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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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流動層コールドモデル運転

 SATREPS事業のパイロットスケールの実験として流動層コールドモデルの運転を行っています。目的は主にガス化炉内に残留するチャーの抜出しを実験的に検討するとこ、ガス化炉と再生塔を循環する粘土粒子を解析することです。

 2016年4月にジョクジャカルタのディアン・デサに設置された流動層コールドモデルですが、空気を供給するブロワー能力が低いこと、空気を噴出するノズルの圧力損失が高いこと、実験に用いる適切な粒子の調整、装置からの漏洩などさまざまな問題がありましたが、すべてを解決し、10月頃から実験を開始しました。

Cold model4   CIMG3336_201702201427266d4.jpg
      (設置直後の流動層コールドモデル)                 (ブロワー追加改良の様子)
  
 その後もアクリル板の補強やバイオマス供給器からの漏洩、サイクロンの改良などを改良し、本格的な実験にうつっています。

 予想通り上手くいったところ、実験をしてみて初めて分かったことなどを検証、検討、改良をしていきます。

 実験はジョクジャカルタのディアン・デサで行っていますが、3月上旬にはBPPT研究員がジョクジャカルタを訪問し、流動層コールドモデルに関する合同ワークショップを行う予定です。

 (須藤)

新たな液体燃料生産方法

SATREPS事業では、バイオマスのガス化とガス化後に発生するSyangasを用いた液体燃料生産を行います。

プロジェクトの開始時点では、メタノール合成を行うはずでしたが、プロジェクトが進むにつれ
メタノール合成とは別の液体燃料生産法も試みることになりました。

別の方法って????
それは、ガス発酵という反応です。

Syangasには一酸化炭素や水素、二酸化炭素が含まれますが、メタノール合成の場合、メタノールの原料である
水素と一酸化炭素の割合が2:1になるように調整する必要があります。

また、上記のガス以外にも夾雑ガスがあるので、合成触媒を劣化させないためにもそれらを除去する必要があります。

ということで、メタノール合成を行う前に、以前にも紹介したガス精製を実施するわけです。


ガス発酵は、メタノール合成で使用する一酸化炭素と水素を微生物が取り込み、体内でエタノールを作ります。

ブログ

また生物反応であるガス発酵の場合、熱化学反応のメタノール合成よりも緩やかな反応条件(常温、常圧)で反応が起こります。

ブログ - コピー

もちろん、生物反応なので液体燃料の生産率が低いという欠点もありますが、総合的にみるとメタノール合成に取って代わるかも?!という報告もあり、可能性のある技術でもあります。

新しい技術ですが、アメリカやニュージーランドなどでは、すでに商業設備ができ始めており
勉強のため、アメリカにあるベンチャー企業を訪ねることになりました。

シカゴにあるLanza Techのオフィスです。
会議の内容は詳しく載せられませんが、創設者のひとりのシンプソン氏とお会いできました。
フレンドリーな方で技術内容について、お話を伺い、ラボも見せてもらいました。
IMG_2894.jpg

久々のアメリカで、広々とした土地と空がまぶしかったです~
IMG_2890.jpg

普段インドネシアと日本しかうろうろしないので、ザ・欧米を満喫しました。
メタン発酵以来の生物反応なので、ちょっとワクワクしています。
今後はメタノール合成と合わせて実施することになりそうです!

(APEX・河合)

SATREPS事業中間評価とJCC

2014年4月よりSATREPS事業が開始され、5 年間の事業も半分が経過し、
プロジェクトの中間評価が行われました。

JICAとJSTが11月22日からインドネシア側の研究機関BPPTとDian Desaへのインタビュー、
研究成果や進捗状況などの現地調査をしました。

私も現地での実験の様子や、成果、今後の予定などをインタビューされました。
会議の様子です。

CIMG3880.jpg

この調査を受けて、12月1日に第3回 JCC(合同調整委員会)が開催され、JICA(林氏、内藤氏、寿楽氏、福田氏)、
JST(堤氏、上阪氏)、群馬大学(野田准教授、宝田教授、渡邊教授)、APEX(多川理事、河合、須藤)、
BPPT(SATREPS 事業関係者)ら関係者が参加し、今後の方針のとりまとめが行われました。

今まで決められていた役割分担を見直すことや、全体で協力をしながら円滑に進めていくことが話し合われました。

また、バンドン工科大学(ITB)を正式なSATREPS事業の共同研究機関として、
ガス発酵研究を行っていくことが決められました。
参加者の集合写真です。

DSC_0729.jpg

これまでやってきた、基礎研究を生かし、
スケールアップへと進んでいきます。

(APEX須藤)

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