設置した話などを説明して頂きました。

「水辺の集落(川、ビーチ、沼地)向けの家庭排水技術の概要」としてバンドゥン工科大学のTjandra教授の講演がありました。インドネシアでは川岸に作られた水上集落などがあり、生活排水はそのまま水源に垂れ流されている現状があるので、その対策の必要性が説明されました。また、嫌気性処理や、回転円盤、バイオフィルターなどのシステムについても説明があり、それぞれの地域の条件によって適切に選ばれるべき、設計基準の開発も大事だということを説明して頂きました。

また2日目は実際にPUSTEKLIM/APEXが設置した回転円盤があるジョンカン地区に皆さんで見学に行き、会場に戻ってからはジョンカンから住民の方々に来てもらい、実際に使ってみてどうかを説明してもらいました。



ジャカルタの政府の方や、その中の研究所の方、そして大学、NGOと様々な立場の方々が登壇され、それぞれの役割の大事さや、協働の必要性をとても感じられました。参加者はトータルで100名程度になり、ジョグジャカルタ内はもちろん、ジャワ島他都市や、スマトラ島などからも参加頂き、盛況で良かったと思います。

中村
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