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インドネシアを中心に活動を行う特定非営利活動法人 APEXのスタッフ日記です。ここに書かれたことはスタッフの個人的見解であり、APEXの公式見解とは異なる場合があります。

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SATREPS事業中間評価とJCC

2014年4月よりSATREPS事業が開始され、5 年間の事業も半分が経過し、
プロジェクトの中間評価が行われました。

JICAとJSTが11月22日からインドネシア側の研究機関BPPTとDian Desaへのインタビュー、
研究成果や進捗状況などの現地調査をしました。

私も現地での実験の様子や、成果、今後の予定などをインタビューされました。
会議の様子です。

CIMG3880.jpg

この調査を受けて、12月1日に第3回 JCC(合同調整委員会)が開催され、JICA(林氏、内藤氏、寿楽氏、福田氏)、
JST(堤氏、上阪氏)、群馬大学(野田准教授、宝田教授、渡邊教授)、APEX(多川理事、河合、須藤)、
BPPT(SATREPS 事業関係者)ら関係者が参加し、今後の方針のとりまとめが行われました。

今まで決められていた役割分担を見直すことや、全体で協力をしながら円滑に進めていくことが話し合われました。

また、バンドン工科大学(ITB)を正式なSATREPS事業の共同研究機関として、
ガス発酵研究を行っていくことが決められました。
参加者の集合写真です。

DSC_0729.jpg

これまでやってきた、基礎研究を生かし、
スケールアップへと進んでいきます。

(APEX須藤)

メタノール合成実験開始

メタノール合成リアクターの保険手続きがやっと終わりいよいよ実験に取り掛かりました。

メタノール合成は200℃、100気圧という高温高圧条件で行います。
しかも使用するのは一酸化炭素と水素。

実験は安全に注意しながら行うのはもちろんですが、それでも何かのときのために保険をかけておきましょうということになりました。

でもここはインドネシア。
保険の見積もりから、保険内容の確認などいちいち手続きに時間がかかります。

そうして1年程度かかってやっと保険手続きが完了しました。

普通メタノール合成は50 bar~100 barという高圧条件下で反応させますが、本プロジェクトでは通常の1/10程度の低圧で合成を行う、低圧多段式を用います。

メタノール合成触媒が入ったリアクターを複数並列につなげ、原料ガスを供給します。

IMG_2337.jpg

リアクター内で水素と一酸化炭素が反応し、メタノールガスが生成されます。

メタノールは60℃以下で液体になるので、1つ目のリアクターを通過後、ガスを一度別の容器内で冷却し
ガス中のメタノールを液体にします。

というわけで、メタノール合成触媒を入れるリアクターと同様の形の冷却用の容器がついています。
図1

そうやって生成したメタノールをリアクターごとに引き抜いていき、次のリアクターに流しまた反応させます。
一度流しただけでは反応しきれなかった一酸化炭素と水素を、効率的にメタノールにすることができるというわけです。

P_20161116_130048.jpg

インドネシアとの共同プロジェクトなので、実験はもちろん現地スタッフと一緒にやります。
が、、BPPTのスタッフは、SATREPS事業だけでなく、他のプロジェクトも掛け持ちしています。

また、海外での研修も頻繁に行っており、不定期で忽然といなくなります。。。

できるだけ一緒に実験できるよう心掛けてはいますが、なかなか難しいことも。

一酸化炭素や水素といったガスも使用するので、安全にはくれぐれも気を付けつつ。。。。。

がんばります!

APEX・河合

バンドン工科大学との協力

バイオマスガス化後の液体燃料生産法として、メタノール合成を試みることで進めてきましたが

その後、メタノール合成の効率があまりよくないのではないかという可能性が出てきました。

メタノール合成は引き続き行いますが、他のオプションの検討も始めました。

生物・化学的手法による、ガス化ガスをもちいた液体燃料の生産です。

とゆーことで、以前から親交のあった、バンドン工科大学のチャンドラ先生を訪ねました。

IMG_2648.jpg

はじめは7月に。2回目は、BPPTのアディアルソ氏、野田先生も一緒に訪問しました。

IMG_2740.jpg

さすが、インドネシアの名門大学。ガスクロだけで、こんなにあります。
IMG_2742.jpg

チャンドラ先生の研究室では、微生物のストックももっているようです。
IMG_2673.jpg

正式にはJSTやJICAの了承が必要ですが、研究機関の間では、協力して研究を行うことで合意が得られ、実験を始めるための調査を進めています。

忙しくなりますが、がんばりたいと思います。

(APEX・河合)

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