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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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ジョンカン地区の排水処理設備の譲渡式

3月23日に、ジョクジャカルタ特別州スレマン県スリハルジョ村ジョンカン地区で建設された生活排水処理設備の譲渡式がありました。この排水処理設備は今後、ジョンカン地区の住民グループの手によって運営管理が行われます。当日は、ジョンカン地区の住民代表、サリハルジョ村村長のほか、スレマン県環境局衛生課長などの方々、約30名ほどの參加がありました。

ジョンカン地区譲渡式1ジョンカン地区譲渡式2
譲渡式のようす

ジョンカン地区譲渡式(譲渡に関する覚書署名)
譲渡文書への署名

このジョンカン地区の排水処理設備は、もともと嫌気性処理槽のみのシステムでした。住民は、この排水処理設備と排水を流す川の間にある空き地(以下の写真)に池を作って、魚を飼う計画でした。しかし、嫌気性処理のみでは処理水質は十分なものではなく、臭いもあることから、PUSTEKLIMの推奨する回転円板を嫌気性処理槽の後に追加することにしたのです。

ジョンカン地区排水処理設備隣接の空き地

住民グループの方は、この近隣では高齢者の方が多いから、今後、この空き地で魚を養殖したり、いろいろな果樹を植えたりして高齢者の方も参加できるような仕事を作りたいとおっしゃっていました。そのために、きれいな処理水を養殖池や果樹への水やりに利用するとのことです。

将来的には、ここが新たなモデル地区として生まれ変わる可能性も秘めているのではと思いました。

(APEX彦坂)

チレボン県の排水処理設備訪問、第2年次署名式

2月26日、排水処理事業の拠点のあるジョグジャカルタから電車で5時間かけて、チレボン県まで行ってきました。第1年次最後の建設となる排水処理モデルシステムの動作確認のためです。

チレボン県ムンドゥ郡ペンペン村では、政府予算で建設する嫌気性処理槽からなる排水処理設備に回転円板を追加供与しました。

チレボン県ペンペン村に設置された回転円板政府予算で建てられた嫌気性処理設備

ペンペン村では、同じく政府予算で建てられたMCK(トイレ、水浴び場、洗濯場の複合施設)もすぐ近くにあり、こちらの排水も同じ設備で処理されます。MCKも新設したのは、このあたりの住民宅はトイレの無い世帯が多いからだそうです。MCKの管理者用の部屋もあり、普段はそこでお菓子などを販売しているそうですが、訪問時には片付けられており、お菓子を囲いながらの会合の場となりました。

政府予算で建てられたMCKペンペン村村長との面会

私達と一緒に同行していただいたチレボン県公共事業局衛生課長と現地のファシリテーターの方、ペンペン村の村長さんを交えて、ここは西ジャワ州で最初にPUSTEKLIMの回転円板を取り入れたところだから、そのうち同州の各地から多くの人が視察しにくるようになるといったことなどを話しました。

その後は、今年、コミュニティ排水処理設備を建設する候補地の調査を行いました。
チアウィガジャ村役場を訪問サンピラン村の排水処理設備を訪問
(左:チアウィガジャ村役場で村長と面会、右:サンピラン村の排水処理設備を訪問して、設備の運営グループの人に話を伺う)

この事業は全体として3年間の計画で2017年2月13日に開始されたので、今年の2月12日には第1年次が終了していなければいけなかったのですが、長引く雨季などの影響で工事が遅れたため、2週間強延長させてもらい、2月28日までとしていただいております。2月27日にはジャカルタの日本大使館で第2年次の署名式が行われました。

第2年次署名式

APEX代表の田中が石井大使にAPEX/PUSTEKLIMの技術や事業内容について説明しましたが、「うまくいっている優良事業」という認識が大使館内ではゆきわたっている印象があり、たいへん好意的に受け止められたそうです。その期待に応えられるように第2年次も努力してまいりたいと思います。

(APEX彦坂)

セミナー「コミュニティ排水処理設備の新たな地平-良質で持続可能な設備に向けて-」の開催

1月16日、17日にジョグジャカルタ市内のホテルで「コミュニティ排水処理設備の新たな地平-良質で持続可能な設備に向けて-」という国際セミナーを開催しました。国際セミナーと言っても、インドネシア人以外は日本人2名(APEXの田中、香川高等専門学校の多川先生)のみですが。

参加者はジャワ島だけでなく、スラウェシ島、スマトラ島、ロンボク島からも集まり、計103名となりました。参加者の属性としては大学、地方・州政府機関、排水処理設備のファシリテーター、企業からの参加者が多かったようです。

初日(1月16日)の来賓・講師は以下の方々です(講演順、敬称略)。
スター付き画像-1

 ①カリヤンティ・プラティウィ(ジョクジャカルタ特別州公共事業国民居住局、人間居住部門計画課長)
 ②ヌール・ラハマニア(環境森林省、国内廃棄物汚染防止課長)
 ③スハルソノ・アディ・ブロト(公共事業国民居住省、居住地域における環境改善促進プログラム局、排水処理課長)
 ④田中直(APEX代表理事)
 ⑤コマン・ラカ(公共事業国民居住省、同局、衛生使途指定予算チームリーダー) 
 ⑥イクバル(インドネシア技術評価応用庁、環境テクノロジーセンター)
 ⑦多川正(香川高等専門学校准教授)
 ⑧モック・ショリヒン(ブラウィジャヤ大学、灌漑技術学科長)


2日目(1月17日)は現地視察から始まり、ロフィック氏、ワハヨノ氏両名の講演、パネル・ディスカッションが行われました。(以下、講演順、敬称略)
国際セミナー2日目の講師

 ①ジョクジャカルタ特別州スレマン県カラングワル地区の排水処理設備見学
 ②ロフィック・イクバル(バンドン工科大学、環境土木学部)
 ③ワハヨノ・ハディ(スラバヤ工科大学、環境技術学科、水再生研究室長)
 ④パネル・ディスカッション

セミナーでは、通常行われている嫌気性処理のみの排水処理設備では現在の排水処理基準を満たすことは出来ず、好気性処理を追加する必要があることが再確認されました。APEX・PUSTEKLIM(排水処理適正技術センター)は、その好気性処理として独自開発した立方格子状回転円板を採用しており、低コストかつ運転管理が容易で、接地面積が少なくて済むという優位性を持っています。

今回のセミナーでは、そのことを理論的・実証的にも参加者の方に理解していただくことが出来たのではないかと思います。実際に、このセミナーの開催中・終了後にも複数の地域の担当者から、PUSTEKLIM方式の排水処理設備の設置をしたいという相談を受けました。その中から、出来るだけ多くの地域への展開が可能になり、その結果、インドネシアの水質汚濁の問題の解決に少しでも貢献できることを祈っております。

セミナー会場の様子2セミナー会場の様子1
セミナー会場の様子

セミナー終了後の集合写真
セミナー終了後の集合写真

(APEX彦坂)

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