APEX通信89号発行のお知らせ
こんにちは、APEX東京事務所の陽(みなみ)です。
APEXの会報誌「APEX通信89号」が発行されましたので、ご紹介いたします。
今回の通信では、「成長に依存しない社会をめぐって」をテーマに、「開発とNGO」研究会実施報告・参加者感想、フィリピン国際セミナー開催報告、持続可能な開発のためのハイレベル政治フォーラム2021公式サイドイベント開催報告などを掲載しています。ご高覧いただければさいわいです。

-コンテンツー
●成長に依存しない社会をめぐって
「開発とNGO」研究会実施報告、参加者感想
フィリピン国際セミナー開催報告
持続可能な開発のためのハイレベル政治フォーラム2021公式サイドイベント開催報告
第10,11回適正技術フォーラム開催報告
●APEX News
脱炭素提言キャンペーンのお知らせ等
「APEX通信」は、原則年3回発行し、会員の方にお送りしています。事前登録によりホームページの「会員のページ」からもご覧いただけますので、どうぞご利用下さい。また、登録をご希望の方は、事務局にご連絡ください。
なお、会員以外の方にもご送付が可能です。恐れ入りますが、1部につき300円のご寄付と郵送料(120円)のご納入をお願いいたします。ご希望の方は、メールにてAPEX事務局にお申し込みください。
APEXの会報誌「APEX通信89号」が発行されましたので、ご紹介いたします。
今回の通信では、「成長に依存しない社会をめぐって」をテーマに、「開発とNGO」研究会実施報告・参加者感想、フィリピン国際セミナー開催報告、持続可能な開発のためのハイレベル政治フォーラム2021公式サイドイベント開催報告などを掲載しています。ご高覧いただければさいわいです。

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●成長に依存しない社会をめぐって
「開発とNGO」研究会実施報告、参加者感想
フィリピン国際セミナー開催報告
持続可能な開発のためのハイレベル政治フォーラム2021公式サイドイベント開催報告
第10,11回適正技術フォーラム開催報告
●APEX News
脱炭素提言キャンペーンのお知らせ等
「APEX通信」は、原則年3回発行し、会員の方にお送りしています。事前登録によりホームページの「会員のページ」からもご覧いただけますので、どうぞご利用下さい。また、登録をご希望の方は、事務局にご連絡ください。
なお、会員以外の方にもご送付が可能です。恐れ入りますが、1部につき300円のご寄付と郵送料(120円)のご納入をお願いいたします。ご希望の方は、メールにてAPEX事務局にお申し込みください。
【報告】第11回適正技術フォーラム「脱炭素社会構築と原発 – 技術選択の適正さを問う-」
2021年9月11日(土)に、第11回適正技術フォーラム「脱炭素社会構築と原発 - 技術選択の適正さを問う - 」がオンライン(Zoom)で開催されました。今回のフォーラムでは、第9回、第10回でも取り上げました、脱炭素社会構築の議論を深めるべく、「脱炭素社会構築のための原発」という技術選択の適正さを、経済面ならびに安全面から科学的に検証し、議論しました。当日は、27名(講師・モデレーター・事務局含む)の方々にご参加いただきました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

講演の前に、まず、ATFJ/APEX代表理事の田中直より、〈脱炭素社会構築のための適正な技術選択に関する提言〉の紹介がありました。この提言の中で取り上げられている、これまでの脱炭素化検討の問題点の一つとして、「原発や、CCS、CCUS(二酸化炭素回収・有効利用・貯留)は、はたして適正で合理的な技術選択といえるか? 」というものがありますが、特にその点を今回のフォーラムで議論できれば、としました。

最初の講演としては、龍谷大学政策学部教授 大島堅一氏より、「原発の真のコストを考える」という演題でお話をいただきました。原子力発電は、「安い」と言われてきましたが、試算に含まれていない費用があることなどから、それは誤りであること、また、開発費用は国が、廃炉費用や損害賠償費用は電力消費者が負担する仕組みになっていることなど、原子力発電の主にコスト面に関する問題点について、データに基づきわかりやすくご説明いただきました。

次の講演として、元東芝原発設計技術者であり、原子力市民委員会委員の後藤政志氏より、「原発の『安全性追求』の技術的帰結」というテーマで、講演がありました。まず、日本での「安全性」の考え方の問題点についてご指摘があり、いかに日本の原発では安全性が成立していないかを、原発の構造に基づきご説明いただきました。また、福島原発事故から10年が経っても、解明されていない問題がまだ半分ほどあるそうで、そのような中再稼働をするのは、 "『次の令和の大規模事故を準備している』に等しい"と警報を鳴らされました。

続くパネルディスカッションでは、國學院大學研究開発推進機構客員教授古沢広祐氏にモデレーターをお願いし、2名のパネリスト(講師)とともに、議論を深めました。原発に関する議論をオープンにする必要性や、原発はなぜフェイルセーフをつくることが難しいかなど、一旦閉会後も、たくさんの質疑や意見が交わされました。
今後も、オンライン上でのイベント開催が多くなるかと存じますが、ぜひ積極的にご参加いただけますとさいわいです。

講演の前に、まず、ATFJ/APEX代表理事の田中直より、〈脱炭素社会構築のための適正な技術選択に関する提言〉の紹介がありました。この提言の中で取り上げられている、これまでの脱炭素化検討の問題点の一つとして、「原発や、CCS、CCUS(二酸化炭素回収・有効利用・貯留)は、はたして適正で合理的な技術選択といえるか? 」というものがありますが、特にその点を今回のフォーラムで議論できれば、としました。

最初の講演としては、龍谷大学政策学部教授 大島堅一氏より、「原発の真のコストを考える」という演題でお話をいただきました。原子力発電は、「安い」と言われてきましたが、試算に含まれていない費用があることなどから、それは誤りであること、また、開発費用は国が、廃炉費用や損害賠償費用は電力消費者が負担する仕組みになっていることなど、原子力発電の主にコスト面に関する問題点について、データに基づきわかりやすくご説明いただきました。

次の講演として、元東芝原発設計技術者であり、原子力市民委員会委員の後藤政志氏より、「原発の『安全性追求』の技術的帰結」というテーマで、講演がありました。まず、日本での「安全性」の考え方の問題点についてご指摘があり、いかに日本の原発では安全性が成立していないかを、原発の構造に基づきご説明いただきました。また、福島原発事故から10年が経っても、解明されていない問題がまだ半分ほどあるそうで、そのような中再稼働をするのは、 "『次の令和の大規模事故を準備している』に等しい"と警報を鳴らされました。

続くパネルディスカッションでは、國學院大學研究開発推進機構客員教授古沢広祐氏にモデレーターをお願いし、2名のパネリスト(講師)とともに、議論を深めました。原発に関する議論をオープンにする必要性や、原発はなぜフェイルセーフをつくることが難しいかなど、一旦閉会後も、たくさんの質疑や意見が交わされました。
今後も、オンライン上でのイベント開催が多くなるかと存じますが、ぜひ積極的にご参加いただけますとさいわいです。
夏季休業のお知らせ
日ごろより、APEXの活動にご理解、ご協力をいただきまして、ありがとうございます。
APEXでは、下記の期間を休業としますので、お知らせいたします。
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■夏季休業期間
2021年8月7日(土)~2021年8月16日(月)
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夏季休業期間中のお問い合わせは、メールでいただけばさいわいです。
休業期間中はご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほど、お願いいたします。
APEX事務局
APEXでは、下記の期間を休業としますので、お知らせいたします。
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■夏季休業期間
2021年8月7日(土)~2021年8月16日(月)
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休業期間中はご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほど、お願いいたします。
APEX事務局